たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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笑っていいとも! 10月31日観覧レポ

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思いっきりミーハーに、たまには私の心のアイドル・香取慎吾くんについても書いてみよう
と思います。・・・っていうか、いいとも!の観覧が久しぶりに当たったので、感想を♪

最初はレポをと思ったのですが、考えてみれば生放送で本番中の様子は皆様もTVの前で
ご覧になっていると思うのでやめました。
少しだけTVに映っていないところをレポしますと、CM中は動物園の狭い檻の中を
ウロウロしている珍獣のように、フラフラ・ゆらゆらしているだけで、特にFANへの
リアクションやトークはなし。(相変わらずでした。レポの意味がありません・・・)
あと、手慰みに衣装についてるボンボンなどを弄ったりしてました。
ほんとうに動物のよう。
あと同じくCM中、椅子に座っている時、一度奇妙な鳴き声をあげていました。
「※●△*◎」って感じで、言葉じゃなく、鳴き声(笑) 可愛かったです(涙)

そうそう、慎吾ちゃんは風邪をひいているのか、鼻がじゅくじゅくするのか、鼻を拭うこと
が多かったです。鼻のかみ過ぎか、小鼻が赤くなってたし。大丈夫かな? 
目の下はくまで、睡眠不足もあるご様子でした。

放送終了後は、千里子ちゃんが前回食べられなかった豆乳のモンブランケーキが登場! 
それを食べる食べないっていう争い?でした。実のある話や面白いトークはなかったです。
ロバートがネタを見せてくれたのと。
慎吾ちゃんもケーキは食べていました。ちゃんとちょっとずつフォークで小分けにしながら、
ぺロリとたいらげていまして・・・。可愛かった!! 慎吾ちゃんは昔からモンブラン
ケーキが好物なので、幸せそうでしたよ。無表情でしたどね(笑) 
千里子ちゃんのケーキ(半分)も食べちゃって。こちらは丸呑み。

詳しくは、多分今週末の増刊号に流れると思うので乞うご期待!!

感想らしい感想じゃなくてすみません。正直、慎吾ちゃんの可愛さにメロっていたので、
まともな監察などはできませんでした。ひたすら、可愛い~、可愛い~と心の中で呟いて
いた1時間半でした。

【追記】
ケーキトーク?の後に、月曜チームの団結力をUPするために飲み会をという話題になり、
前からその話はあったようなのですが、ちりちゃんが幹事のため、止まっていたらしい。
その理由が、慎吾くんに予定を聞こうと思ったら、恐そうだった(機嫌悪そう?)で聞けず、
そのせいで~~とのこと。
そしたら、小悪魔爆発?の慎吾は、「黙っていただけで、恐いとか言われても」と反撃。
タモさんたちも「慎吾くんは楽屋でも黙ってる時多いよね」と援護。
挙句、「飲み会をやることになんか意味があるんですか?」と!! 中居さん言うところの
ドSです(笑) ケーキの顛末といい、飲み会企画といい、31日の放送終了後のお楽しみ
は、ちりちゃん苛めな感じでした。可愛いから苛めたくなるんだろうな。

あと、タモリさんが子沢山の大家族の家の子供のことなどについて、ここには書きづらい
ブラックトークをしていたのですが、それに大ウケ&賛同するかのようにニマニマしてる
慎吾が、腹黒ちゃんぽくて可愛かったです。(→なんでも可愛いのかよ、私・・・)

衣装はハロウィン仕様。すごく可愛かったですよね?
トリック オア トリート!!


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中村屋兄弟トークショー*青山女子短期大学学園祭

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行って来たのは、青山女子短期大学の学園祭イベント。歌舞伎研究部主催の兄弟講演会。
しかし、司会は(たぶん)勘三郎パパのファンで兄弟を前に舞い上がっている顧問の先生+
研究部というには歌舞伎入門の入口に立ったばかりの女子大生2名なので、段取りはイマイチ。
質問内容もよくある感じだったので、最近の雑誌や筋書きでよく話している内容を受け答え
しているだけのご兄弟。というか、中村兄弟はトークがまだ上手くないのです。
そこが、可愛いのですが。
笹野さんとか、パパたちがいれば、ツッコミが入るので楽しくなるのですけれど・・・。
いちばん面白かったのはリアクションがクールというか鋭い、司会のゴマキ似の女子大生(笑)

とりあえず、相変わらずなご兄弟の質疑応答を一部レポしておきます。

■好きな演目&お役
勘太郎//踊りが大事。今は日本舞踊をしっかりやりたい。
七之助//弁天小僧。中村座でやらせてもらった時は緊張して、(浜松屋の頭)扇子を
持つ手が震えてました。

■女形が素敵な七之助さん。女性っぽいですよね?(→女子大生、どこを見て普段の七が
女っぽいと? そう見えるのかな?)
七之助//(オカマのデスチャーをして) こっちじゃないですよ。女性っぽいですかね~
(と困惑)
所謂イケメンじゃなくて、のっぺりした日本的な顔をしているので、どーにでも化粧でできます。
女形は女形という生き物なので、女っぽくはしないようにしてますね。

■今まであったハプニングを教えて下さい。
勘太郎//緊張しいなんですよ。中村座の第二回公演で義経千本桜の試演会をやった
のですが、僕は狐忠信、静御前は七之助がやることになっていたのに、一週間前に
なって、父が俺が(静御前を)踊ると言い出した時、すごく緊張しました。
で、(緊張をなくすために)いつも塩と水でお清めして、手におまじないをして、最後に
リステリンでうがいをするんですけど、その時は緊張のあまり飲んじゃって・・・。
具合が悪くなりました。

