たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~

NYLON100℃ 28th SESSION
カラフルメリィでオハヨ~いつもの軽い致命傷の朝~
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【内 容】
海に囲まれた病院からの荒唐無稽な脱走劇、人生の最期を迎えた老人と彼の家族のスケッチ、
2つのドラマが重層的に絡みあいながらそっと生と死をみつめる一。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ一生に一本の私戯曲、改訂を加えて9年振り、4回目の上演。

【作・演出】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ

【出 演】
みのすけ、犬山イヌコ、三宅弘城、大倉孝二、峯村リエ、廣川三憲、村岡希美、安澤千草、
喜安浩平、植木夏十、眼鏡太郎、廻飛雄、馬渕英俚可、三上市朗、小松和重、市川しんぺー、
山崎一

●2006年4月7日(金)~4月30日(日) 下北沢 本多劇場●


【感 想】

ただひたすらに懐かしかった。三度目の上演からも9年という月日が経っている。
初演からいったら、18年も経っている。私も随分年を取りました。
私がこの芝居を最初に観たのは、91年の再演だったと記憶しています。17歳の時ですよ!
セブンティーンですよ! 若かったんだなぁ。たぶん、その頃の私は有頂天から劇団健康に
流れただけだったので、ケラさんの芝居 手塚とおる大好き なんてくらいの気持ちで
田舎から下北沢の劇場まで行ったんでしょう。ラフォーレ原宿で買った似合いもしないジェーン
マープルのロリータ服を着て、気分は下妻物語(笑) 気分だけですが・・・。
三度目の上演である97年は、ぐっと落ち着いて演劇FANとして観に行った。
そして、四度目の今回。すっかりオバサンと呼ばれる年になりましたが、また観に行った。
若さを失った分、得ることもあったようで、今回はすごく感動しました。なんだろう、コレ?

「労働者M」でも思いましたが、ケラの芝居は一部のトラウマ持ち、不幸せな人にほど効く
モノなのかもしれません。私はこの芝居の終盤、海に辿り着いたみのすけ少年たちの場面~
みのすけ少年の幕切れの台詞で、うっかり泣いてしまった。「戻らないぞ、絶対に戻らないぞ!」
とか、「しいたけちゃんを食いに行こうよ」とか、文字にすると他愛もない台詞なのに何故か
グッときてしまい落涙・・・。

人生とはおそろしい冗談のようなものです。

う~ん。そういうことなんですよね。やっぱり。人間はいつか死ぬ。人間の死亡率100%。
それがわかっていても、生きている間に人はいろいろ悩み、考え、紆余曲折する。とても
能天気には生きていけない。死ぬとわかっているんだから悩むだけ馬鹿馬鹿しいのに、くだら
ないことで落ち込んだり、躓いたり。それは傍観して見ると、とても滑稽。
ケラさんの戯曲の多くは、このような視点で書かれているように思います。結末がたいがい
悲劇なのもリアル。ナンセンスギャグ(喜劇的要素)をちりばめて、その悲劇性を薄れさせて
いますが、とてもリアルな人間たちを書いている。だって、能天気に幸せばっかりの人生を
送れる人なんていない筈だから。

何が言いたいのかわからなくなってきましたが、人生とはおそろしい冗談のようなものという
みのすけ少年の台詞が、ケラさんの言わんとすることを短く纏めているように思います。
だから、悲劇で笑うのです。悲しい時も、辛い時も笑うのです。ケラさんはそのために喜劇を
書いているのです。観客と自分自身のために・・・。たぶん、そうなんだろうと大人になった
私は受け止めました。17歳の時には気付かなかったことであります。

しかし、ケラさんの書くものはジャンルは喜劇ですが、すべて悲劇なんですよね。
シリアス・コメディーという用語もあるようですが。
相反するものを成立させているのが、いつも凄いなぁと思う。

ちなみにこの戯曲は、ケラさんが死にゆくお父さんの病室で書いた、お父さんへの想いを
綴った私戯曲であります。そのあたりを踏まえて観ると、よりグッとくるものが。
今回で最後の上演だというので、ケラさんの中でお父さんへの想いが決着したのかも
しれません。

