たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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12人の優しい日本人 ●初日観劇感想●

「12人の優しい日本人」がいよいよ始まりました。本日初日!!
(その前にプレビュー公演もあったので、初日という感は薄れてますが・・・)

公演日程: 11月30日(水)~12月30日(金) <11/27(日)プレヴュー・オープニング>
作/演出: 三谷幸喜
出演: 浅野和之、石田ゆり子、伊藤正之、江口洋介、小日向文世、鈴木砂羽、
筒井道隆、生瀬勝久、温水洋一、堀内敬子、堀部圭亮、山寺宏一



「もし、日本にも陪審員制度があったら・・・。有罪か無罪か? 12人の陪審員たちが
繰り広げる緊迫の社会派ドラマ。」という触れ込みの、このお芝居は、東京サンシャイン
ボーイズ時代に三度上演され、今回は4度目。2005年版としてリニューアルされました。
キャストも新しくなって、時事ネタが入るので主軸となるストーリの流れは変わらないですが、
新作として楽しめます!!

私は初演~を見られずに、映画や映像でしか見ていなかったので、観劇としては今回が初!!
すごく面白かったです。キャストも良かった。

このお芝居は、陪審員たちがとある事件を「有罪」か「無罪」か話し合い、決めるというお話
の流れ自体を楽しむ以上に、「日本人らしい人間関係」を楽しむものなんだなぁと思いました。
12人それぞれ個性があって、かといって滅多にお目にかかれないエキセントリックな人たち
というわけではなく、誰にでも「身近に似たような人いるよなぁ~」と思わせる小市民たち。
皆さんも1~12号の陪審員の中に、きっと自分の近くにいるタイプの人を見つけられると
思います。もしくは、自分自身に近い人がいるかもしれない。

私がいちばん共感できたのは鈴木砂羽さんの演じた8号。陪審員になったものの、家で留守番
している子供のことが気になって携帯メールをしたり、話し合いでも流れ次第で有利な方に
うま~くのっちゃったりして、実は「早く家に帰りたい」って思っている。
落ち着きのないところも含め、自分が陪審員になったら8号タイプになるんだろうな~なんて
思いながら見ておりました。
他の陪審員たちもそれぞれに共感できるところがあり、わかる、わかるそういう風になっちゃう
時あるよね、と納得しつつ、時々笑いながら見ていました。

あまり話の内容を書くとネタバレになるので控えますが、「12人の優しい日本人」は、そう
いう日本人の典型のような12人を観察して楽しむっていうお芝居です。
そして、三谷さんはそういうどこにでもいる長所・短所のある日本人たちを優しい、あたたかい
目で見ていることに気付かされ、最後には観客も三谷さんと同じく、優しい気持ちで12人を
見ている。(→これが仕組み?) 年の瀬に見るには、良いお芝居です。心温まりました。

たぶん、観ている人は、融通がきかず、すぐに熱くなる2号(生瀬勝久)にムカムカすると
思うんですが、やっぱり最後には優しい気持ちで、「2号さんも頑張って」と見方が変わる筈。
う~ん、三谷さんは人間に優しいなぁ。しみじみ。こういう視点で身近にいる人のことを見られ
れば、世の中から争いとか、いじめとか、そういう醜いものがなくなるのに・・・と思う。

ともあれ、2時間15分ノンストップ。中だるみのない緊迫感のある、そして笑いも多い芝居
でした。

★★★★★★☆☆☆☆☆☆

役者さんのこと。

生瀬さんが良かった~。みなさん、上手い方ばかりで安心して見られるのですが、中でも
私は生瀬さんに自然に目がいっちゃいました。嫌なヤツなのに、だんだん可哀相になってくる。
あと、江口洋介さんもミステリアスな感じで良かったです。はじめて舞台の上の江口さんを
見ましたが、スタイル良くて、顔もかっこよくて、ドラマで見る以上に素敵な人だと思いました。
小日向さんも、温水さんも、石田ゆり子さんも、みんなみんな魅力的な役者さんで、本日は
12人に心から魅せられてしまいました。
いい芝居だった。いい芝居は、いい役者さんが揃ってこそいい芝居なんだな~。大満足。
DVDになるといいな~。

【これから観に行く方へ】

●休憩がないので、トイレは先に済ませておいた方がいいです。
●パンフレットは1800円。他に、ポスターなどのグッズあり。
●今月発売の「なにわバタフライDVD(三谷作品/戸田恵子一人芝居)」の会場予約あり。
会場で予約すると、送料無料、クリアファイルのオマケがついてきます。6300円。
私は昨年の「なにわバタフライ」にすごく感動したので、さっそく予約しました。
●会場で3月のPARCO歌舞伎の宣伝映像を流しています。染五郎さんが渋谷の街を走る!
カッコイイので、宣伝だけで期待が高まりました!!


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銀座三越*クリスマスチーキー実演販売スタート

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★写真左から、キャロルさん、マージョリーさん、ジョン・パークス副社長★

11月30日より、銀座三越でチーキーの実演販売が始まりました。(4日の日曜日まで開催)

今回来日したテディベア職人さんは、メリーソート社では熟練のマージョリー・ワイルドさん、
キャロル・トーマスさんです。そして、副社長のジョン・パークス氏。
ジョン・パークス氏は、ご自身がデザインした「ジョンパークス・パンキンヘッド」でも
チーキーFANには馴染みが深い方。今年もお会いできて、元気そうなお姿に嬉しくなり
ました♪
なんといっても英国紳士ですので、サインや握手をお願いしても、とても優しく接して
くれますよ。いつも感激です!!

私は本日、芝居を観に行く前に途中下車。夕方の実演会場に駆けつけ、昨日お迎えした
レインボーちゃんに、サインを入れてもらいました。
あと、来年はあるかどうかわからないので記念写真も♪

99年頃から毎年恒例で、この実演販売をやっていますが職人さんたちは実はリタイア
なさっていて、この日のためだけに来て下さっているのだとか・・・。
いつまで、来て下さるのかわからないので、行ける時に行っておかないと後悔しそうで、
無理して行って来ました。お陰で芝居には滑り込みセーフの大慌てで行く羽目になりました
が、行ってよかったです。

やっぱり、何度見ても愛らしいチーキーが目の前で誕生するところを見ると感動します。
私も趣味でたまにテディベアを作りますが、あのスピードと、上手さには茫然としちゃう。
刺繍とかほんとうに早いですよ!! 今日も新しい1体が生まれるまでを見ていましたが
すごかった。下の画像はお鼻などの刺繍がされる前のチーキーのお顔です。
これに、マージョリーさんたちが黒の刺繍糸で鼻と口を入れると、あの可愛いチーキーの
お顔になるんです(涙)
200511301627000.jpg

今日の様子ですが、まだクリスマスパンキーも、ベイビーカシミヤも、チーキー ウィズ 
ドレスも、お迎えされるお家を待っていました。
実演チーキーもまだまだ余裕があったので、週末でも間に合うと思います。
売り切れてたのは、昨日完売したレインボーちゃんと、15インチのクリスマスチーキー、
あと、スペシャルチーキーのかぐや姫みたいな子が売約済になっておりました。はたして、
105万のゴージャスな子のお家は決まるのか!? 楽しみです。

私はもう一度、4日の日曜日に遊びに行く予定です。いろいろ、会場限定の小物も発売して
いるので、買い逃しがないかチェック!!
本日は、チーキープリントリュックのSサイズを購入。これは、自分の持っているチーキー
にプレゼント。Sサイズだと8インチの子に丁度いいかな~。
他にもジャケットや、デニムバッグなども発売されました。(初日は店頭に並んでいません
でした。遅れて登場!! 下の画像が私が買ったリュックです。525円。)
200512010152000.jpg

12月5日には国内・海外のテディベアアーティストさんの実演販売も予定されています。
こちらも要注目!! 私は行けないので残念です。田辺洋子先生が来るのにな~(涙)


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(BlogPet)

きのうは正直に観賞したいです。
いやきのうKANTAが、歌舞伎座が中心みたいなビックリしなかった。
しかし歌舞伎座の本質も登場したかったみたい。
しかしきょうKANTAが釘付けした?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「KANTA」が書きました。

銀座三越*クリスマス with テディ (チーキー)

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今年もやってきました「クリスマス With テディ」 IN 銀座三越
このイベント、テディベアの中でもとくにメリーソート社のチーキーFANに大人気
なんですよね。
毎年、徹夜組も出るほどで・・・。今年も徹夜組や始発組の方も多かったそうです。
上の画像は、三越の正面玄関近くのエントランスコートに特設されたテディベアコーナーを
外から撮ったものです。人間くらい大きなベアが三体並んでいて可愛いです♪
ベア好きの私は、このウィンドウを見ただけでドキドキしますよ。

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さて、今年の限定チーキーたちのご紹介。
上の画像の子は、クリスマスチーキー2005。サイズは10インチで、赤いタータン
チェックのマントを纏っております。
純白のカーリーモヘアに、黒い瞳。足の裏など(ポー)はアイボリーで、ホワイトクリスマス
って感じのラブリーなチーキー。限定250体。
98年の日本限定しんじゅにかなり似ています。しんじゅはとても人気があって、今では
ちょっとプレミアもついており入手困難なので、探していた方はこの子のマントを外して、
オーガンジーのリボンをつけたら、しんじゅちゃんのようで良いと思います。
しんじゅちゃんをお持ちの方は兄弟にしたら絶対可愛いですよ!!

しかし、今年の難点。マントの裏側が赤の水玉の布で、ちょっと安っぽいんです。
なんで普通の無地にしてくれなかったのか!! 
そんなわけで、私は今年のクリスマスチーキーはパスしちゃいました。
尚、これと同じタイプで15インチ版もありました。タータンの布地で作った8インチチーキー
とセットで、限定10体。夕方には1体だけ残っていました。キャンセルが出たのかな?
あと、明日30日~は実演販売があります。クリスマスチーキーをメリーソートの職人さん
が目の前で作ってくれて、それをお迎えできるのです。副社長さんもいらっしゃるそうなので、
ジョン・パークス氏のサインを足裏に入れてもらうことも可能。こちらは、まだまだ余裕が
ありましたので、実演を見学に行きつつ可愛い子をお迎えするのもいいかもしれません。

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↑こちらは8インチの女の子チーキー。「チーキー ウィズ ドレス」です。
お洋服を着た可愛らしいチーキーなので、女のお子様へのプレゼントにいいかな~と思い
ました。限定50体。ゴールドのカーリーモヘアに黒い瞳です。まだいっぱいあったので
週末でも間に合うかもしれません。
私は8インチのお顔があまり好きじゃないので、これもパスしました。

200511291618001.jpg
↑クリスマスパンキー2005。耳裏とお腹がピンク色、あとはクリスマスチーキーと同じ
純白のカーリーモヘアで出来ています。サイズは10インチ。青い瞳で王子様っぽい感じ。
淡いグリーンが基調のマントが瞳の色に似合ってて可愛かった。裏側はゴールドです。
ラブリー系のパンキンが好きな方ならお薦めかな? 今年はチーキーよりパンキンの方が
良かったな~。マントが問題。マントさえ・・・(涙)
私はパンキンよりも、チーキーが好きなのでお迎えしませんでしたが、いちばんのお薦めは
この子かな~。可愛いです。

200511291618000.jpg
↑こちらは、「チーキー ベイビー カシミヤ」8インチです。限定50体。
カシミヤで作られた暖かそうなチーキー。もう見るからにベイビーちゃんなので、出産祝い
などに贈ったら喜ばれるかも!! しかしながら、モヘアじゃなくカシミアの布地で作って
いるため、お顔のばらつきは少々あります。あと、ちょっと顔が長く感じちゃうかも??