■ヤジキタはどうでしたか?
七之助//遊んでたみたいなものです。ほんと、ヤジさんキタさんって感じで、撮影の
合間もずっとくっちゃべってましたし、終わった後も二人で食事に行ったり。
ドンドコドンの山口さんとかもいたので、本当面白かった。毎日が楽しかったです。
1度も緊張しませんでした。

■休日は何をしてますか?
勘太郎//寝てます。うちの弟は遊びに行くのですが、僕は引篭もりなので・・・
七之助//(勘太郎の発言に)嘘ですよ。遊んでます。(会場に勘太郎のお友達が来て
いたので)よく出かけますよね。
勘太郎//飲みに行きます。六本木・新宿・渋谷に・・・。居酒屋です。
七之助//僕は、ボーリングとか、カラオケです。J-POPはなんでも歌います。
福山雅治とか。

■好きな女性のタイプ。
勘太郎//(女の子が)ゴハンを食べている時が好き。可愛い子。
七之助//グロスを塗ってる唇が好き。綺麗な子。兄とは好きなタイプの子が被らないので
喧嘩にはなりません。

■彼女はいますか。
七之助//好きな人はいますが、彼女はいません。
勘太郎//同じです。

■無人島に3つ持っていけるとしたら?
勘太郎//1*ナイフ、2*マッチ、3*女性。女性を連れて行ければ、そこから増やせるので、
で、国を作る。
七之助//喋れないと気が狂うので、1*友達、2*ナイフ、3*火。

■今だから言えること(お互いで)
(二人で顔を見合わせ)七之助//ないですね~。隠し事とかないので。恋愛の話はしない
けど、他はなんでも話すので。
勘太郎//彼、冷たいんですよ。(と、一応いつもの苦情)舞台をやったら毎日一緒。
兄弟仲良くと父にも言われて育った。一番強力なパートナーですし。普段でも身近なので・・・。
七之助//お相撲(若貴)とは違うんです。あーいうの、身内なのに悲しいですよね。

■寝る前にすること。
勘太郎→目覚ましをセットする。 七之助→メール。

■朝起きて一番にすること。
勘太郎→トイレ。 七之助→食事。コンタクトを入れる。

・・・と、一事が万事こんな感じでありまして、もっと気のきいたことを言え~と思っておりました。

来年の浅草歌舞伎、ご兄弟は「仮名手本忠臣蔵*五、六段目」をやるそーですよ!!
同月に松竹座で仁左&玉でもやる演目です。
六段目の切腹の場、ご兄弟に上手くできるのだろうか?心配でもあり、楽しみでもあります。

今日はこの辺で。


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雁治郎丈最後の日~十月大歌舞伎~

お疲れ様でした。雁治郎丈、最後の歌舞伎座

坂田藤十郎襲名を12月に控える、中村雁治郎さんの最後の舞台「河庄」を含む、
十月大歌舞伎・夜の部を観劇してきました。お席は三階A席でしたが、一生懸命観て
来ましたので感想などを書いておこうと思います。


【双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)引窓】

中秋の名月の晩、母(田之助)のもとに、実の子である相撲取りの濡髪長五郎(左團次)が
帰ってくる。長らくぶりの息子との対面に喜ぶ母。しかし、長五郎はあやまって人を殺め、
暇乞いをしに来たのであった。
そこにもう一人の息子(義理の息子)与兵衛(菊五郎)も帰ってくる。
与兵衛は、亡夫の跡を継ぎ、十次兵衛を名乗ってめでたく代官に取り立てられたところ。
その代官の初仕事は、下手人・長五郎を捕まえること・・・この皮肉なめぐり合わせを
描いた一幕「引窓」。各々が、各々を思いやる気持ちが切ないお芝居で、名作です!!
戯曲も素晴らしくて、伏線や、小道具(引窓や、それを開閉する縄)などの使い方が
上手いな~と、当たり前のことをしみじみ思いました。
役者もすべてはまり役。左團次さんの母を前に大関なのに「子供」に見える態、田之助さんの
後添えの子よりも腹を痛めた子の可愛さに我を忘れる母の本能的な情愛、菊五郎さんの
そんな義母の気持ちを汲んで自分の出世は捨てて長五郎を逃がそうとする優しさ、魁春さんの
得意である「きめ細かい配慮ができる」妻の心と、四者の役への気の入れ具合が素晴らしく、
文句なしの配役。菊五郎さんにおいては、昼の「岩藤」よりも、こちらの与兵衛の方が断然
よかったと思いました。中秋の名月の晩というのがまた憐れさを増して、たいへん感動した
一幕でした。泣けました。

【日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)】

玉三郎さんの人形振り。人形遣いに菊之助というこれまた文句なしの配役!!
恋する安珍を追いかけて日高川の畔までやってきた清姫。しかし、船頭は安珍に頼まれて
いるので船は出せないと言う。安珍の仕打ちに、嫉妬の情に狂い生きたまま鬼となった
清姫は、上半身は鬼女、下半身は蛇となり、日高川を泳いで渡って行く・・・。
文楽の日高川~そのまんまを歌舞伎にしたもの。
しかし、凄い。玉三郎さん、人形にしか見えない。人形に清姫の霊がのり移って動いている
ような、美しくも恐ろしい舞台でした。髪を振り乱し、鬼になったというのを見せるために、
口のあたりに鬼の面を一瞬つけるのですが、文楽人形の清姫の仕掛けみたいで、玉三郎さん
という生身の人が演じているのに、ぞっとしましたよ。
川を渡って行く時も、時折、一瞬だけ般若の面をつけるのですが、それがまた見事で、目の
錯覚なの? 今、般若になってなかった?といった具合に怖い。
凄いものを見た。玉三郎さんが美しいだけに、リアルな恐怖幻想となっておりました。
普通の人形振りじゃない、玉三郎さん独自のモノなだけに、リアルさが加わっていたのかも。