総括↓。
とりあえず、またみのすけ少年の台詞を借りれば「もし長い年月とか、人生の残りとか、
今から先というものがなく、ただあるのは今だけだとすると、この今というものこそ讃える
べきものであり…」・・・ようするに、今を生きるしかないのであります。
たとえ辛くても今を一生懸命生きていくしかないのであります。といったことを、ケラさんの
芝居を観る度に再確認する私です。

舞台自体や役者についての感想は続きを読むにUPします。長くなったので(笑)
そういえば、本日(千秋楽)は、堤真一さんが観に来ておりましたよ。かっこよかった

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父帰る/屋上の狂人 観劇感想*2

『父帰る/屋上の狂人』を観劇して来ました。私が観るのは二度目。
6日に観て以来なので、どれだけ変わったのかと思いつつ足を運んだのですけれど、全体的に
それほど変わっていなかったように思います。良かった
個人的に、「父帰る」は6日(前半)に観た時よりも今回(後半)の方が良くて、「屋上の狂人」
は6日(前半)の方が良かったかな?

私が不運だったのかも知れませんが、本日(28日)6時の回は観客の見る姿勢が悪かった
です。「屋上の狂人」の方だけですが、なんだかガッカリしたし、そのせいで芝居自体の
緊張感が薄れてしまったように感じました。
これはもう、剛くんがジャニーズアイドルだから仕方がないのかもしれませんが、剛くん主演
といっても、剛くんのためだけにある芝居じゃない。・・・ということを、観客側は少し考えて
欲しいと思いました。(すみません、偉そうで
狂人*義太郎(剛)が屋根の上で動き回るのが心配なのはわかるけれど、「きゃー」と騒ぐのは
どうかなぁと思う。
剛くんが可愛いのはわかるけれど、嬉々としてはしゃぐのはどうかなぁと思う。
私もSMAPファンだし、剛くんが好きで劇場に行ったので、そのミーハーなファン心理もとても
よくわかるのですが、芝居は観客のリアクション(態度)も含めて完成するものだと思うので、
ミーハー精神は終演後に喫茶店などで友人と発揮して欲しいなぁと・・・。

いろいろなブログで、客席がジャニーズファンばかりで居たたまれなかったみたいな記事をチラ
ホラ見かけて、6日しか観てなかった時はそんなことないだろうと思って腑に落ちなかったのです
が、今日観に行ってその苦情の訳がわかりました。
慎吾くんのやった「香取慎吾スーパーSHOW 怪談にせ皿屋敷」や、昔の「ドラゴンクエスト」
などなら、多少羽目を外した観劇でもOKだと思うけれど、今回の芝居は節度を持って観た方が
いい内容だと思うのですが・・・。どうなんでしょう?
お陰で、「屋上の狂人」は集中して観られず残念でした。

剛くんファンが9割を占める会場、後半ということでリターンズも多い筈で、観客の態度が一般
の舞台と違うというのは予想して行くべきだったかも。
なんだか、すごく楽しみにして行っただけに少し凹んでいます。なので愚痴になってしまった。
すみません。舞台の感想は、気持ちを切り替えて続きを読むにUPします。

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片岡仁左衛門丈に紫綬褒章!


歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(62)が平成18年春の褒章で紫綬褒章を受章することになり
27日、都内で会見した。電話による授章連絡を「謹んでお受けしますと答えた後、詐欺か
と思った」と笑わせた仁左衛門。3月に父である十三世―の十三回忌追善興行を成功させた
ばかりとあり「仕事に対する姿勢は父から叩き込まれた。九十で亡くなるまでチャレンジャー
でしたし、その姿を見習ってやってる」と感慨深げ。
今後については「お国から評価されて責任を感じるが、自然に、流れを生かす心境で」と話した。
(デイリースポーツより)


おめでとうございます! 
仁左衛門丈が紫綬褒章を授賞というのは、大納得ではないでしょうか?
歌舞伎界に嬉しいニュースでございます。

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ニューヨークスウィーツフェア

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バレエを観た後に、家族と伊勢丹(新宿)へ買い物に行きました。
その時に、私が遭遇した『ニューヨーク スウィーツフェア』。
2006インプレッション~ジョトオ(GIOTTO)&フレンズ~ということで、ニューヨークの
トップレストラン6店の華麗なるレストランスウィーツが地下食品街に並んでいました。
どれもこれも美味しそうだったのですが、私が選んだのはジョトオのアップルパイ
これが、かなりツボに嵌るお味だったのです。甘さ控え目のさくさくのパイ+焼きリンゴ。
至福のケーキタイムとなりました。