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↑こちらは特別仕様のチーキーちゃん。お値段も高いです。
ホワイトミンクのゴージャスなコートを着ているチーキーは、105万円!! ビックリ。
宝石をいっぱいあしらっているので値段は妥当なのかもしれませんが・・・。
十二単の着物を着ている、かぐや姫のようなチーキーは、262500円。これならまぁ、
ボーナスでっていう方もいるかも!! すでにもう1体あるはずのピンクのドレスの子は
売り切れておりました。現物見たかったのにな~。
この子たちは、全て限定1体。オンリー1のチーキーです。

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↑最後がこの子。「レインボーチーキー2005」12インチです。限定50体。
私が今年のクリスマスベアに選んだのはこの子です。実は、最後の1匹だったのです・・・。
今年は我慢しようと思っていたのですが、午後になってキャンセルで出てきた?この子を
見たら一目惚れというか、ベア好きならわかって頂けると思うのですが運命を感じて
しまい、抱っこした瞬間にはレジへ迷うことなく向かっていました。
まさか、お迎えしてしまうなんて!!
でも、毎年のお楽しみでもあるので1体くらいなら・・・と、自分で妙に言い訳してみたり。
可愛いですよ~。ピンク色のビブと、お揃いのバッグがついてます。ビーニータイプなので
くたくたで可愛いし、う~ん、ボキャブラリーが貧困なので表現できませんが、とにかく
可愛いのです。
私がお迎えした子も、最後の1体だったのに、お顔が可愛かったので、12インチだし、
顔のバラつきが少なかったのかも!! ラッキーでした。

他は、ミニクリスマスチーキーも4種出ています。2002~今年までの歴代の銀座三越の
クリスマスチーキーのミニチュア版。こちらはお値段が10500円とお手頃なのが良いです。

は~。今年も可愛かった。クリスマス用に作られる銀座三越限定のチーキーたちは、ファン
のいちばんのお楽しみだと思うのですが?
皆さんはどの子を選びましたか? 偶然会場で会ったベア友達のSさんは、私と同じレインボー
ちゃんをすでにお買い上げしておりました。
今日はベアを見たあとに、ベア仲間の方々とお茶もしまして、とても楽しかったです。
次には名古屋三越限定も控えております。(12月6日~)
今年のボンドストリートは可愛いですよね♪ あと、パンキーブリテッシュグリーンもDMで
見て素敵だな~と思いました。私は流石に名古屋までは行けないので、ベア仲間の報告を
楽しみに待っていようと思います。

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PARCO歌舞伎*決闘! 高田馬場(三谷幸喜) 詳細! 

PRRCO劇場のHPに、2006年3月2日から始まる「決闘! 高田馬場」の情報が出ました!

作・演出/三谷幸喜
出演/市川染五郎、中村勘太郎、市川亀治郎……他
日程/2006年3月2日(木)~26日(日)
一般発売/2006年1月22日


三谷幸喜と市川染五郎、構想8年、念願の歌舞伎作品。
ガングロ、コギャルを掻き分けて、渋谷の街を颯爽と、
高田馬場へ!いざっ、駆け抜けん!!

ついに詳細が・・・。しかし、チケットは取れるのでしょうか?
今丁度やっている「12人の優しい日本人」の時も、たいへん苦労したので心配だなぁ。

チラシも出来たようです。こちらをご覧下さい。
かなり、観たくなりますよ!!
3月はコクーン歌舞伎もあるし、歌舞伎座では十三代目片岡仁左衛門十三回忌追善興行が
あって、松嶋屋さんも好きな私は、これも観たいし。お金が……!!

ちなみに、追善興行にかかる狂言は、仁左衛門さんが菅丞相の「道明寺」(昼の部)、
片岡我當さんの与次郎、片岡秀太郎さんがお俊の「近頃河原の達引」(夜の部)と決まって
おります。「道明寺」は絶対に観たい。

やっぱり、2006年も歌舞伎が熱いですね!!


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梅津貴昶の会 IN 歌舞伎座(日本舞踊)

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第十回・梅津貴昶の会を観賞してきました。

歌舞伎が好きでも、「梅津貴昶って誰?」という方も多いかも知れませんね。
実は、私もよくは知りません。日本舞踊の梅津流(創流今年で20年)のお家元で、踊りが
上手で、歌舞伎座でもリサイタルができるほどのスゴイ人ってくらいの知識です。
梅津貴昶さんの踊りを見るのも今日が初めてでした。

【荻江「松竹梅」(吾妻徳彌、中村勘太郎、貴昶)】

貴昶さんの信念に「舞踊家は素踊りをすべき」というのがあるそうです。
その信念に基づき、「松竹梅」も素踊り。貴昶さん、勘太郎くんは黒の紋服+袴、吾妻さんは
女性なので白くは塗っていましたが派手すぎない着物で踊っていました。
第一の感想は、「上手い人だと素踊りでも素敵なんだなぁ」です。
私がよく見る日本舞踊は「歌舞伎の日本舞踊」なので、綺麗な衣装、豪華な舞台セット、
化粧もしっかりな華やかなモノなのでほんとうに新鮮でした。

いやはや感嘆しましたよ。日本舞踊っていいなぁ……って、自分も習いたくなるくらいで。
以前、(歌舞伎の)お弟子さんの勉強会で素踊りの「松竹梅」を観た時は、地味で退屈、踊り
はつまらない・・・なんて思っちゃったのですが、面白いんですね。
なんでもそうですが、一度観ただけで良し悪しを決めては駄目なんだわ。反省。

「松竹梅」は、お祝行事によく踊られるモノ。荻江節の曲に合わせて踊るのですが、
松→竹→梅で曲調+主に踊る人が変わるので楽しめます。本日は松→貴昶、竹→勘太郎、
梅→吾妻徳彌でした。(たぶん。詳しくないので間違っていたらすみません)
品格があり一番だぞっていう重みがある松をお家元、若々しく清爽な竹を勘太郎くん、
色香漂う梅をご本人も綺麗な吾妻さんが踊るというのは、イメージに合っていて良かった
と思います。
私は日舞には不敏で、見方もなにも未だによくわからないのですが、上手い、下手の区別
くらいはつくようになりました。その程度の私には、まともな感想が書けませんが、
上手な人たちの日舞は飽きないし、見ごたえがあると知れただけでも収穫だったと思って
います。

【地唄「葵の上」(坂東玉三郎)】

二幕目は玉三郎さんの「葵の上」。地唄舞です。
これは源氏物語の葵の巻をもとに作られた能「葵上」を近世上方の三味線歌曲に直したもの
だそうで、能が元なだけはあって、静謐でウッカリすると眠くなる感じの舞踊です。
が! 玉三郎さんだとあまりの美しさに、目が釘付けになってしまい、あっという間に
終わってしまった印象。綺麗だったなぁ・・・。
玉三郎さんは、歌舞伎の時のように、ちゃんと葵の上の扮装をして、白塗りでやって
いましたよ。しかしながら「葵の上」を素踊りでやったら、淋しすぎると思うので、衣装が
あって良かった。玉三郎さんだと、源氏物語の本から抜け出たようになりますし(涙)

感想は、いつの時代も嫉妬の情に狂う女は恐くて、憐れなんだなぁ……という。
六条御息所は才媛で、身分も葵の上に匹敵するほど高い女性なのに、光源氏を愛して、
その愛が自分の手元から去ってしまうと、理性的だったのが嘘のように物狂おしく、生霊
までとばすほどの哀しい人になってしまう。どれだけ賢い人でも、恋を前には愚かになって
しまうものなのですね。賢いぶん、思い詰めてしまうのでしょうけれども……。
しかし、ほんとうに恐いのは、こういう六条御息所のような人は現代にもたくさん存在して
いて、私たちの身近にいるということ。(お后ってな身分ではないでしょうが。)
そんなことを考えさせられた玉三郎さんの「葵の上」でした。
源氏物語は、昔一度読んだだけなので、これを機会にもう一度読み返したいなぁ。
今読んだら、きっと思うことが変わっていると思うので。

長唄【春興鏡獅子(中村富十郎、貴昶)】

貴昶さんの「鏡獅子」。なんと、素踊りです。初めて観た!!
長唄連中はいつものごとく豪華で超一流なのに、素踊りでやってしまうなんて、こっちの方
が贅沢だと思いました。
富十郎さんに連れ出されてくる「小姓弥生」が、紋服の貴昶さんでほんとうに驚きました。
予備知識なく行ったので、鏡獅子は歌舞伎で観るような可愛らしい娘姿で出てくるものだと
ばかり思っていたのです。なのに「松竹梅」と同じく紋服のみ。これはビックリでした。
(↑ド素人なので、すみません)
私は歌舞伎で観る「鏡獅子」が大好きで、ある程度の流れや、見所の振りは頭に入って
います。よく観たのは勘三郎さんの「鏡獅子」と、海老蔵襲名の時の海老様の「鏡獅子」で、
脳内再生できるほどDVDでも繰り返し観ているのです。
だから、素踊りでやられるといろいろ衝撃でした。びっくりまんじゅうです(笑)

前シテの弥生の踊りは素踊りでもいいとしても、後シテの毛振りはどうするんだ……?と
ドキドキワクワクで。そしたら、手獅子を持って再登場、毛振りじゃなくて踊りで魅せて
くれるのです。これがまたイイ!! 正直、「鏡獅子」は素踊りで踊った方がその本質が
わかりやすいというか、素敵だな~と思いました。
歌舞伎の真骨頂ともいえる豪快な毛振りも「待ってましたァ!」って感じで好きですが、
踊りで後半を見せるほうがカッコイイと感じたのです。不思議。

あと、鏡獅子につきものの、胡蝶の踊り(たいがい子供が2人で対に踊ります)が省かれて
いました。これは弥生→獅子の精の衣装に着替える為の間ツナギなので、素踊りの場合、
いらないんでしょうね。

あああ、素敵だった~。観に行って良かった!!
日本舞踊っていいものだなァと開眼しましたよ。私はブログのTOPにも書いていますが、
中村屋さんのFANなので、勘三郎さんの素踊りでやる「鏡獅子」も観てみたいです。
きっと、イイと思うのよ。しかし、日舞をやっている友人に聞いたら、素踊りでやるのは
舞踊家の特権のようなもので、歌舞伎でやる舞踊で素踊りはできないとの話。そうなのかぁ。
舞踊会でいいからやって欲しいのになぁ・・・。

そんなわけで、初めて観た素踊り中心の日舞の会。予想外の大満喫で新しい世界が開けました。
西洋のバレエの方が踊りとしては好きだったのですが、日本の踊りもぜんぜん負けてない!!
これからは、いろいろ踊りの会も観に行ってみようと思います。
ほんとうは自分も習ってみたいのですが、かかる金額を知っているので観るだけでいいです(笑)

【オマケ】

鏡獅子の曲ってカッコイイですよね。とくに「それ清涼山の石橋は~」で始まるところが
カッコイイ!! 三味線も、笛も、鼓もかっこよくて、無理なのに習ってみたくなります。
三味線はやってみたいな~。

そうそう、後見は小山三さんがつとめていました。(→鏡獅子)


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ミニかにぱん チョコ

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私は小さい頃から三立製菓の「かにぱん」が大好きです!
小学校の時も、プール帰りや学校帰りによく買って食べていました。
かにぱん歴は長いですよ。

そんな私ですが、昨日コンビニへ行ったら「かにぱん」の新製品に出会ったのです。
その名も「ミニかにぱん チョコ」。3個入りです。
普通のかにぱんよりも小さい、手のひらサイズのが3個。どんなパンかと言うと、かにぱん
にチョココーティングしただけって感じなのですが美味しい!!
気のせいか、普通のかにぱんより生地もしっとりやわらかく感じました。あのパサパサ感
が薄れているというか・・・。

かにぱんはカタチも可愛くて、食べる時に切れ目に添ってちぎって、ちょっとしたパズル
感覚で食べるのも楽しいパン。が! チョココーティングされてるミニかにぱんチョコでは
それが出来ないのが淋しいかな?