【~心中天網島~ 玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)】

雁治郎さんの最後の舞台として選ばれた「河庄」紙屋治兵衛は、初代雁治郎の当たり役で、
「頬かむりの中に日本一の顔」と謳われ、句碑まで残るほどのもの。
それを最後の演目に選んだ、当代の雁治郎さん。その思い入れは如何ほどだったのだろう
と、観て来た舞台を思い出しては考えてしまいます。
私は三階席だったので、治兵衛の花道の出(登場)が見られず、残念でしたが、花道七三は
見えたので、草履を履きなおし、辺りを見て極まる姿はバッチリ拝めました。
ため息が出るくらい、美しい姿でした。初代の治兵衛を知らない私は、現・雁治郎さんの
治兵衛は「頬かむりの中に当代一の顔」とでも表現すればいいのか・・・。
昨日は最後ということもあり、雁治郎さんの役に対する思い入れの深さが三階までひしひし
と伝わってきて、泣けるようなお話ではないと思うのですが、泣けてしまいました。
芸で泣かされるというのは、なかなかないことです。
昨日はまた休演されていた雀右衛門さんも復帰して、小春役をつとめていて、良かった!!
あああ、ほんとうに泣かされたな~。

私は雀右衛門さんも大好きなので、雁治郎の治兵衛、雀右衛門の小春と最高の顔合わせで
「河庄」が見れたのは、歌舞伎観劇の大事な思い出になりそうです。

芝居のあとには、雁治郎さんのご挨拶もありました。15年、雁治郎という名前で上方歌舞伎
を引っ張ってきた、その思いは最後の舞台で極まったようで、涙のご挨拶。
「まだまだ元気です。これからも上方歌舞伎の興隆に精一杯頑張っていきたい」というような
コメントのあと、客席の四方を見渡して、頭を下げる雁治郎さん。
その所作にまで品がよくて、美しかったです。で、私までもらい泣き。
「ご苦労様」「お疲れ様」などという温かい大向こうも降り注ぎ、素敵な夜になっていました。

お見送りもしてきました。
小雨降る中、楽屋口に集まったファン20名くらいにサインや握手などをして、最後に花束を
受け取って車に乗って去って行きましたよ。報道カメラも来ていたので、この模様はスカパー
などで見られるかもしれません。
私も治兵衛のプロマイドに、最後の「雁治郎」さんのサインを頂きました。
家宝にせねば・・・。

ともあれ、十月大歌舞伎・夜の部は名作が並び、どれも面白くて良かったです!!
昼の部も観たのですが、夜の部の方が良かったな~。


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勘三郎襲名*名古屋御園座*昼の部

御園座の感想です。

【お国と五平】

遅刻して見られず。かなり凹みました。

【口上】

金子国義画伯に描いて頂いた背景をコチラでも使用。
口上は、仁左衛門、三津五郎、橋之助、扇雀…と幹部俳優が列座しての華やかなものでした。
が! 内容は歌舞伎座でやった時とあまり変わらず目新しい話は出ませんでした。
ションボリ・・・。

【連獅子】

中村屋さんの三人連獅子は何度も見ておりますが、ほんとうに息があったコンビネーション
で実の親子でやっているからだわ~と感動します。
いつも、千秋楽では百回振るそうですよ、毛。<ご兄弟のお話。
襲名にも連獅子。中村屋さんにとっては、大事な演目の一つになっていますよね。
相変わらず素晴らしかった!! 拍手喝采でした。

【河内山】

仁左衛門さんの河内山を観るのも二度目でした。(前は2004年11月*歌舞伎座で。)
この狂言、タイトルがとても素敵ですよね。「天衣紛上野初花(くもにまごう うえのの 
はつはな)」。歌舞伎の題は、「心謎解色糸(こころのなぞとけたいろいと)」とか「忍夜恋曲者
(しのびよるこいはくせもの)」とか、素敵なモノが多くて、それだけでときめきます。

さて、河内山ですが、仁左衛門さんが素晴らしい!・・・と、これに尽きる感じでした。
幕切れの引っ込みの「馬鹿め!」も小気味よくってスッキリ。大満足で劇場を出られた
のも、最後の演目が「河内山」だったからのような気がします。

この河内山、江戸っ子なんですよ。なのに上方の仁左さんが演じる。こちとら気が短けぇ
んだ、早くしろいって感じの江戸っ子を上方の方がやるのって難しいんじゃないかと、
素人の私は思うのですが、違和感がないのがスゴイですよね。(→当たり前)
河内山は、品がよい高僧のふりをしていながら、所々悪党である凄みをきかせるのが
面白くカッコイイ、歌舞伎の悪玉ヒーロー。仁左さんだと元から品がいいので、高僧
ぶっていても素敵だし、凄んでも素敵でほんとうにウットリでした。

襲名なので宮崎数馬に勘太郎、腰元波路に七之助が抜擢され、舞台に華を添えており
ました。普段ではなかなか回ってこないお役を、襲名興行では観られるのが嬉しいです。

というわけで、名古屋まで出張してきました。
行った日が23,24日と終盤近かったせいで、プロマイドが結構売り切れてしまって
いて残念でしたよ。歌舞伎座のように着払いでいいから焼き増しして後日送ってくれ
たらいいのにな~。残念至極!! 襲名プロマイドは記念に集めているのに(涙)
あと、筋書き。名古屋は後半で写真入りが出るとかはなかったようです。
翌日が千秋楽という日を狙って行ったのは、新しい写真入りの筋書きが欲しかったから
なのですが、出なくてこれまたガッカリでした。
そうそう、襲名記念ワインが発売されていましたよ。「白波五人男」と「連獅子」ラベル
の2本。欲しかったのですが、私はお酒が飲めないのでやめておきました。中味が葡萄
ジュースだったら買ったのにな~(笑)

名古屋公演も連日大入り、補助席まで出る人気ぶりで、中村屋さんの襲名が世間でも
大注目の一大行事なんだなぁということを実感致しました。
ほんとうに、おめでとうございます!!