最近、甘い物を食べている時がとても幸せです。(前からですが・・・)
毎日なんかどうかスウィーツを食べております。昨日は赤坂のアランボヌーのマドレーヌ。
2センチくらいの大きさの小さなマドレーヌなんですが、リッチなバターの風味がグッド!
本日はキハチのチョコレートマフィンを食べてから職場へ♪
しかし、このままではデブまっしぐらです(笑)
というわけで、明日からは少しダイエットをしてみることに。前より太らなくなったとは
いえ、さっき体重計にのったら、1キロ増えていた。ガーン。やっぱり、きました。
いつかはくるだろうと思っていましたが、好きな物を好きな時間に好きなだけ食べていたら
太りますよね?? これから薄着の季節なので頑張ります!

・・・と、決意したところで、東京フレンドパークの観覧募集に当選という連絡が!!
5月1日に収録予定の勘太郎・七之助出演の回です。あと5日。とりあえず、この日を目標
に、せめて体重を元に戻してから観覧に参加しようと思います。

観覧については、またレポしたいと思いますのでお待ち下さい。
●東京フレンドパークHP→こちら

【追伸】ニューヨーク スウィーツフェアは24日で終了しております。

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コクーン歌舞伎「四谷怪談」千秋楽!

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千秋楽*コクーン歌舞伎「東海道四谷怪談」

いよいよ、24日でコクーン歌舞伎も千秋楽となり、PARCO歌舞伎→コクーン歌舞伎と
いう渋谷DE歌舞伎な春が終わってしまいました。淋しいです。

「四谷怪談」を上演すると必ず何かが起こると言われておりますが、本日はJRの電車が
止まりましたね(笑) 
私は週末実家で過ごし、千秋楽の朝、特急電車でコクーンに向かったのですが、新宿に
着いたら山手線等が止まっていて焦りました
せっかくの千秋楽なのに遅刻したら悲しすぎる。それで、慌てて地下鉄で遠回りですが渋谷へ。
駅からは猛ダッシュで会場に行ったのですが、息を切らせて着いてみれば、「開演は30分
遅くなりました」との案内が・・・。
予期せぬ電車トラブルに合わせて、対策してくれていたのです。そして、そんな事態という
事もあり、開演前に勘三郎さんのご挨拶がありました。まだ顔を塗ってない、素顔の勘三郎
さんが出てきて、「・・・そういう訳で30分遅れます」と説明。
トラブルも嬉しいオマケに化けて、得した気分になりました。JRよ、有難う(笑)

さて、千秋楽の南番。私にとっては今回二度目の南番ですが、やっぱり面白かったです。
芝居自体は、千秋楽だからといって特別変わったところはありませんでしたが、按摩宅悦
内の場で、小山三さんのおいろに向かって「長生きして欲しいものだなァ」なんていう
アドリブはアリ。
どうやら最近、小山三さんはちょっと太ったらしく、そんなことを言ったあとに上記の台詞。
微笑ましいアドリブでございました。

カーテンコールは凄かった。いろいろやってくれましたよ。
最後のストップモーションの立ち回りをアンコールで見せてくれて、そのBGMは上海バンス
キングのスウィングJAZZだったり。北番のラストに使うワイヤー宙乗りで与茂七(勘三郎)
が天上からくるくる回りながら降りてきたり。
紙吹雪(雪)も、本水もバンバン使ってのカーテンコール。なんと、その雪は舞台だけで
なく、会場にも降りまして綺麗でした。歌舞伎にカーテンコールは不要という話もありますが、
中村座やコクーンに限ってはあった方が嬉しいです
3回目くらいのカーテンコールで、会場から串田さんが登場。本水のプールに突き落とされて、
楽しそうでした。「12年ぶりに落とされました」なんて話も・・・。
あと、NY公演の話なども飛び出しました。どうもきちんと完成しなかったっぽい北番を
練り直し、来年また日本で上演して、それを持ってNYに殴りこみをかけるとのこと。
今回北番は公演数が少なく、チケット取りも大変だったので、来年今度は北番のみでの再演
をしてくれるというのは嬉しいニュースです!! やった~。でも、北番でNY公演ということ
は、勘太郎は出演しないのかしら?? そこは気になります。すごく気になるよ(笑)
そして、恒例?の勘三郎さんを胴上げなどもありまして、長いSPカーテンコールは終わった
のでした。