ちなみにかにぱんの楽しい食べ方については、三立製菓のホームページをご覧下さい♪

http://www.sanritsuseika.co.jp/index.htm

たまに、このブログにプチグルメを紹介しているのですが、かにぱんが登板するとは!
実は管理人、普段の食生活はかなり酷いというか貧しいのです(笑)

●よく買って食べるパン→かにぱん (友人に笑われるほどよく食べます)
●主食→最近はお茶漬け。しかも、1日1食。おかずはたいていナシ。たまに納豆や卵で
たんぱく質を補給……しているつもり。
●おかず→最近は飽きて食べてないのですが、湯豆腐(水炊き)。白菜・きのこ・長ねぎ・
豆腐しか入りません。週に1度くらい豚肉をオプションで。
●おやつ→チョコレート。最近は明治のノアールを1日1枚、お茶の時に食べる。
あと、蜂蜜のお湯割り(ジュースがわり)。

こんな駄目すぎる私ですが、お茶だけはマリアージュなどの高級茶葉を愛用しています。
こんなことでいいのだろうか? ちゃんと食べないとな~。

追伸/去年の夏頃によく見かけたチョコなしの「ミニかにぱん」を近頃見かけません。
なくなっちゃったのかなぁ。可愛くてお気に入りだったのに・・・。


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歌舞伎がユネスコの無形文化遺産に選定!

書き忘れていた嬉しいニュース!

国連教育科学文化機関(ユネスコ)が25日、「人類の無形文化遺産」を新しく43件
発表。日本の歌舞伎も選ばれた。(朝日新聞より引用)


能楽、文楽に続いて、歌舞伎も無形文化遺産に!!
すごいなー。嬉しいなー。・・・と思っていたのに書くのを忘れていました。
かといって、伝統文化継承にばかり縛られず、今のように進化しつつ、伝統を重んじて
守るべきところは守って、歌舞伎が後世にも繁栄して行くといいなぁと思います。

3月には三谷幸喜さんも歌舞伎に取り組んでくれるそうですし、中村屋の襲名で沸いた
今年以上に来年もますます歌舞伎は元気になりそうです。(→PARCO歌舞伎)
同3~4月 は、コクーン歌舞伎もあります。
春は渋谷で歌舞伎!ってのが注目を浴びそうです。

あと、2年後に建て直される?歌舞伎座。改修工事なのか、すべて壊して新しく建てるのか
は知らないのですが、あの雰囲気をなくして欲しくないな~。
無形文化遺産になったついでに、歌舞伎座の建物も今のまま遺して欲しい。
ヨーロッパでは、昔の建築物が今尚ちゃんと守られ、建っているのだから、日本の技術で
それが出来ないわけはないと思うんですが・・・。
駄目なの? なんかモダンな西洋風の歌舞伎座になっちゃったら、淋しすぎます。

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更新のお知らせ

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画像はミラクルさんの制作されたエールベア・勇(ゆう)くんです。
小さくて可愛い子なので、連れ歩いています。
そういえば、お亡くなりになった大成駒さんもヌイグルミが大好きだったんですよね。
「歌右衛門合わせ鏡」、関容子さんの著作ですが何度読んでも最後で泣けてしまいます。

更新情報

▼歌舞伎関係の感想やレポをUPしました。6~10月の追加です。
少ないですが、興味のある方はどうぞ。

・5/6ザ・ワイド~中村屋ファミリー~
・コクーン歌舞伎(6月)
・七月大歌舞伎(松竹座・勘三郎襲名興行)
・和文化たしなみ講座(七之助くん&笹野さんトークショーレポ)
・九月大歌舞伎 昼/夜
・染五郎さん、愛之助さんのトークショー(10月)
・中村屋兄弟学園祭*トークショーレポート(10月)
・十月名古屋御園座*勘三郎襲名興行
・十月大歌舞伎(歌舞伎座・昼の部)

観た日付のところに追加してUPしましたので、お手数ですがカテゴリーの歌舞伎のところ
から遡って下さい。


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CATS SPECIAL EDITION

CATSのスペシャルエディションのDVDが届きました。
先日、劇団四季のCATSを観て、UK版はどうなのだろう?と気になって仕方がなかった
ので、ライブ収録ではないですが、ミュージカルをフィルム用に撮ったUK版「CATS」
を買ってみたのです。
これは舞台をそのまま撮ったものではなく、CATSの生みの親であるA.L=ウェバーが
映像化したもの。といっても、映画化になっているとかではなく、舞台のディテールを映像
で完璧に再現し、ただの舞台撮影よりも見やすく、感動しやすく作った感じです。
日本では最近、歌舞伎の中村屋さんが「シネマ歌舞伎・野田版鼠小僧」を上演して話題に
なりましたが、それと近い印象です。映像でもライブ感覚で楽しめる。

さて、感想ですが、とても良かったです! 素晴らしい! エクセレント!
劇団四季のCATSも良かったですが、UK版もすごく良い。
どっちがいいと言われると難しいのですが、劇団四季のCATSは客席参加型で楽しませて
くれる舞台、UK版はただただ魅せてくれる舞台といった差があるので、これは好みの
問題で甲乙つけがたいです。演出はもちろん、曲まで一部違うのでほんとうにこれは比べ
にくいな~と。
大人が個人で観るならUK版、ファミリーで観るなら劇団四季を薦めたいかも。

UK版ですが、キャストがもう素晴らしくレベル高いです。とくにグリザベラのエレイン・
ペイジの歌唱力、表現力には圧倒されました。DVDなのに、ものすごく感情移入して泣けて
しまいましたよ。劇団四季で観た時のグリザベラは声がちょっとこもる感じの方だったので、
それが私の耳には切なく聴こえたのですが、エレイン・ペイジの声は通って、綺麗で、それで
いて切なく、胸を打つのです。やはり、海外にはスゴイ人がたくさんいる。
あと、日本版では派手な海賊船の劇中劇へと繋がっていく劇場猫の場面、UK版は地味で
劇中劇も省かれているのですが、老いた劇場猫を故ジョン・ミルズ(当時90歳、映画FAN
ならご存知の名優)が演じているので、その名演技にダダ泣きしました。
昔の芝居は良かったんだ……と回顧する劇場猫のモノローグを、数々の名画に名脇役として
出演してきたジョン・ミルズが演じるなんて、これ以上のはまり役はないし、説得力が
ありすぎます。これは推測ですが、90歳のジョン・ミルズでは、若かりし頃の芝居を回想
のように見せる海賊船の激しい場面は演じることが難しいと思うので省いたのかな~なんて。
いっそ、背景にスクリーンを出して映画「大いなる遺産」や、「ライアンの娘」などを流して
も良かったかも? ……って、これではジョン・ミルズ祭りになってしまいますね(笑)
もうひとつ、個人的にご贔屓のラム・タム・タガー猫! UK版の彼、最高です! あまり
にセクシーな腰振りにちょっと笑いつつ、カッコイイ~とメロっちゃいました。
他の猫たちもみんな素晴らしいです。ため息出ます。

実は届いた日に3度も観てしまいました。でも、飽きないのです。
CATSは名場面、名曲の連続。個性豊かな猫たちのお陰で楽曲、ダンス等もバラエティに
富んでいて楽しく、ジンワリするところは涙が出るほどジンワリしますし、ほんとうに何度
観ても飽きないんですよ。傑作ミュージカル!! 遅ればせながら、かな~りCATSの
世界に魅了されています。なんでもっと早く観なかったのか!! 
ロンドン行って観たいぞ~と調べたら、CATSはテロの関係?で終了していたのです。
大後悔。昔行った時に観ておけば良かった。A.L=ウェバーといえば、「オペラ座の
怪人」一辺倒でロンドン滞在中でもそればかり観ていた自分に、なんで「CATS」も観な
かったんだ!とタイムマシンに乗って罵倒しに行きたいくらい凹んでます。お金を貯めて
来年・・・と夢見ていたのにな~。ガッカリ。ガッカリすぎる。
仕方がないので、このDVDを何度も観ようと思います(涙)

DVDには映像特典もついています。これがまた興味深く、ためになり、とても感心
しちゃうメイキングやインタビューで良かったです。
舞台裏を知るとますます作品が好きになったりしますよね。


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十一月大歌舞伎~夜の部~

十一月大歌舞伎/夜の部。三階A席から観て来ました。
記憶メモがわりに感想を書いておきます。

【嬢景清八嶋日記*日向嶋景清(ひにむかうしまのかげきよ)】

父と娘の情愛を描いた一幕。昼の部の一幕目「息子」が父と息子の情愛モノだったので対
のよう。
平家最後の生き残り・悪七兵衛景清(吉右衛門)は、自らの手で両目を潰し、盲目となって
日向国で生きながらえています。目を潰したのは厭世のため。繁栄する源氏を見たくない
のです。
そこへ、生き別れとなった娘・糸滝(芝雀)が、肝煎佐治太夫(歌昇)に伴われて会いにきます。
娘は自らの身を廓に売ったお金を、父に渡したい、親孝行がしたいといじましく健気なのですが、
景清は武士であったプライドを捨てきれず、娘に優しい言葉をかけてあげることもできないまま
追い返してしまいます。残されたお金と、書き置き(手紙)。その手紙で娘が自分のために身を
売ったと知った景清は、「その子は売るまじ・・・」と泣き狂う。
最後は娘を助けるために、平家方の最後の生き残りとして源氏にその身を引き渡して幕。
なんか辛い話だったなぁ。「俊寛」みたいでした(舞台も雰囲気も・・・)。
しかし、吉右衛門さんは巧い。ちょっと泣けてしまいました。自分が平家の将であったことから
今は追われる身、そんな父親がいたら娘は幸せになれないと思い、あえて辛くあたる、その心の
葛藤がなんとも切なく、胸に伝わってきました。じんわり。

【鞍馬山誉鷹(くらまやまほまれのわかたか)中村大改め初代中村鷹之資披露狂言】

富十郎さんのご長男・大ちゃんが、初代鷹之資と改名する披露演目。とにかく豪華! 可愛い!
すごく癒されました。
祝幕が開くと、舞台は紅葉が美しい鞍馬の山。そこに長唄連中の方々が並んでます。華やか!
話は幼少の牛若丸の強さをアピールするだけって感じなのですが、もう、ほんとうに大ちゃん
が可愛くて、一生懸命で良かったです。まだ6歳なのにしっかりつとめておりました。
口上も兼ねていましたが、富十郎さん、ほんとうに大ちゃんが大好きで、目に入れても痛く
ないくらい可愛がっているんだな~と、またまたじんわり。心配そうに息子の口上挨拶を
見守っておりました。このお祝いに華を添えてくれた役者さんは、雀右衛門、仁左衛門、梅玉、
吉右衛門。後見は信二郎さんがやっていました。大ちゃんはほんとうに幸せ者です!
将来が楽しみ。歌舞伎はこうやって受け継がれていく芸を観る楽しみもあるので、これからも
ずっと観ていきたいです。

【連獅子(れんじし】

高麗屋親子(幸四郎&染五郎)の連獅子。・・・なんだろうか、いまひとつでした。
毛振りとかのタイミングなどが合っていないんですよ。う~ん。
体調不良だったのかな? 