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勘三郎襲名*名古屋御園座*夜の部

待ってました! 中村屋さんの襲名興行「名古屋御園座*吉例顔見世」。
管理人Aは、中村屋贔屓ですので貯金を下ろして(笑)行ってきましたよ!!
ここだけの話ってわけでもないですが、私は襲名が平成十七年に行われると決まった時から、
地道に「襲名貯金」をしていたのであります。歌舞伎は幕見や三階席で見ればお手頃ですが、
一等席のチケットは高価なので、貯めておかないと急に出せる金額ではありません。
とくに襲名興行はご祝儀込みなのか、一等席が2万円もするのです。諭吉2枚ですよ!!
その上、大阪松竹座、名古屋御園座・・・と遠征するには交通費+宿泊費もかかるので、
私は前もってコツコツ貯めておいたのです。良かった、そうしておいて・・・(涙)

ともあれ、初めて行った「御園座」ですが、新しい感じの綺麗な劇場でした。
顔見世なので外(東玄関)にはまねきが27枚も上がり、なんだかまねきにある役者さん
たちのお名前を見るだけでワクワクしました。この日に観たのは「白波五人男」の通し。
久しぶりの勘三郎さんの弁天小僧です!! 好き。もう、好きすぎる!!
菊五郎さんや他の方がやる弁天小僧も好きですが、私は勘三郎さんの弁天小僧が大好き
なんです。信田小太郎と偽っている時の若衆姿、浜松屋での黒い振袖姿~赤い襦袢から
のぞく刺青の姿・・・、もういろいろテンコ盛りなのでファンにはたまらないのです!!
鼻息荒くなりますよ(笑) たぶん、江戸時代の娘さんたちも弁天小僧にはキャーキャー
しながら見ていたのだろうな~。まさに「萌え」です! 
かっこよくって、色っぽくって、可愛らしい。花形役者のための、華のあるお役ですよ。

弁天大好き!(感涙)

中村屋さんになると、かなりミーハー精神を発揮する管理人なので、ほんとうに大興奮、
終始楽しく観劇致しました。
南郷力丸の三津五郎さんもスッキリとした二枚目でかっこよく、日本駄衛門の仁左さんも
貫禄があり素敵で、たまらなかったなぁ・・・。

弁天小僧は黙阿弥さんの娯楽大作だと思っているので、しゃちほこばって観るよりも、
ややミーハーに、楽しく観劇するのが私は良いと思います。
今でいったら、堂本光一くんのSHOCK!を帝劇で観ているようなものだと思うし。
そういえば、勘三郎さんは「白波五人男は今だったらSMAPだ」みたいなことを雑誌で
語っていましたよね。江戸時代のSMAP=白波五人男。やはり、ミーハーに観てもよい
ものなのです。(※昔、SMAPも新春かくし芸大会で白波五人男をやってくれました。
が! 配役は覚えておりません。残念。)

襲名興行なので、千寿姫=七之助、浜松屋倅宗之助=勘太郎も出演。千寿姫は若くて綺麗、
宗之助は蔵前の場の「とと様~」が感動的で良かったです。

お話や芝居の感想は今回は省略します。
ただただ、楽しく観てきただけですので。一つ書くなら、「しらざあいって きかせやしょう~」
の、弁天の名場面。勘三郎さんの器用さが炸裂しておりました。あのキセルの使い方、見事
すぎます。私だったら何度も落としちゃいますよ。髪結新三の時も思いましたが、役者に器用さ
っていうのは大事ですよね。勘三郎さんはほんとうに器用です(涙)

【御園座・ご注意】
客席内飲食禁止です。歌舞伎座のように中でお弁当やお菓子が食べられないので、観劇前に
食事は済ませておいた方がベターです。


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歌舞伎~夢の担い手たち~ 染五郎&愛之助①

大失敗。5分ほど遅刻しちゃったよ・・・。でも、行ってきました。

歌舞伎~夢の担い手たち~ 染五郎&愛之助(IN アートスフィア)

そんなわけで、レポをします。ラブ兄素敵だった~(涙)
今夜は二部構成でして、第一部はキーワードをもとに今年の活動を振り返りつつ、歌舞伎
の魅力に迫っていくというもの。ナビゲーターは坂上みきさん。なぜか、2人のトーク
ではなく、個別に坂上さんとトーク。最初は染五郎さんでした♪