途中からスタンディングオベーションが起こり、私も立って拍手をしていたのですが、キャスト
の皆さんがはしゃいでプールに飛び込んだり、水鉄砲攻撃をなさったりしたので、洋服が水浸し
になっちゃいました。だって、防御用のビニールシートは足元に置いて立ったんだもの~~。
でも、水に濡れたことさえも楽しかったのでちっとも構わないのですが・・・。

実家に戻ったついでに、四谷怪談の関連書物を引っ張り出して読み返しました。あらあら……
って思い違い+混同していた部分がいっぱいあって目から鱗。
例えば、伊右衛門が御用金を盗んだのは判官の事件がある前だったとか(笑)
私ったら、どうしても伊右衛門はお岩様を愛していたと思い込みたくて、いろいろ記憶から
消去していたようですよ。それでも、夢の場がある以上、この自説は主張し続けますけれどね。
夢の場は、二人の愛と願いを「夢」として南北が書いたものだと思うので。
といったことは、また改めて書こうと思います。

本日は千秋楽のミニレポまで♪

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ヌレエフの「SWAN LAKE」

昨日は思ったことをツラツラと相変わらず、まとまらない文章で書いてみました。
書き終わってからも、ずっとヌレエフ版「白鳥の湖」のことが気になっております。

で、結局、ヌレエフ版の家庭教師の存在は何なの?
どういう解釈をして観るべきだったの?


私は家庭教師=ロットバルトだと思い込んで観ていたのですが、一人二役で演じているものの、
どうやら=(イコール)ではないようです。そのあたりは歌舞伎と一緒で、同じダンスールが
踊っても別の役として観なければいけなかったみたい。
ヌレエフ本人が自分で振付けた「白鳥の湖」について、どういう意図・解釈であのようにした
のか残していないので、凡人にはまったくもって理解できず、見終わって時間が経過しても
こうして考えてしまう羽目に。馬鹿だから仕方がないって話もありますが・・・(笑)

王子は夢の世界に生きていたと解釈したらいいのかな? 夢・空想の世界にいた王子が現実
の厳しさ、残酷さを知ったという流れで見ればスッキリするので・・・。
女王に過保護に育てられ、結婚する年になってもまだ夢のような理想ばかりを追っている王子。
そんな王子の前に現れた理想どおりの美しい女性=オデット姫。しかし、現実は甘くなく、
経験値の低い王子は悪の魔法使い・ロットバルト&その娘オディールにまんまとしてやられ、
オデット姫を奪われてしまう。王子の理想の愛は手に入らなかったという悲劇の物語。こんな
感じなのでしょうか? わかりません。誰か教えて~~。
まあ、どんな舞台も自分の心で感じたもの=答えでいいと思うんですけれどね。

私が近年観た「白鳥の湖」は、N・アナニアシヴィリを観たさに行ったボリジョイ?の純然な
ロマンティック・バレエの白鳥~だったと記憶しています。プティパ/イワノフ版を踏まえた
グレゴローヴィッチ版。こちらだと話はすんなりで、王子とオデットの愛の物語だし、最後は
その強い愛が悪・ロットバルトを倒し勝利する。この世で愛ほど強いものはない。真の愛(光)
の前に悪(闇)は滅びるといった、皆も知っているハッピーエンドバージョン。
このように古典を踏まえた振付・演出をしてくれると、観る方は何を考えることもなく、ただ
ただバレリーナたちの踊りを観て、凄い! ブラボー!と感激しまくっていればいいので楽
なのだ。32小節のグラン・フェッテ・アン・トゥールナン(黒鳥)だとか、同じ場面での王子の
跳躍の高さだとか、コールド(群舞)の鳥肌が立つほど揃った動きだとか、そういう所を
じっくり観て、今日の●●は凄かった~。綺麗だった~で満足して帰れる。