【おさん*茂兵衛  大経師昔暦(だいきょうじむかしごよみ】

梅玉&時蔵のおさん・茂兵衛。近松芝居です。実際にあった事件を元にしたものだそうです。
なんか後味が悪い世話物で、私はあまり好きじゃない話でした。
旦那の不貞をとっちめようと、女中と口裏を合わせて女中部屋で待つ女房おさん。
しかし、その寝所に入ってきたのは手代・茂兵衛。二人はお互いを確認しないまま不義密通の
罪を犯してしまい、死を覚悟して逃げて行く。月夜の塀に浮かび上がる二人の影は、まるで
ハリツケにされた姿のようで・・・って、なんで感じの悪いエロ亭主のせいで、おさんや真面目に
生きてきた茂兵衛がそんなことにっていう理不尽極まりない話なんだもの!!
あ~、すっきりしない。最後の幕がアンハッピーだと歌舞伎座を出る時の足取りが重くなるのは
何故だろう。
時蔵さんは相変わらず美しく、ウットリだったのですが、内容が切ないので凹みました。
個人的に、最後の幕は「文七元結」とか「鰯売恋引網」みたいな明るい世話物の方が好きです。
楽しい気分で劇場を出たい。

十一月の夜の部は、大ちゃんの可愛らしい姿がいちばん印象に残っています。
毎月1~2枚舞台写真を買うことにしているのですが、今月は昼の部の熊谷陣屋の仁左衛門丈
1枚と、大ちゃんの晴れ姿1枚にしました。筋書だと溜まってしまうので、写真にしています。


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野田MAP「オイル」

オイル/野田MAP (今更に感想をUP!)

『オイル』という芝居は、日本の神話時代(古代)と大戦後のアメリカ進駐、原爆投下前、
そして9.11テロから始まる現代が重層的に、時間軸を越えて展開していきます。この違う時
間たちが綾なす物語はやがて大きな一つのうねりとなってクライマックスへ。

このお芝居は、野田作品のわりに、とても台詞表現がストレートで、どんどん胸に伝わって
くる感じが新鮮でした。野田さんにしてはわかり易いというか、ありえないくらい直球勝負。
今だからこそ伝えたい。野田さんの無垢なメッセージは観客全員に届いたと思います。

「オイル」はアメリカ人にとっては「自由」のことですが、「オイル」=「老いる」ことで
あり、今しか見ていない私たちも、いつか老いて死んで溶けて腐って地中深くに沈むオイル
になる。つまり、この『オイル』という芝居が伝えたかったことは、戦後日本に生きる日本
人は本当に自由なのか? アメリカはその「自由」とやらを守るためにイラクを侵略したけ
れどそれは正しいのか? 日本は原爆を2つも落とされたのに報復してはいけないのか? 
その時の痛みをもう忘れてしまったのか? といったようなことだと思います。
観ている間も、観た後も、今も考えさせられています。
日本人は戦後、名ばかりの自由と平和を手に入れて、それに満足したのか呆けていたと思う
んです。そして、大事なことを忘れていた。私たちは日本人であり、私たちの血肉には
長い、長い歴史が受け継がれていること。戦争を含め、忘れていい歴史なんてなにもないと
いうこと・・・。
私も忘れかけていました。それを思い出させてくれたこの『オイル』という芝居。
こういう、ただ面白いだけじゃなく、意味のある良い芝居が書ける作家さんって、あんまり
いないんじゃないかな? やっぱり、野田さんは凄い。天才だ!
ガツンと横っ面はられたような感じがしましたもの・・・。
 
『オイル』という題も、石油をめぐる争いを書いたことも本当にタイムリーで、2年も前(2001)
から構想があったことが嘘のようです。現在とリンクしすぎ。先見の明があったのか・・・? 
いや、そうじゃなくて天才には芝居の神様が味方につくのだと思う。時代が野田さんの脚本
についてきたように錯覚させるような。この時期に、この芝居をあてられたというのは本当
に奇跡。狙ってもできないです。
だからね、天才には途方もない運もあるんだな~って思いました。それを合わせてこそ、
やっぱり天才なんだと思うのです。

出演者のことも少し。主演の松たか子。『オイル』の彼女は良かったです。見直しました。
藤原竜也も蜷川芝居の彼とは違う良い面を引き出してもらえてたんじゃないかな? 
幾度か彼の芝居は見ていますがいちばん良かった♪ 
小林聡美と片桐はいりはさすがに上手いです。野田さんは・・・いつ見ても不思議な存在感
ですね~。役者・野田秀樹も好きです。

追伸/テーマは重いですが前半とかすごく笑えましたよ。ラストは静寂でしたが・・・。
本当に面白く、かつ考えさせられる内容でした。

【評価】
★★★★★
2003年4月11日~5月25日 渋谷シアターコクーン
作/演出 野田秀樹 
野田MAP第9回公演/オイル

2003年 4月 23日に管理人は観劇しました。

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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ

リトルショップ・オブ・ホラーズを青山劇場まで観に行って来ました。(17日夜の部)

【CAST】
KABA.ちゃん振付/出演:シーモア 山本耕史、 オードリー 上原多香子、
ムシュニク 小堺一機、 オードリーⅡ 和田アキ子(歌&声のみ録音で出演)他 

【ストーリー】
アメリカのスラム街。スキッド・ロウ通りにある「ムシュニク・スキッド・ロウ・フローリスト」
の店先に、ハエトリ草に似た珍しい不思議な花が置かれた。その花は客を引き寄せ、みるみるうち
に店を繁盛させた。花屋の店員シーモアは、同僚オードリーにちなんで、その花をオードリーⅡ
と名付け、一生懸命世話をする。が、その花の正体は、人類の存在を脅かす、世にも恐ろしい敵
だったのだ・・・。(パンフから引用)

★★★★★★☆☆☆☆☆☆

明るく楽しいファミリーミュージカル的なものを予想して観に行ったのですが、哀しい話で
切なかったです。意外な裏切りだ!!

曲は全体的に楽しい感じなのに、内容がとにかく切ない。
シーモアは孤児院育ちで、ムシュニクさんに引き取られるものの、日々こき使われ、いつか
そんな日々から抜け出すことを夢見ている。ただ願うのは、大好きなオードリーと平凡な幸せを
手に入れること……っていう優しいイイ子ちゃん。
オードリーは父親に捨てられたトラウマから、男の人に依存しているのだけれど、自分は幸せに
なってはいけないと思っているらしく、酷いDV男と付き合っていて……。夢見ているのは、
シーモアと同じく普通の幸せなのに……。
ムシュニクさんも酷い養父ではありますが、どうも天涯孤独。ゆえに強欲といった感じで、メイン
の人物がみんな不幸なんです~(涙) 切なかった。

【ここからはネタバレです】

結局、オードリーⅡと名付けた人食い花にみんな食われて死んでしまうというアンハッピーな
結末で、えええ~っと思いました。人食い花の魔力で一瞬だけ富と名声は得たものの、シーモアも、
オードリーも、ムシュニクさんもみんな幸せになれないまま終わっちゃう。どうもこれは日本版の
オリジナルEDらしいのですが、私はハッピーな結末が観たかったですよ。切ないので・・・。

ミュージカルとしての感想は、主演の山本耕史くんが頑張っていたという印象です。
やはり、舞台経験が多い方なので器用だし、そつもなく、声も「弱っちなシーモア」のイメージ
で良かったです。ただ、耕史くんはスタイル抜群+顔も可愛いのでシーモアが憐れさが薄れて
いたかも? 私のイメージのシーモアは、背も低くて、顔もイマイチなモテなそうな男の子なん
ですよね。
場面としては、やはり第2幕の「眠れない~ディナー・タイム2~」から「夢の場所」が良かったです。
幸せにしたかったオードリーが花に食べられちゃって慟哭する場面。今日はハプニングかシーモア
の眼鏡が飛んでしまい、それがまた見事に舞台の上に正面を向いて落ちたのが、演出のようで
良かったです。シーモアは大きな眼鏡をかけているので、表情が見えにくく、眼鏡が落ちちゃった
方が、切ない表情がよく伝わっていいです♪

オードリーは初舞台の多香子ちゃんなので、演技等はまだまだといった感はありましたが、
とにかく可愛いのでそれでOK! 幸せになって欲しかった。
ムシュニクさん役の小堺さんは風邪ひいてたのかな? ちょっと声が辛そうでした。
オリン役の越中睦くんは、う~ん勿体無いって感じ? この役、もう少し嵌る人がやったらすごく
美味しい役だと思うのですが、いまひとつ上手くないというか、合わないというか・・・。
でも、彼もミュージカルは初舞台だというので、今後に期待♪
歌唱方面では、3ガールズが良かったなぁ。とくにTinaさんが凄かったです!! この三人娘
のお陰で舞台がとても華やかになっていたと思います。

ともあれ、切ないけれど楽しいミュージカルでした。
しかし、青山劇場。なんとなく舞台と客席に距離がある劇場です。舞台特有の一体感が
味わえない。どうしてだろう? 