最近まで日生劇場に出ていらした染五郎さん(以下、染)は、「すっぽん料理」に嵌って
いるらしく、頭はすっぽん話。キーワードとして「血」という言葉を選んだのに、延々
すっぽんでしたよ(笑) 日生劇場の近くにお気に入りの美味しいお店があるのだとか。
「血」ということで話してくれたのは、「今までいろんなチャンスに恵まれて、挑戦して
きたけれど、自分(高麗屋)に所縁のある芝居が少なかった。でも、今年は毛谷村の六助
(金比羅歌舞伎)、金閣寺の藤吉(納涼歌舞伎)、寿曽我対面の曽我五郎(松竹座)など
をやらしてもらえて、縁のある芝居だから【血】を意識できた」ってな内容。
他に今年の染といえば、映画:「阿修羅城の瞳」「蝉しぐれ」。それの裏話というかお話
も少々。ほんとうは日本刀で人を切るには、2人くらいまでが限度。しかし、たいがいの
時代劇は魔法の刀なのか、バッサバッサと10人くらい切り捨てちゃったりする。
「蝉しぐれ」はそのあたりをリアルにやりたかったので、刀をたくさん用意して、刀を替え
ながら人を切るという場面を撮ったそうです。そんな話。あと、納涼の金閣寺の話題に
なって、藤吉は延々と弾正と囲碁を打っているのですが、最初は適当にやっていたら、
三階席のお客様などから「あんな打ち方はありえない」等のご指摘をうけ、PSの囲碁を
買って勉強したとのこと(笑)
最後に愛兄からの質問状ということで、「これまで歌舞伎以外にいろいろやってきました
が、今後やってみたい新しいことはありますか?」との問いに、「陶芸」と答えていました。
なんでも小学生の頃、幸四郎さんと亀田製菓のCMに出た時に、親子で轆轤を回した
らしく、そういう和の趣味を持ちたいとのこと。っていうか、そういうことをやれる
時間が欲しいっていうのが一番の希望だっていう纏めでした。染は忙しいので、たしかに
陶芸なんてやっていられないだろうな~。
来年また大きなサプライズ仕事があるそうですよ! 一月には教えてくれるそうです。
あと、歌舞伎を書いてみたいそうです。

そして、お次はラブりん。(→関西ではラブりんという愛称があるらしい。可愛い!)
狐狸狐狸ばなしの千秋楽から駆けつけた愛兄。会場にもキャストの方々が遊びに来て
いました。いやらしい役がお上手で・・・と、さかんにエロいとからかわれておりました。
まー、伊之助はエロいからしようがない。勘三郎さんのお得意でもあります(余談)。
愛兄は皆様もご存知のとおり一般家庭から歌舞伎の世界に入った方。染のような生まれ
乍らの御曹司ではありません。その経緯を話してくれたのですが、家が堺の工場地帯で
ダンプの通行が多く、外で遊んではいけない環境だったため、お母さんが塾に行かせる
かわりに松竹芸能の劇団に子役として入れたのが切っ掛け。
で、はずみで歌舞伎役者になんて言っておりました。真相は違うと思いますが・・・。
そして、愛兄が選んだキーワードは「愛」。愛兄の自筆の勘亭流の文字が背後にある
スクリーンに映し出されていました。お上手。どうやら、NHKの仕事で勘亭流を習った
ら、嵌ったらしく以降も続けているらしい。今年のお仕事としては新春浅草歌舞伎の
恋飛脚大和往来~封印切~や、宝塚との夢のコラボ~若衆歌舞伎~の話などを・・・。
が! 中村屋の話題は出なかった。残念!!
あと、博多座「三国一夜譚」(浅間左衛門役)の話になり、染に今回は他の役でも出して
よ~と言ってたのが叶ったのはいいが、竜宮城の亀大臣。お笑いのような役が・・・。
しかも、それが大人気になってしまい、出待ちのお姉さん方の9割が亀の愛兄の御写真に
サインをねだるほどだったそうです。愛兄の写真売上げでも一番人気だったみたい(笑) 
私も観たかったな~。
大河ドラマ(来年新春の新選組!!)の話題も出ましたよ。ちょこっと。狐狸狐狸と日程が
かぶっていたので大変だったそうです。芝居の仲間は毎晩飲んでいたのに、自分は撮影へ。
しかも、早くて朝3時。遅いと朝8時頃まで撮影で、疲れた~とのこと。
でも、お陰でナチュラルハイでいい撮影にはなったそうです!!
榎本役にも乞うご期待ですね♪ (しかし、愛兄は大河よりも仲間との飲みの方に魅力を
感じていたようですよ・笑)
染からの質問状は「多ジャンルやってますが、得る物は?」。愛兄のお答えは「いろんな
出会いがあるので、皆の役作りの違いとかが面白い。演出家と組むのも勉強になる。
(→歌舞伎には演出家がいないので) 引き出しが増える。」などでした。

本日の狐狸狐狸の千秋楽は思い切り遊んだようですよ。愛兄はなにか仕込んでやろうと
昨日の深夜、ドンキホーテまで行って物色したり、なんだりしたそうです(笑) 
で、舞台で使う箸をピンクのハローキティー箸にすり替えるとかの悪戯をした模様。
う~、観たかった!

以上第一部のレポでした。第二部のレポは下にあるのでスクロールしてね!

本日の衣装:二人ともダークスーツ。私が眼鏡を忘れたため、くわしくは不明。


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歌舞伎~夢の担い手たち~ 染五郎&愛之助②

第二部のレポも!

第二部は二人が着物に着替えてのトークと、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
の封印切の一場面をお役をとっかえっこしてやってくれました!! 面白かった。

トークのテーマは上方と江戸歌舞伎の違いって感じだったのですが、深い話はなく、二人
の好きな役の話をしてくれました。染は江戸歌舞伎から3つ。1つは、勧進帳の富樫。
2つ目は、お染七役の鬼門の喜兵衛(悪の華でカッコイイ)。3つ目に、寿曽我対面の
曽我五郎を挙げておりました。
ちなみに新年の興行、江戸歌舞伎は必ず曽我兄弟モノ、上方歌舞伎は傾城モノをやる
というのが決まりとなっております。そんな話も少々出ました。

愛兄は上方歌舞伎から3つ。1つは、寺子屋の松王丸。(→荒事というとお江戸のモノ
のようですが、菅原伝授手習鑑は文楽からきたものなので上方発祥です) 
2つ目は、封印切の八右衛門。3つ目に、同じく封印切の忠兵衛を挙げておりました。

トークは短めでしたが、その間、ずっと坂上さんが染はナルシスト、自分が大好きみたい
なことを言ってからかってましたよ。染も「総体的には、自分が好き」と認めていました(笑)

そして、お楽しみの「封印切」。舞台には畳が二畳分敷かれているものの、セットはなし。
衣装もなしというお芝居だったのですが、面白かったな~。1回目は、染が忠兵衛、愛兄が
八右衛門。2回目は、染が八右衛門、愛兄が忠兵衛をやってくれました。
やった場面は有名な八右衛門の口汚い煽りに、忠兵衛が金百両の封印を切ってしまうところ
のみ。「恋飛脚大和往来」という題のとおり、主役である忠兵衛の仕事は飛脚です。
その飛脚が客から預かっている金の封を切ってしまうということは、死罪を意味するもの。
そして、死を覚悟した忠兵衛は自棄になり、恋人の遊女・梅川を客の金で身請けするの
ですが、幸せなのは一瞬。事情を知った梅川とともに心中を……ってな上方らしい結末に。
その原因になる大事な見せ場を今夜はやったわけですが、役とっかえっこのお陰で、上方と
江戸の違いというか、松嶋屋型と雁治郎型?の違いというかがわかりやすくて良かったです。
しかし、お二人とも近年すごく成長した気がします。衣装も、美術もないのに、あれだけ
魅せてくれるなんて、今夜はお買い得というか、大満足しました。

私、八右衛門が好きなんですよね。上方の色男役は決まって、「色男、金と力はなかり
けり」って感じで、優柔不断だし、たいがい貧乏だし、いいのは顔だけで苛々するから
嫌いなんです。それに、染たちも言ってましたが、八右衛門をはじめとする悪役の言う
ことは正しいんですよ。貸した金を返せとか、道理にかなったことを言ってるのに悪役(笑)
で、貧乏のくせに女の尻ばかり追いかけてるような顔だけがイイ男が、主役で人気がある。
なんかおかしいです。まぁ、それが歌舞伎なんですけれども。
ともあれ、意地の悪い八右衛門という役は見てて憎たらしくて好きです。
「金のないのは首のないのとおんなじや」とか言っちゃうところが素敵!! 
個人的に、私は愛兄が忠兵衛、染が八右衛門の方が気に入りました。染は悪の華っぽい役
が似合うので、八右衛門は華じゃないけど意地悪なのが似合ってると思うの。
愛兄は中身はオッサンですが見た目はノーブルなお坊ちゃん風なので、忠兵衛のがいい!

ともあれ、かなり楽しんだ第二部でした。(拙いレポはこれにておしまい。)

余談ですが、今日は二人でアートスフィアの下にある喫茶店でおち合って、ネタ合わせを
していたそうですよ。早く行った方は目撃できたのでは? 

【お詫び】
愛之助さん、染五郎さんのお名前を愛称で呼んだり、略したりしてごめんなさい。
長くならないようにという配慮と、愛ゆえにですのでお許し下さいませ。


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ルパン

これは、絶対お薦めです! 「ルパン」ジャン=ポール・サロメ監督

久しぶりに最初から最後まで、ドキドキわくわくしながら観られました。
この胸の高揚感は、まさに小さな頃に学級文庫にあった「怪盗紳士ルパン」シリーズを
手に取り、ページを捲くっていったあの読書体験の再現に近い!!
ルパンFANが羨ましい!! きっと、この映画版ルパンは、原作に忠実ではありません
が、FANもそんなに怒らない映像化だと思います。新しいルパンの誕生として嵌れる筈!
あああ、本当に羨ましすぎる!!!

私は、モーリス・ルブランの「ルパン」も読んでいましたが、同じ学級文庫にあった乱歩
の「少年探偵団」により嵌ってしまったので、怪盗といえば、ルパンよりも二十面相と
いった少女時代を過ごし、未だに乱歩幻想の住人です。しかし、乱歩の映像化はこと
ごとく酷い。酷いというよりも、FANには惨い仕打ちが続いています。
同じ日本の横溝作品は、映像化にわりと恵まれていて、やはりこちらも羨ましい限り
なのですが、ルパンFANも羨ましいぞ!!! しつこいですが・・・。

私と同世代くらいの方なら、小さい頃に「少年探偵団」か「怪盗紳士ルパン」シリーズを
1冊位は読んだのではないかと思われます。少年少女の文学(読書)への入門書なので・・・。
子供に人気なシリーズの2本柱と言いますか・・・。私の中では勝手に少年探偵団派、
ルパン派と二大派閥が出来ており、小さい頃どっちが好きだったかとか、延々と妙に
拘っているので、本当に悔しいぞ! (→羨ましいを通り越している)

と、私の愚痴はいいとして、本当にこの映画「ルパン」はよく出来てます。
映像よし、ストーリーよし、サスペンスよし、ラブロマンスもよい塩梅と、難をつける
ところがあまりない。ルパンが盗む宝石がカルティエとのコラボと目にも豪華で美しく、
たまりません!
ルパン役のロマン・デュリスも、カリオストロ伯爵夫人役のクリスティン・スコット・
トーマスも素晴らしい! 綺麗で、チャーミングで、惹きつけられます。
ルパンに胸毛が・・・ってのが、私の美学から外れるのですが、外国女性は胸毛男=
セクシーの象徴らしいので仕方がない。そこは諦める。
原作は大きく捉えて3作品からとってますが、うまくミックスしてあるので忠実じゃない
けど、面白い! (いろんなエピが入ってますよ!)
「孤島の鬼」と「パノラマ島奇談」をミックスして「恐怖奇形人間」なんていう映画を
作ってしまう日本とは大違いです(笑) 

ともあれ、これは是非、スクリーンで観て欲しい映画ですので機会があったら観て!!