追伸/フィナーレは、出演者がみんなお花さん(被り物?)になっているのですが、あれはシュール
な世界でした。なんか、ガロ(漫画)チックというか、諸星大二郎先生の漫画のような・・・。


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中村屋兄弟*錦秋歌舞伎*東京公演

15日夜の部を観劇。(IN 日本青年館)

中村屋のご兄弟がはじめて二人で幕を開けることになった今年の錦秋歌舞伎。
今まではお父さんや、中村獅童さんと一緒に全国を回っていたので、もう二人だけでやれる
日が来たんだと感慨もひとしおです。二人+お弟子さんでの舞台でしたが、立派につとめて
いましたよ。う~ん、成長したな。月日の経つのは早い。

【蝶の道行】

お家騒動の煽りで斬首された助国と小槇。二人の死出の旅(道行)をファンタジックに
描いた踊り。仲睦まじかった頃の思い出を踊るうちに、二人は離れ離れに地獄に落ち責め苦
にあう。最後は対の蝶となり・・・。
綺麗でした~。ブラックライトの光の中で妖しく舞う対の蝶。それが去ると牡丹の花を背景
に、黒地の着物の二人が登場! 途中、衣装がぶっかえって、朱鷺色(助国)、柿色?
(小槇)の華やかな着物に、そして最後は白地に薄墨で蝶が描かれた幽玄な着物・・・と、
目にも楽しく美しいので本当にウットリでした。ちなみに小槇が七之助。助国が勘太郎。
しかし、「蝶の道行」。恋仲の二人はお家騒動の犠牲者であるのにもかかわらず、地獄に行く
のは何故なのだろう? と、今日は疑問に思いながら見ていました。
地獄の業火に焼かれながら乱れ踊るのは素敵なんですが、筋として納得いかない(笑)
こんな可哀相な恋人たちは、あの世では天国で幸せに結ばれるべきだと思うのです。どうして?
ともあれ、まさに当座の花といえる若々しく、綺麗なご兄弟の「蝶の道行」。堪能しました。

【妹背山女庭訓~道行恋苧環~】

お弟子さんたちの踊り。いつもは歌舞伎座で、立ち回りや、腰元などの脇をつとめている
お弟子さんたちが大役を踊るという、またとない機会。気合いが漲って熱かったです!!
私、このお三輪を勘太郎で見たいとここ数年思っているのですが、なかなか実現しません。
橘姫を七之助、求女を染五郎か扇雀で見たい!
この演目は長いお話の人気のある一幕(踊りの部分)なのですが、話はとてもロマンティック。
橘姫と求女は、相手がどこの誰なのか知らず、敵同士なのに恋に落ちているわけです。
ロミジュリ? そこに求女に恋い焦がれる杉酒屋の娘・お三輪が割って入って、三角関係に。
お三輪は隣に越してきた求女に一目惚れしてしまったのだけれど、生憎、求女は橘姫に夢中。
一人の男をはさんで、二人は恋の火花を散らすのですが、埒が明かないので、求女は橘姫の
振袖に赤い糸をつけ、それをたよりに橘姫のあとを追うことに……。それでも諦められず、
求女の裾に白い糸をつけて、お三輪もあとを追いかけて行くのですが、お三輪の白い糸は
哀しいかな途中で切れてしまう。こんなお話です。白い糸では、運命の赤い糸には敵わない
のです(涙)。
しかし、憐れなお三輪。この次の段がまたさらに憐れ。う~ん、やっぱり、勘太郎のお三輪が
見たい!! と、そんなことをぼんやり考えながらお弟子さんたちを見ておりました。

【団子売】

勘太郎のお福。七之助の杵造は、数年前の納涼歌舞伎でも見ました。以後、何度か公演して
いるので、二人もすっかり慣れたもの。さらっと踊っておりました。
七之助は相変わらず華奢なので、杵を持って餅をついていると、大丈夫? 私が替わって
あげたいわ~なんて思ってしまいます。お福はどっちり(笑)して見えるのでいいのですが。
仲良し団子売夫婦。なんだか見ていて微笑ましい一幕でした。衣装がちょっと草臥れていた
のが淋しかったな~。

あと、本日は義太夫さんたち+三味線方がイマイチで残念でした。歌舞伎座のように豪華に
はいかないのですね(涙) チケット代が安いのでいいのですが……。
日本の伝統芸能、人材が本当に足りない。
今は伝芸ブームなので、国立から新橋から歌舞伎座から・・・とあちこちで歌舞伎などの
舞台をやっているので、人が足りるわけがない。大変そうです。

兄弟公演、本当に楽しかった! 癒された。大満足。


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今年観た舞台を振り返る。

映画に引き続き、今年観たステージを振り返る。(※歌舞伎は毎月観るので基本的に除く)
ブログはさぼりまくっていたので、一言感想付きにします。

1月 
走れメルス/野田地図/シアターコクーン
(3回観に行きました。スルメ役・勘太郎の熱演に感動。深津絵里ちゃんも綺麗で
良かった!! 戯曲も素晴らしく、満足度高かったです♪)

BIGGER BIZ/G2/紀伊国屋ホール
(松尾貴史、八十田勇一、松永玲子、後藤ひろひと…と好きな役者が多くて楽しかった。
ともみさん、チケット有難う~)


2月

3月
お父さんの恋/サードステージプロデュース/PARCO劇場
(堺雅人さん目当てで観に行きましたが、池田成志さんがいちばん良かった。重いテーマ
なのに楽しく観れた芝居。でも、TVでもいいかもっていうストーリー。)

平凡なウエ~イ/ヨーロッパ企画/下北沢駅前劇場
(ヨロキカに嵌ったきっかけの芝居。面白かった。若さがキラキラしてたな~。感想UP済)
荒神/劇団☆新感線/青山劇場
(V6森田剛の初単独舞台。可愛かった! ドキドキワクワクな2時間10分ノンストップ!)


4月
レ・ミゼラブル/東宝/帝国劇場
(山口祐一郎さんのジャン・バルジャンを堪能。しかし、暗い話だった・・・)


5月
メンタル3兄弟の恋/シティーボーイズ/アートスフィア(天王洲アイル)
(GWといえば、シティーボーイズさん♪ 3兄弟が馬鹿で愛しくたまらんかったです)

野田版研辰の討たれ/野田秀樹演出/歌舞伎座
(良かった。中空から降ってくる一枚の紅葉の葉・・・泣けたな~)


6月
桜姫東文章/串田和美演出/シアターコクーン
(コクーン歌舞伎。成駒屋中心。相変わらず最高に面白かったです!)


7月
キレイ/大人計画/シアターコクーン
(初演を見逃したので頑張ってチケットGET! 代役だった鈴木蘭々が予想外に好演♪
人生に疲れた女性向きのミュージカルだったな~)

十二夜/蜷川幸雄演出/歌舞伎座
(蜷川芝居解禁。時蔵さんのオリヴィエ姫が可愛らしくて良かったです。)

LAST FIVE YEARS/山本耕史&NAO/シアターカイ
(二人芝居のミュージカル。ミュージカル初挑戦というNAOさんの発表会のようでした)


8月
サマータイムマシンブルース/ヨーロッパ企画/下北沢駅前劇場
(DVDでしか観たことがなかったので再演を見た。学生たちの夏の一日。面白かった。)

トーキョーあたり/劇団健康/下北沢本多劇場
(ケラさん大好きですよ。しかし、劇団健康の芝居なんて、今の時代に受け入れられる
のか? と心配してましたが、観客はウケてて良かった♪)


9月
吉原御免状/劇団☆新感線/青山劇場
(華やかだった。堤さんがかっこよくて痺れました。)


10月
美輪明宏 音楽会~愛~/PARCO劇場
(言わずもがな、最高。本物は観た方がいい。舞台よりもドラマティックなシャンソンに
今年も感動しました。)

天保12年のシェイクスピア/蜷川幸雄演出/シアターコクーン
(役者が上手い人が多くて長時間の芝居でも飽きずに観れた。ただ音楽(歌)と踊りは
イマイチだった。藤原竜也は舞台の方がいいと再認識。)


11月
ダブリンの鐘つきカビ人間/後藤ひろひと演出/ル テアトル銀座
(感想は最近UPしたのでそちらを・・・。片桐仁だと嫌われ者に見えなかったな~)

CATS/劇団四季/CATSシアター(五反田)
(食わず嫌いになりかけてた四季のミュージカル。CATSはめちゃめちゃ楽しい! 
また行きたいと思いました。タガー猫に芝居中メロってました♪)
    
リトルショップ・オブ・ホラーズ/ホリプロプロデュース/青山劇場
(これから観に行きます~。山本耕史くん目当てですが・・・)

12人の優しい日本人/三谷幸喜演出/PARCO劇場
(今年いちばんのお楽しみなので、初日に行きます。面白くないわけがない!!)


12月
罪と罰/野田地図/シアターコクーン
(今年最後の観劇は野田さんにしました。楽しみです~)


他にも観ているような気がするのですが、記憶にない(笑)
なんか気軽に安く観られる映画と違って、芝居関係は厳選というか、あまり冒険をしていない
印象です。それほどハズレなさそうなものばかり。それもこれも、演劇のチケットが簡単に入手
できない時代になったからだわ。チケット代もだいぶん高くなりましたし。
来年は、昔のようにいろいろ冒険して、いっぱい芝居が観たいです。

テレビ役者の舞台進出(その逆も含め)はありがた迷惑だと思っているのは私だけかしら?
日本は住み分けが曖昧で、お陰で無駄にチケット代が高くなるし、レベルも下がるし、
そのあたりなんとかして欲しいです。


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秘密のバトン

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LUST FOR LIFE管理人のともみさんからバトンが回ってきたので、答えてみます。
上の画像とバトンの内容は関係ありません(笑)
このバトンは、質問はなぜか書いてはいけないそうなので推理しながら読んで下さい。

(1)♀
(2)155センチ↑↓ 48KG デブ。
(3)大きくて、ふくよかな肉体。痩せ禁止。
   ほんわか癒し系。馬鹿禁止。
(4)車キチガイ。誉め上手な人。
(5)まったくしない。
(6)本人に告げられた時。以外は興味なし。
(7)いまだにない。まだなのかも(笑)
(8)月に2~3度。
(9)何気ない癖。それを発見してからの話ですが……
(10)楽しく、たまに遊んでね。たまにでいいから(笑)
(11)ブログメイツには回ってそうなのでここで止めます。


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劇団四季 CATS

12日夜、五反田(大崎)CATSシアターにて、劇団四季のCATSを観てきました~。

【12日の出演者】

グリザベラ 重水由紀、ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子、
ジェニエニドッツ 鈴木由佳乃、
ランペルティーザ 真鍋奈津美、ディミータ 滝沢由佳、ボンバルリーナ 増本 藍、
シラバブ 八幡三枝、タントミール 高倉恵美、ジェミマ 王 クン、 ヴィクトリア 金井紗智子、
カッサンドラ 増嶋あゆみ、オールドデュトロノミー 石井健三、
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 田島雅彦、
マンカストラップ 趙 宇、ラム・タム・タガー 荒川 務、ミストフェリーズ 松島勇気、
マンゴジェリー 武藤 寛、スキンブルシャンクス  ユ チャンミン、コリコパット 徐 元博、
ランパスキャット 幸田亮一、カーバケッティ 村瀬美音、ギルバート 張 文瀟、
マキャヴィティ 赤瀬賢二、タンブルブルータス 岩崎晋也


「CATS」初めて観たんです。劇団四季は二度目。前に「夢から醒めた夢」を観て、
なんとなく日本のミュージカルは苦手だな~と思い、避けていたんですよ。
しかし、大後悔。四季の「CATS」は面白い!! もっと早く観に行けば良かった~。
観るならロンドンのウエスト・エンドで、なんて頑なに思っていた自分に反省中です・・・。

ストーリーはご存知の方も多いかもしれませんので、簡単に書きますと、「満月の夜、とある街
のゴミ捨て場。ジェリクルキャッツたちが、年に一度の舞踏会に参加するために集まっています。
個性的なジェリクルキャッツたちの、それぞれの個性を上手に魅せる素敵なナンバーが続き、
最後は再生を許され、選ばれた1匹の猫が天上へ昇って行く。その猫の名はグリザベラ。
元は娼婦で忌み嫌われているメス猫・・・。彼女がここで歌うメモリーが一番の見所? 
そして、華やかなエンディングへ」……稚拙な解説ですが、こんな感じの流れです。
主軸(テーマ)となるのは、グリザベラの魂の救済だと思うのですが、一見しただけでは言い
切れません。どうなんでしょう? 四季FANの友達などに聞いてみたい。

私、開演時刻を間違えオープニングが観れなかったんですよ(死)
観れたのは3曲目「ネーミング オブ キャッツ」からです。でも、ステージ上の猫たちに
一気に引き込まれ、すぐにCATSの世界に溶け込めました。小屋の美術もらしくて素敵だから
かな~。
ま~楽しかった。前半は、個性ある猫たちの見せ場中心なんですが、おばさん猫ジェニエニ
ドッツの華やかで元気いっぱいのタップ、モテモテでミック・ジャガー等を彷彿とさせるラム・タム
・タガーのロック、マンゴ&ランペルティーザーのパワー溢れる泥棒猫たちのナンバー……
とにかく楽しい。音楽もいい。CATSの曲といえば「メモリー」しか知りませんでしたが、他も
いい!! 