警告:【怪盗紳士ルパン】シリーズが本気で好きな方へ。

原作のルパンとはぜんぜん違うといえば違いますので、あの知的でクールな怪盗紳士様
を本当に愛してる人には薦められないかもしれません。映画のルパンはもっと人間味に
溢れているし、容姿もセクシーで可愛いですが、原作の挿絵などのイメージからはかけ
離れています。でも、こういうルパンもあっていいかな~という気持ちで観れば面白いと
思うのですが・・・。
クラリス、カリオストロ伯爵夫人も原作とは違う設定ですので、忠実じゃないと嫌だって
方は駄目かな~。どうでしょうか?
観てムカついた場合、乱歩FANの気持ちになって「乱歩R」とか「人でなしの恋」とか、
近く公開の「乱歩地獄」などを観て頂ければ、ルブランFANがどれだけ恵まれている
か、乱歩FANへの同情とともに納得してもらえるとは思います。


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カーテンコール

「半落ち」の次は、「カーテンコール」/佐々部清監督

映画「カーテンコール」の試写会から帰宅しました♪ 
本日観た映画は昭和という時代へのカーテンコールといった内容でした。
監督などがチラリと言っていた和製ニューシネマパラダイスとまではいかないですけれど、
良き日本の面影を残している下関を舞台に、懐かしい名画や歌を挿入しつつ、親と子(父娘)
の絆を描いた物語。在日韓国人の差別問題もそこはかとなく絡めております。
文部科学省選定作品になっただけはある考えさせられる作品で、余程ひねくれた人で
なければ泣けること間違いなしですのでお薦め。感動作?

私は日本映画が好きなので、映画の中に「座頭市」「網走番外地」などの映像が使われて
いることが嬉しかったし、なにより主題歌になっている「いつでも夢を」に少々思い入れ
があるので、映画の内容にというよりも、自分の蘇った記憶(思い出)に最後は泣けて
しまいました。「いつでも夢を」の脚本は、私が2~3年お世話になったシモ先生こと
下飯坂菊馬先生が書いているのですが、先生と関わっていた当時のことをいろいろ思い出
しました。私は映画が大好きで、情熱もあったのにな~。今それが過去形になっているのが、
いちばん切ない話です(笑)

【日記を見た方で・・・】

シモ先生の現在のご様子を知ってる方がいましたら、コメントでお知らせ下さい~。

夢を見れなくなった時代(現代)と言いますが、夢は大事ですよね~。そんなメッセージも
この映画にはあるような気がします。
ちなみに、監督は「半落ち」の佐々部清さん。邦画の良心って感じになりそうな監督さんです。
きっと、映画がすごく好きなんだろうな~、この人。
主演というか映画の軸になる幕間芸人に藤井隆(主に回想)。
個人的に津田寛治が好きなので、彼も堪能しました。なんでか好きな役者さんの一人です。

★★★★★★☆☆☆☆☆☆

最近の邦画は活気があっていいな~と思うのですが、私が生まれた頃、丁度この「カーテン
コール」が描いた時代~昭和40年代くらいに秀作が多い気がします。
良い俳優も多かった。
なにもかもが軽くなったなぁ・・・。寂しい。


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十月大歌舞伎 昼の部(追加)

【廓三番叟(くるわさんばそう】

華やかな幕開け。あっという間に終わるので、飽きなくていいです。
芝雀さんがとても綺麗+亀治郎さんの若々しさが印象に残ってます。
三番叟は、人形振りで見たのと、最近では中村屋さんの襲名行事で素踊りで見たのと……と、
幾度も見ていますが、どちらかというと奉納舞のような厳かなイメージがあったので、
廓を舞台に三番叟というのは意外で新鮮でした。

【加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)】

(序幕・試合の場/二幕目・草履打の場)

尾上様(玉三郎)のために、剣術の立会いの場に出て、獅子奮迅とばかりに頑張る召使お初
(菊之助)。いじましくて可愛かったです。
しかし、岩藤の菊五郎さんがそれほど意地悪く見えなかったのが、物足りなかった点。
なので、せっかくの草履打の見せ場も、大奥(CXドラマ)コントを見ているような錯覚に
陥り・・・(笑)
菊五郎さんは滲み出る愛嬌というか、楽しそうなオーラがあるので、意地悪さが薄れてしまう
のかもしれません。

(三幕目・尾上部屋の場・烏啼きの場・元の尾上部屋の場)

草履で打たれたくらいで自害を決意してしまう尾上様。自尊心が高すぎるのです。
尾上=玉三郎さんはピッタリでした。もう、一人ですべてを背負ってるような大きさというか、
存在感があり、演技も本当に素晴らしかった・・・(涙)。
お初を気遣う思いやり深い尾上様にジンワリと泣けてしまいました。

(大詰・仕返しの場)

お初が岩藤の悪事を暴き、仕返しする場。大好きな尾上様の敵を見事に討つのです。
この演目が人気なのは、この場があるからな気がしました。勧善懲悪モノというか、最後が
めでたし、めでたしで終わると観客は良い気分で劇場を出られますから・・・。
意地の悪い岩藤の策略で、生き恥をかき耐え切れず命まで断つ尾上。しかし、主人思いの
お初が、とっちめてくれたらスッキリするじゃないですか!?

加賀見山は、先にも書きましたが歌舞伎版「大奥」のような感じで、丁度、CXで第三章の
「大奥」も始まったところだったので、そんな感じに楽しみました。

玉三郎さん綺麗だった・・・。(→感想はこれに尽きます)


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ブラザーズグリム

「ブラザーズ・グリム」の試写を観て来ました。
家から近い会館での試写は観られると嬉しいです。

さて、映画ですが監督がテリー・ギリアムだし、グリムを大人向けに撮るなら、暗くて、
キモくて、後味悪いのかな~と予想して行ったのですが、そういう映画じゃなかった。
映像が綺麗なファンタジー。洋画「スリーピー・ホロウ」のような雰囲気もありますが、
怖くはないし。いや、人によってはちょっと怖いかもですが、私は楽しく最後まで観れました。
最後もハッピー・エンドで意外だったな~。良かった、良かった。

内容はグリム童話誕生秘話!? グリム兄弟の愛と魔法のアドベンチャーって感じです。
グリム兄=マット・デイモン、グリム弟=ヒース・レジャー、塔の女王=モニカ・ベルッチ。
いろんな世代の人が楽しめるエンターテイメント作品だと思うので、グリムが好きな方
でしたらどーぞ♪ 


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乱歩地獄+乱歩フォーラム2005

乱歩フォーラム2005と題した島田雅彦氏の講演+「乱歩地獄」試写会を併せた
イベントに参加してきました。久しぶりに乱歩の蔵も見学したよ!!

島田先生のお話は、たいへん「らしく」て素敵でした。乱歩を語るとしては切り口も
内容も浅く、軽かったのですが面白かったです。
浅草散歩をしてきましたって話で、乱歩は都市を妄想を映す鏡として捉え歩いていた
のではないか? といった内容。散歩というのは明確な目的が あってするものではなく、
何か面白いことないかな~とニュートラルな 状態でさ迷うモノ。そして、はっとする
ような美女や、悪夢のような 出来事、おどろおどろしい事件に遭遇するのを待つ。
乱歩は散歩の中で 色々なディテールを拾って、土蔵に返って妄想を広げて作品を書いて
いた。・・・とか、そんなお話でしたが、乱歩先生は土蔵の中、蝋燭 の灯で小説を書いて
いたなどと言われてますが、それはイメージであって 真実ではないのですよ!! 
その辺りは敢えて明かさない島田先生。

ピンときた話が1つありました。

乱歩作品に登場するエキセントリックな人物には、論理がある。それを乱歩作品に出て
くる「語り手」が懇切丁寧に解説し、心理まで説明して くれる。これはあらゆる作品で
一貫している。
乱歩は変態の心理&論理を小学生にもわかるように書いていた。今も幻の作家で終わらず、
新しい 読者を掴んでいる理由はそこにあるのでは? といった話。

確かに!! 愛しき変態&エキセントリック人間たちの心理や持論を事細かに解説して
くれている本なんて、乱歩の著作くらいかもしれない。
あと、「語り手」のことを爆笑問題に例えてたのもわかりやすかった。
太田だけだったら毒すぎて抹殺されてたかもしれないが、一般良識のある田中が解毒して
くれるから成り立っている。乱歩もただ猟奇・グロ・変態だったら読む人は気分が悪く
なるかもしれないが、「語り手」がいるから緩和されている。なるほど、なるほどと
思いました。

映画「乱歩地獄」

「乱歩地獄」期待してたのに、また酷いことになってたよ。
「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」という映像化が難しい作品にTRYしてくれた
ことと、好きな作品が映画化ということで楽しみにしていたのに、まー良かったのは
「蟲」くらいで。
実相寺昭雄には、もう二度と乱歩作品を撮らせないで欲しい。「鏡地獄」ありえない!
成宮クン(鏡地獄主演)の芝居が少々イマイチだったのは仕方がないとしても、酷すぎる。
いや、残りの作品が、ぴあフィルムコンテスト等の素人作品みたいな感じだったから、
確かに実相寺さんのが一番映画としてのクオリティーは高いのですが、「鏡地獄」を
なんであんな怪奇大作戦みたいな話にしてしまうのか!
「火星の運河」はどこが火星~やねん!と突っ込みたくなるような感じです。
ただ女体化する絵があるだけじゃん! 火星~のテーマ性とか丸無視かよ!! 
が! 浅野忠信のヌードが拝めるのでアリとしました(笑)。
「芋虫」は麻赤児の息子さん(大森南朋)が怪演。キモイ。グロイ。しかし、芋虫=芸術
ではないので勘違いしてくれるな! またテーマ丸無視です。ちょっと「盲獣」を足した
のかラストとか違いすぎるし。平井太郎(乱歩先生)=松田龍平ってのも嫌!!
「蟲」は緒川たまきちゃんが良かった! いちばん原作に近いというか、楽しめた。
オチが原作と違うのもコレはあり。蟲の主人公の男を浅野が演じていたのですが、愚か
で愛おしい感じがちゃんと出ていてGOODでしたよ!! 「蟲」は原作お薦めですよ。
人形愛、死体愛好がモチーフなんですが、大好きな女優を攫ってきて、殺して、お人形
さんのように愛していく男。
でも、死体は腐敗しちゃって蟲蟲蟲蟲蟲・・・ってなる。滑稽なのに涙が出る。
私のいけない妄想などを刺激してくれる良いお話なのです。

・・・「乱歩地獄」はあまり薦められない映画ですが、乱歩好きなら一応観ておいて
もって感じ。言いたい放題の私ですが、11月にもまた劇場で観ますよ(笑)


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