休憩を挟んでの後半もとにかく楽しい。ガス(劇場猫)の場面は、オペラ座の怪人でいうところの
「仮面舞踏会(マスカレード)」のようで、劇中劇なんですが派手で楽しいし、
スキンブルシャンクスが中心となってやる夜行列車の場面も絵本の世界のようで楽しい~~。
犯罪王マキャヴィティはファントムのように神出鬼没でドキドキしますし、マジック猫ミストは
バレエ的な楽しみが・・・テンコ盛りです。
そして、心温まる感動的なグリザベラの天上への旅立ち。まあ本当によく出来ています。
アンドリュー・ロイド・ウェバーは、やっぱりどうにも天才なんだと、またやられてしまいました。
いいから、ロングランで、それでもチケットが取れないほど人気なんですね~。

エンディングは猫の挨拶ということで、猫たちが客席に降りて来て客と握手などしてくれます。
私はランパスキャットの幸田さんが握手してくれました。通路側の席ならもれなく握手です!!
そうそう、CATSは客席参加型のミュージカルです。みんなで手拍子したり、途中ナンパな
タガー猫が女の子をステージに上げて一緒に踊ったり・・・。そのあたりをより楽しみたい方は、
1階の前方のお席を取れば、すごく楽しいと思います。
私は初参加だったので、置いてけぼりになるかと心配していましたが、リピーターの四季ファン
の皆さんが誘導してくれるというか、一体となっている感じなので乗り遅れずに済みました。
そういうところも凄いな~と思った本日。客のマナーの良さにも大感動でした。
こんなに気分良くステージが見られたのは久しぶり。(歌舞伎座の自由さに慣れているので)

・・・ともあれ、私は本日「四季」のキャッツをすご~く楽しみました。すぐにまた観たい!
と思うくらい楽しかった。猫さんたちも個人差はあるけど、上手だったし。(※国内比)
シラバブ猫の八幡さん、お歌は今からって感じですが声質がよくて成長した将来が楽しみ
だな~と思ったし、個人的に派手で色っぽいタガー猫の荒川さんが素敵だな~と思いました♪
四季も歌舞伎と一緒で、新人から中堅、ベテランが同じ舞台に立っているという印象を受け
ました。なので、FANは新人の成長を期待しながら暖かく見守ったり、スター役者の
技量に舌を巻いたりしながらステージを満喫しているのだと思います。
私は四季に関してはド素人、人気役者が誰かも知らないビギナーですが、今後は機会があれば
こちょこちょ観てみたいと思います♪ とりあえず、もう一度「CATS」が観たい!!


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ダブリンの鐘つきカビ人間

【情報】
作・出演:後藤ひろひと 演出:G2 
出演:片桐仁(ラーメンズ)/中越典子/橋本さとし/山内圭哉/中山祐一朗/及川健/
八十田勇一/田尻茂一/山中崇/トロイ/平田敦子/土屋アンナ/姜暢雄/池田成志
/若松武史

ル テアトル銀座(銀座一丁目)で、「ダブリンの鐘つきカビ人間」を観てまいりました。
観劇予定ではなかったのですが、お友達に譲ってもらい急遽行くことに・・・。
初演も観ていないし、予備知識もなく行ったので、なかなか楽しかったです。中間ちょっと
ウトウトしちゃったけど(笑) どうも、私は役者FANまたは、劇団信者の内輪ウケ的な
笑いが苦手で、ストーリーの合間に盛り込まれる、そのお笑いタイムのなにが面白いのか
理解できず、置いてけぼりになり、眠くなってしまうみたい・・・。
後半はバッチリ起きて観れましたが。

お話は、ロッキーホラーショウを彷彿とさせる感じで、婚約破棄旅行に来たカップル(土屋
アンナ&姜暢雄)が、深い霧に遭遇し、とある山荘?にお邪魔するといったところから
始まります。いかにも怪しい館の主(池田成志)は、昔このあたりには街があった・・・と
過去を語り始める。そして、舞台は一気に過去のダブリンの街になります。
カップルは夢を見ている感じに「通りすがりの旅人」としてその空間に存在、話を進めて
行きます。ダブリンの街は奇病が流行っており、その中に憐れなカビ人間(片桐仁)、
心に浮かんだ言葉とあべこべのことを言ってしまうヒロイン(中越典子)がいて・・・。
カビ人間は元は美男子だったらしいのに、奇病で醜くなりカビだらけ。その上、美男子時代
の悪行がたたって、街の嫌われ者。しかし、今は醜くなった分、心は清らかになっていて……。

う~ん、手塚治虫のBJにある「人面瘡」の話のようだ・・・なんて思っておりました。
話はシンプルで、このカビ人間はヒロインに恋をして、命懸けで彼女をかばったことから、
二人は恋に落ちるのですが、心無い館の主(街では市長)の陰謀で最期は悲劇に終わる。
エレファントマンか? オペラ座の怪人か? そんな感じの憐れさと、胸に痛みが生じる話。
後味も悪いのですが、不気味なラストは終わらない悲劇をイメージさせるのでいいんじゃない
かな~。周囲はわりと泣いておりました。私が泣くに至らなかったのは役者に特別な思い入れ
がないのと、片桐仁が憐れに思えなかったからかな~。

片桐仁さん。なにをやっても片桐仁。前に観たSWEET7でもそうでしたが、個性が強すぎ
るせいか、ラーメンズの片桐仁にしか見えないのです~。好きなんですけどね♪
今日にいたっては、何故か大槻ケンヂとかぶって見えて、カビ人間、おーけんで観たいな~
などと妙な感覚に陥りました。(初演を見た友人は、初演の大倉孝二を引きずりすぎて、新しい
カビ人間じゃないとのこと。確かに大倉さんの方がイメージだし、嵌るし、泣ける気がする)

土屋アンナ&姜暢雄は、アンナの一人勝ち! しかしながら、私はロッキーホラーショウと
重ねて観ていたので、カップルの男はヘタレで良し!と思い諦めました。声がまったく
出てないのは風邪ひきかな~。ひどかった。アンナを引き立てすぎだよ。
姜暢雄くん、顔は可愛いのに。

後藤ひろひとさんは面白かったな~。好きです、大王♪ 池田成志は相変わらず上手いです。
が! 太りすぎだよ~。鈍獣の時も、お父さんの恋の時も思ったけど、昔の面影がないぞ!!
かっこよかったのにな~(涙) でも、いい味出してました。
橋本さとし、山内圭哉は相変わらずイイ男。ヒロインの中越さんも綺麗で、華奢で良かったです。 

「ダブリンの鐘つきカビ人間」は後藤ひろひと作品の中でも、キャッチーで、よく作られていて、
代表作となりそうなお芝居でした。なんというのか、哀しく、そして、ちょっと残酷で恐い、
ロマンスINワンダーランドって感じ?(意味不明。日本語不自由ですみません)
世界観はRPGゲームのようでした。昔のファイナル・ファンタジーのような。音楽も。

カーテンコールは大サービスで、千秋楽でもないのに、挨拶+ミニライブがありました。
しかし、トイレを我慢していた私は観ずに退場。2時間15分ノンストップ。決して長くはない
のですが、冷える冬の観劇はそれでも限界でした。(始まる直前にもトイレ行ったのにな~)

私の感想では伝わらないですが、面白かったですよ♪
本日は、竹中直人さん、篠原ともえさんなどが観に来ておりました。


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マリアージュ・フレール銀座本店

先日、お友達とマリアージュ・フレールの銀座本店(すずらん通り)へ行きました。
マリアージュ~といえば、ご存知フランスの紅茶専門店です。扱う茶葉の数は500以上
というお茶好きにはたまらないお店。
結婚式の引き出物などにも愛用されていますよね♪
ともあれ、歌舞伎観劇のあとに、初めて喫茶室を利用してみました。いつもお茶を買う
だけで、喫茶は利用したことがなかったのですよ。

素晴らしい!! まず、ヨーロッパ風の素敵な店内にウットリします。
接客もいいし、テーブルクロスやナフキンは真っ白な布製で清潔感あるし、セレブ気分
でティータイムを満喫できます♪
気になるお値段ですが、お茶一杯で840円。マリアージュで扱うお茶ならなんでも
オーダーできるのが魅力。(すごい数の茶葉から選べるんです♪)
高いと思うかもしれませんが、銀座価格としてはノーマル。向かいの普通の喫茶店でも
珈琲一杯1000円する銀座なので、安いくらいかもです。
下の写真のように、ポットに入って出てくるので、ゆうに2杯は飲めますし、そう考えたら
お得かも?
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↑この日に選んだお茶は、T947 EREPHENT BLANC(エレファンブラン/白い象)。
私が持っているマリアージュの解説書によると、「シャム王国、かつてのタイの伝説に
よれば、美しい白い象は、王を末永い、繁栄の統治をもたらしたということです。
このノスタルジックなお茶「白い象」は、野生のスパイスと豪華なフルーツのエッセンス
で香りが付けられています。長寿のお茶です」と説明がなされてます。
ほんとうに良い香りがするお茶で、飲み口も甘くまろやか。砂糖を入れなくても甘味があり、
ダイエット中の方にも向きそうなお味。
私は「長寿」に惹かれてオーダーしました♪ なにしろ、勘太郎丈の襲名までは生きていたい
と最近は願っておりますので・・・。
友達は「KABUKI」というフレバードティーをアイスで注文。こちらも2杯分は入る
大きなグラスで出てきました。東洋の果物(梨が主?)のフルーティーなお茶で一口もらい
ましたが美味しかった! 歌舞伎観劇のあとに「KABUKI」を選ぶというのも、楽しい
ですよね~。贅沢だ。贅沢すぎる・・・(涙)
200511071635000.jpg

ケーキも注文しました。700円くらい? けっこう大き目のカットです。
写真、食いかけですみません。これはシブーストですよ♪ シブーストの下にたくさんの
種類のフルーツが敷かれていて夢のように美味。私は海外のお店のように激甘なのだろう
と予想していたのですが、甘さ控えめ。丁度いい感じでした。

ケーキも食べちゃうと1500円位かかりますが、価格以上の満足度がありました。
嵌った!! 今後、お気に入りの喫茶店として愛用したいと思います。
たまには優雅に寛ぐというのも、気分転換になりいいですよ!

ちなみに全席禁煙ですので、愛煙家の方には不向きです。

銀座本店 中央区銀座5-6-6 すずらん通り
マリアージュ・フレールビル
喫茶&レストランは11:30~20:00。

久しぶりのプチグルメ感想です。
あと、銀座で珈琲を飲むなら、有名ですが銀座7丁目の「椿屋珈琲店」がお薦めです。
夕方は銀座のママやホステスさんで賑わい、目にも美しいですよ♪


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桂吉弥さんのお師匠さんが・・・

落語家の桂吉朝さんが8日、50歳という若い年齢で死去されたそうです。
私は吉朝さんの高座は見たことがありませんが、桂吉弥さんのお師匠さんという
ことで、どんな噺家さんなのだろう? と興味を持っていました。
いつか見てみたいな~と思って いたのに残念です。

桂米朝師匠は会見で、「とにかく落語が好きでした。これからを楽しみにしてたので
大変残念です」とお弟子さんの死を悼んだそう ですが、吉弥さんもショックだろうな~。
だって、早すぎるよ!!
上方落語の方なので東の方では訃報も余り流れていませんが、ネットのニュースで
知って驚きました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051109-00000120-kyodo-ent


ご冥福をお祈りいたします。


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ダークウォーター

公式サイト→ http://darkwater.jp/

今週末公開の「ダークウォーター」を一足先に観てまいりました。
観たのは8日、青山一丁目・草月ホールでの試写会。

これは日本でも作られた鈴木光司原作の「仄暗い水の底から(2001年公開)」の
ハリウッド・リメイク版です。
主演は、ホラーFANなら「フェノミナ」のヒロイン(虫のお姫様)として記憶に
あるであろうジュニファー・コネリー。相変わらず、年を取ってもお美しい。
他、脇に「海の上のピアニスト」などに出ていたティム・ロスが弁護士役で出演。
監督は、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のウォルター・サレス!!

なかなかにいい監督+俳優陣に期待していたのですが映画はいまひとつでした。
ストーリーは、「離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は娘のセシリアと
NYのルーズベルト島に引っ越して来る。その古びたアパートの天井の黒いシミ
から黒い水が滴り落ちるようになり……。」といった始まりで、サイコホラーなのか
な~と思わせる展開なのですが、ぶっちゃけ最後はやっぱりお化けの話で・・・。

私はダリアが離婚調停中+母親に捨てられた(?)という幼少のトラウマから、
精神状態がおかしくなり、いろんな幻聴・幻覚(霊的な恐怖)に襲われているのだろう
な~と思いながら観ていたのです。
娘のセシリアもそんな異常な母+両親離婚による情緒不安定で妄想癖(霊的な恐怖)
になってるもんだとばっかり。
弁護士も虚言癖かパラノイアとしか思えない感じでしたし、主要登場人物すべてが
精神異常なのかと・・・(笑)
だって、弁護士も「今家族と映画観てる」等言ってるのに、実際は一人で映画観てたり
して怪しいんですよ! (あれは、映画のトラップなのか?)

ともあれ、サイコホラーだと思っていたら、やはり恐い現象の源はお化けの仕業という
安易な結末で、原作も邦画版も見ていないからわかりませんが、がっかりまんじゅう
でした(笑) しかも、後味悪い~。救いがない!!

母親ダリアの心の闇にスポットを当てていすぎて、ホラーなのかサイコなのか
わからない感じになっちゃったのかな?
いっそ、霊現象かと思っていたのは心の闇(精神病)でしたっていう風な、
もっと恐いホラー映画にして欲しかったよ。原作知らんのでなんとも言えないです
がね・・・。どうなの、原作?

ホラーとして観るには恐怖は薄いです。じわじわくる精神的な恐怖はありますが、
「恐くて観れない~」「ビクッとしちゃった」「ゾクゾクきた~」という恐怖の
お楽しみはなし。だから、ホラーが苦手な方でも観られます♪

個人的にジュにファー・コネリーが出たホラー映画というなら「フェノミナ」の方が
断然好きです。B級臭くても・・・。
あと、監督。せっかく良い映画を撮ってきたのだから、こんなハリウッド・リメイク
作品の監督なんか断ればいいのに。金か! 金なんか~~(涙)


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鈴本演芸場(上野広小路)

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ぴあで当てた「鈴本演芸場」のペアチケットで、8日昼の部を見て来ました。
狙ったわけではないですが、この日のスペシャルゲストは綾小路きみまろ!!
そのせいか早めに行ったのに行列が出来ていてびっくりしました。自由席なので開場
1時間前に行ったのに、いっぱいの人が!! 前に並んでいたおじいちゃんに聞いた
ところ、いつもはこんなに多くないとの話。やはり、きみまろ効果。後ろのオバチャン
2人組はきみまろ追っかけの人だったし、相変わらず大人気なのね~。

さて、演芸場ですが綺麗でこじんまりとした素敵な空間でした。客席数は360名。
8日は立ち見が2列もできるほどの大盛況ぶり。(消防法の都合、立ち見は30名
くらいまででストップするそうです。入場制限有り)
私と友達は2列目の良い場所を選びました。なんと電車の椅子のように、前に
テーブルがついてます。飲食し放題! 便利ですが通り抜けしづらかったな~。

面白かったですよ。不思議な世界が広がっていました。
寄席といえば、私は大阪は難波にあるNGK(難波グランド花月)によく通いました
が、似た感じでした。鈴本~の方が古臭いですが。マジックやギター漫談、三味線
漫談、ニューマリオネットなどと落語が中心。

気に入ったのは三味線漫談の柳家紫文(しもん)さん。若々しくてハンサム、眼鏡も素敵な
お兄さんでした。着流しに三味線ってのが色っぽい。ほんとうに見た目はアパレル系
+少々インテリ風味なイイ男なんですよ。なのに、ネタは「「時に長谷川平蔵が~~」
ではじまる詰まらない駄洒落漫談を繰り返すばかり。客に先にオチを言われても
涼しい顔で、たまに「ニヤリ」と笑うのです。詰まらんのにウケる。
ちなみにこのネタは「鬼平半可通」というそうな。
彼のような芸人は「音曲(おんぎょく)師」と言うのですが、私はギター侍の次に
ブレイクして欲しいと思っております。
岸澤式祐(きしざわしきすけ)の芸名で常磐津三味線方として歌舞伎にも出演していた
そうで、見たことあるのかも知れないな~。今は音曲中心だそうですが、生け花から
日舞までこなすマルチ”和の男”なので知る人ぞ知る人気者かもしれません。
気になる~。気になる~。FANになりました♪

紫文さんのサイト→ http://www.yanagiyasimon.com/

あと、シュールだったのが「ニューマリオネット」。夫婦でマリオネットを動かす
だけなのですが、ニコニコ楽しそうに動かす旦那と、無表情の妻という組み合わせが
なんとも良い感じで不思議。花笠音頭の扮装をしたマリオネットを、曲に合わせて
動かすだけという出し物もなんともいえない世界です。

マジックの花島世津子さん。松旭斎すみえ先生のお弟子さんですが、上手で楽しかった。
マジックは大好きですよ! 
落語だと柳家権太楼さんが面白かったな~。

でもって、きみまろ。言いたい放題の毒舌漫談ですが、面白かったですよ!!
50過ぎたら、見た目は重要じゃない「内臓」勝負というのにとても納得しました。
男も女もよほどのレベルの美貌じゃない限り、50過ぎた頃から完全なるオババ・
オジジでひと括り。健康なのが大事な世代になってきますものね~。
私も早くそのくらいの歳になりたいですが、内臓にも自信がありません(笑)

大トリは落語界の重鎮・鈴々舎馬風さんでしたが、枕のみ+あとはカラオケを熱唱と
いう・・・。

いや~、可笑しくも愛おしい世界(寄席)でした。
また行きたいと思っている自分が恐い。紫文さんのFANになったので、彼が出て
いる、空いてそうな天気の悪い日に行こうと思います。行くんかい??

ちなみに観客の平均年齢は50~60歳。30代前半の私たちがいちばんヤング(死語)
でしたよ。嬉しいです(笑)


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十一月大歌舞伎/昼の部

【息子(むすこ)】

小山内薫が、スコットランドの劇作家ハロルド・チャピンの一幕物を翻案し、六代目
菊五郎が初演した佳品ということで、初めて観るし期待していたのですが、私には
この戯曲の面白さが伝わってこなかったです。
師走の雪の降る晩、火の番屋の偏屈じいさん(歌六)のところへ、金次郎(染五郎)と
いう青年が現れる。雪の寒い晩なのに着流しで、傘もささないその男は一文無しで、
生業を語るも信憑はなく怪しい。じいさんには同じ年の頃の息子がいて・・・
実はその金次郎こそが実の息子であったという台詞中心の心理劇なのですが、ふ~んっ
て感じです。まあ短い一幕なので、飽きはしませんが眠りそうになりました。
この話、二人が会話している間に、お互いが会いたかった肉親であるというのに気付いて、
そのあたりの情愛をもっとわかりやすく演技で見せてくれたら、感動したかもしれない。
六代目菊五郎は、どのように演じていたのだろう。きっと、良かったに違いない。

【一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや)】

素晴らしい。仁左衛門の熊谷直実!! 昼の部、いちばんのお薦め演目です。
観ておいた方がいいです。仁左衛門襲名興行以来の直美役!!
基本の団十郎型に仁左さんの新しい工夫・解釈を足した直美らしいですが、ほんとうに
素晴らしい!! それ以外の言葉が出ない一幕でした。
仁左さんは姿かたちが良いだけではなく、研究熱心で芝居に対する直向さを失わない
のが本当に凄いですよ。尊敬します!!
私は熊谷陣屋を他の配役でも観ていますが、今回はちょっと泣かされました。
前に観た時はこんなに感動しなかったのにな~。
幕切れの花道の引っ込み、「十六年はひと昔、夢であったなァ」の台詞が胸にきました。
お話は有名なのではしょりますが、熊谷直美は猛々しい武将。しかし、戦功などのために
実の子の首を切り落とし、殺さなければならなかった。
それで、子殺しや多くの人を戦とはいえ殺してきた自分の罪を償うために出家するという
人なんですが、ほんとうに切ない! いつの時代も戦争はよくないです。
直美の妻・相模=雀右衛門、義経=梅玉、藤の方=秀太郎、堤軍次=愛之助と脇も
揃い、豪華で見事な一幕でした。

【雨の五郎(あめのごろう)】

吉右衛門の五郎。踊りです。曽我五郎が馴染みの傾城に会いに行くところを踊りにした
もの。普段は荒事でみる力強い曽我五郎の、色っぽいところが見られるのが美味しい?
衣装も立派で、華やかでした。

【うかれ坊主(うかれぼうず)】

富十郎の浮かれ坊主。感想を書くまでもなく絶品です!!
素肌に薄い羽織一枚で踊るので、これは誤魔化しがきかないですよ。
あと、内容はあちこちの素人女に手を出した挙句、傾城にはまって一文無しになった
エロ男が、おもらい乞食(坊主)になって・・・といったものなので、歌詞が下品で
愉快でした。歌舞伎は高尚ではないのです。やはり、庶民の娯楽なのです。
歌舞伎座通い=ハイソな教養人の楽しみみたいな誤った見解をしている方が多いです
が、しいたけさん(男性器)にかんぴょうさん(女性器)♪なんていう唄に合わせて
滑稽に踊る役者を見て、爆笑する小屋なんですよ。これがハイソな楽しみなワケは
ないですよ~。こういう馬鹿馬鹿しいものも多いです。

【人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもっとい)】

人気の世話物。よくかかるので、私も話はすっかり覚えています。
前回は中村座で勘九郎(現・勘三郎)の長兵衛で観ましたが、今月は幸四郎が初役で
長兵衛をやっていました。文七役に染五郎。

面白くはあったのですが、やはり長兵衛の解釈は勘九郎さんの方が良かったし、芝居も
同じく勘九郎さんの方が合っていた気がします。幸四郎さん=長兵衛は、歌舞伎通
の言うところの「ニン」じゃないのかも??
文七の染五郎さん、角海老女房お駒の秀太郎さんは良かったです。ピッタリ! 

十一月歌舞伎座・昼の部は、「熊谷陣屋」と「うかれ坊主」。この二つが飛びぬけて
おりました。行って良かった!

今回の座席→三階A席 最前列の下手寄り。


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今年映画館で観た映画を振り返る

今年、映画館&試写会で観た映画を振り返っておく。
近所にレンタルSHOPがないので、映画館でばかり新作は観るようになった。
う~ん。近くにTUTAYAとか出来ないかなぁ。お陰で観た映画が少ない気がします。

04’年末~1月  オペラ座の怪人
(かなり嵌った作品。ジェラルド・バトラーのセクシー&ハンサムなファントムに攫われたい
と思った女性は多いはず。しかし、素顔は普通のオッサンなのよね。)


3月        ブリジット・ジョーンズ・ダイアリー2~きれそうな私の12ヶ月~
(30代冴えない独身女性のための御伽話。レニー嬢は好きだけど、現実で考えると
ありえない話で、かえって空しくなりました・笑)

           コーラス
(映像・音楽(コーラス)ともに素晴らしい名画の小品。主役を演じたジェラール・
ジュニョの名演技に泣かされました。)

           シャーク・テイル
(娯楽作品。安心して家族で見れるアニメです。気弱で優しいサメが可愛かったな~。
大切なのは富や名声ではなく、日常の何気ない幸せ、友人、恋人なのです。)


4月        真夜中の弥次さん喜多さん
(面白かった! ただのお笑いサブカル映画で終わらず、自分探しをしながら、人類最後
のテーマである「生死」、何のために生きているの?ってところまで描けていたのが凄い)

           阿修羅城の瞳
(染五郎と宮沢りえは美しかったのですが、新感線の舞台に比べると邪空などのキャラ
が死んでしまい詰まらない。CGやカメラワークも微妙。イマイチすぎて驚いた)


5月        交渉人真下正義
(和製エンタメ! 地下鉄を舞台にしたパニック映画の要素もあり、最後まで飽きずに
楽しめました。踊る~FANなら観て損はないです。が、脚本が少々難ありだったかな?)

          イン・ザ・プール
(試写会で観ました。面白かった! 持続性勃起症のオダギリジョーってだけで愉快
です。三木聡のセンスの良さが映画に生かされていました♪)
 

6月        ラヴェンダーの咲く庭で
(大人の女性のためのファンタジー。老後、あんな綺麗な青年と一時でも共に暮らせたら
幸せだと思います。大好きな作品。映像も美しかった・涙)

          砂の器 デジタル・リマスター版
(加藤嘉の名演技は何度観ても泣かされる。古き良き日本の風景にのせて綴られる
親子の情愛。邦画の傑作です。劇場で観られて良かったです。野村芳太郎監督はいい
ですね・涙)


7月        皇帝ペンギン
(愛くるしいペンギンに人生を教わる映画。人間なんてペンギン以下だわ~なんて思い
ながら観てました。フランス語のペンギンというのがなんとも良かったです。)

          ダディ・フライ・ダディ
(V6の岡田くんが可愛く、カッコイイ。堤さんの走る姿もイイ! SABU監督の映画のよう
ではありましたが・・・。夏休みの娯楽邦画として素直に楽しみました。EDはミスチル)

          獲姑鳥の夏
(原作FANには辛い映画ですが、長い原作を2時間に纏めたのは凄いと思った。キャスト
は宮迫博之(木場)以外わりとすんなり受け入れられました。が、監督が最悪でした)


8月        妖怪大戦争
(妖怪会議の試写会で観ました。妖怪(水木しげる)FANが集まって作った大人のお祭り
映画です。小豆は体にいいんだ! 神木隆之介くんの演技が光ってました。天才子役!)


9月        容疑者室井慎次
(室井さんが素敵! でもストーリーは散漫に感じました。とくに田中麗奈が演じた新米
弁護士が昇華されてない。内容も想像の範囲内で意外性がなかったな~。残念でした)

          メゾン・ド・ヒミコ
(テーマは重いのにファンタジックなお陰で辛くならない映画でした。真性ゲイの主人公
が、女と寝ようと頑張ってみるとかのエピは不自然だから要らなかった気がしますよ。)


10月       シン・シティ
(アメコミをそのまま実写映画に・・・。ラブ&バイオレンスなのですが、ラブ要素は薄い
ので、殿方向け。女優陣のセクシーさに私は夢中になりました。)

          ルパン
(素晴らしい! 衣装・美術・映像が美しく、ウットリです。原作とは違う人間臭いルパン
もいいな~と思いました。ドキドキ・ワクワクが続き飽きさせないのも魅力です!!)

          ブラザーズ・グリム
(映像が綺麗でした。テリー・ギリアム監督のわりにまとも♪ らしい、カメラワーク
も効果的でした。娯楽大作としてお薦めできる作品です。グリム好きにもお薦めですよ!)

          乱歩地獄
(糞映画。とくに鏡地獄が酷い。実相寺監督が素晴らしいのは名前の語感だけだという
のを証明してくれてます。乱歩大好きなのに、また期待を悪く裏切られました。)

          カーテンコール(長谷部清監督)
(しみじみとできる良質の邦画です。日本版ニューシネマパラダイス。昭和という時代へ
の讃歌でもあります。タイトル通りの映画でした。)


11月       ダーク・ウォーター
(来週試写会で観ます。恐いといいな~)


これから年内~新春に観たい映画

ハリー・ポッター炎のゴブレット、ベニスの商人、理想の女(間に合うのか?)、
ポビーとディンガン、僕の恋・彼の秘密、THE有頂天ホテル、ミラクルバナナ。

観たかったのに観忘れた映画(かなり悔やまれる)

2月        君によむ物語
3月        カナリア(塩田明彦監督)
4月        コーヒー&シガレッツ
6月        DEARフランキー
7月        ライフ・イズ・ミラクル
8月        愛についてのギンゼイ・レポート
9月        シンデレラマン
10月       蝉しぐれ  

今年観た映画で、当たりハズレもありましたが、結局、好きなのは「ラヴェンダーの咲く
庭で」と「ルパン」がダントツかな~。
邦画は「メゾン・ド・ヒミコ」「真夜中の弥次さん喜多さん」が良かったな♪
それにしても、あまり映画を観ないまま1年が終わってしまった。
昔は毎週観てたのにな~。


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シン・シティ

書き忘れてましたが、10月12日に丸の内ルーブルで観賞してきました。

月イチゴローで最近すっかり映画評論家(辛口?)になりつつある稲垣さんのコメント
にわりと賛同。「暴力的で見ていられない。とくに新しくもない。漫画じゃんこれ」
って感じに稲垣さんは言っていましたが、その通りなんですが、私の感想はちょっと
違います。

▼暴力的で見ていられない。

基本がモノクロなので、いくら流血&残虐でも血が白いのでショッキングには感じません。
漫画的表現を実写でやっているので、あら、ホワイトがいっぱい飛んでいるってな感じで
苦手な人でも平気な気がします。

▼とくに新しくはない。

まったくその通りです。目新しいところや映像表現などは余りないです。
アメコミが完全実写というか、忠実に映像化されているところが新しい気はします。
(が! 私はアメコミが好きじゃないので琴線に触れるところはなかったな~。)

▼漫画じゃん!

コレはこの映画への最大の賛美だと思います。なにしろ人気ハリウッドスタア様が逆指名で
出演したいと思ったほどのコミックの映画化です。その熱意はビシビシと伝わってきました。
日本で言えば、夏に公開された「妖怪大戦争」と同じようなものです。
漫画じゃん!! でいいのです。この映画にそれ以上のものを求める観客もいないだろうし。
そういう意味では大成功してる映画ですよ。

私は正直、頭ちょっと寝ちゃいました(笑) なので、最後のエレベーターの男の意味が
わからなかった。(気になったので調べたら、私が寝てる時のエピソード/伏線でした)
しかし、途中からはカッコイイ&綺麗でセクシーな女優陣にメロってきまして、最後まで
楽しく観賞できました。ジェシカ・アルバちゃんとか、ロザリオ・ドーソン様とか最高です!!
ミッキー・ロークや、ブルース・ウィルスなどの男優には魅力感じなかったな~。
そもそもワイルドで強い男は嫌いだからなー。ヘタレ男好きなので・・・。

でも、イライジャ・ウッドくんは可愛かったです。恐い役なのに可愛いの。
藤子不二雄A先生の魔太郎に似てる♪ とか思ってた私は駄目でしょうか? 許されない??

ともあれ、これは好き好きがかなりハッキリ分かれる映画です。微妙~と思っている人は
映画の日で観るか、レンタル待ちでいいと思います。
でも、好きな人は大好きだと思うよ♪

テーマは、愛とはバイオレンスだ!ってところかしら??


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人形

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家族が泊まりに来るので掃除をしたのですが、私はポストカード収集癖があるのか、
たくさん出てきてびっくりしました。理由はわかっているのです。美術展やギャラリー
に行った時に、目録等を買う予算がないので葉書で我慢しようと買うからです。
しかし、こんなにあっても・・・。

中でも多かったのがテディベアとビスクドール(+創作人形)。こちらは高価で本物が
手に入らないので、つい葉書や写真を買ってしまうんですね。は~、でも可愛い&美しい。

私はアンティークドール(所謂、フランス人形)と、恋月姫さんや、天野可淡さんなど
の創作ビスクが死ぬほど好きです。これも元を正せば乱歩趣味からきているものなんですが・・・。
壊れやすい(はかない)ところも含めて、愛おしい。
最近では大島弓子先生のチビ猫ビスクドールの第二弾をうっかり予約してしまいました(死)
なにやっているんだろう・・・。

そんなわけで、チビ猫をお迎えするにあたり、しばらくテディベアは我慢です。
なのに先日、銀座三越にクリスマス限定のチーキーを見に行っちゃった!
今年はカーリーモヘアの真っ白な可愛いチーキーです。可愛い!! 意志の弱い
私に我慢ができるのか・・・。我慢です。でも、発売当日は遊びに行きます。

画像は、我家にいるジュモーちゃんのレプリカです。小さくて可愛いのです。
バラの咲く時期にお庭で撮影しました。


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