しかし、オペラ座のヌレエフ版は私にはまだ馴染まない振付・解釈なので、そちらの方ばかり
気になってしまい、踊りよりも物語に比重をおいて観てしまう結果となり、一度観ただけでは
消化不良。DVD化してくれるといいな~。

あと、昨日は書き忘れていましたが衣装や舞台美術も素敵でした。オペラ座でございます
といった個性のある、それでいて本当に美しい衣装。ただ、従来よく見られる衣装とは違う
ので、戸惑うところもありました。踊りを観れば役がわかりますが、ぱっと見では分からない。
でも、色合いとかデザインとか本当に素敵。刺繍とかも豪華ですし。チケットが他のバレエ
公演と比べて格段に高くても、元は取れた感じです。
バレエは総合芸術。音楽(オーケストラ生演奏)+舞台美術+衣装+踊りとすべてが揃って
いると動く芸術そのもので、圧倒されます!
オペラ座はコールドを含め、出演者のレヴェルがダントツ高いので、観る価値はチケット代
以上にあると思いました。私の最も好きなバレエ団です

明日からの「パキータ」も観たかったのですが、予定が合わず諦めました。生で「パキータ」も
観たかったです!! 
はあ~、バレエは素晴らしい。やっぱり大好きです。最近は歌舞伎+日本舞踊ばかり観ていた
のでバレエはご無沙汰でしたが、観るとどうにも好きだな~と昔のバレエ好きだった自分に
戻ってしまう。日本人なのだから日本舞踊だろうなんて近頃は思っていたのですが、西洋の踊り
もたまには観なくてはイカン。
前回来日して以来のオペラ座バレエ観賞だったせいもあり、22日はかなり感動しました。
白鳥たちのコールド観て泣いてましたから(笑) 本当に良かったです。他のキャストも全部
観たかった。とくにニコラ・ル・リッシュのジークフリート王子は観ておきたかったな(涙)

最後に、チャイコフスキーのバレエ組曲はなんであんなにイイのでしょうね
前奏を聴いただけで気分が高揚します。大好きです。

【余談】
客席に、オレリー・デュポン様を発見。私は家族と観に行っていたのですが、デュポンはバレエ
をやっている従妹にとって、いちばん憧れのバレリーナ。近くで見かけただけで感極まって
おりましたよ。しかし、バレリーナはノーメイクに近いラフなスタイルでも美しいですね。
姿勢や立ち振る舞いが綺麗だからだと思います。
同じ女性として真逆な自分が嫌になりました(笑) ダイエットしようかな~。

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パリ・オペラ座バレエ団「SWAN LAKE」

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ヌレエフ版「白鳥の湖」。それは、モダンとクラシックの中間……とても斬新で、大人のバレエ
だと思いました。さらに簡単に言えば、プティパ/イワーノフ版など(古典)→ヌレエフ版(中間)
→マシュー・ボーン(モダン進化形)といった感じ。……って余計わからないかしら?
意味不明な前置きはこの辺にして、私の感想を書いておきます。

ヌレエフ版白鳥~のオデット姫は脇役(しかも、あて馬)に過ぎず、主役はジークフリート王子
である。王子と家庭教師(=ロットバルト)の物語。なので、さらに進化するとマシュー・ボーン
版と繋がるような気がした。
純粋培養で育ってきた軟弱王子は、知的で教養深く、かつ大人の魅力(色香)に溢れる家庭
教師に心酔していて、それはむしろ恋と言い換えた方が正しい。
おそらく家庭教師も無垢な王子を愛している。が、こちらは大人なだけに愛憎半々。
そして、家庭教師(=ロットバルト)は『人の欲望』の象徴でもある。王子は結婚するような年齢
になって初めて、自分の中に眠っていた欲望に気付いたといったところ。
家庭教師に目覚めさせられたのかも・・・? きっとそう。

オープニングで、悪い魔法使い・ロットバルトがオデット姫をさらって飛び立っていく。
この演出がヌレエフの解釈を象徴しているように思えた。「王子の結婚を阻止し、不幸にして
やりたい」という歪んだ愛情から生まれた計略。それを暗示した出だし。ゾクゾクきます。

一幕目。王子の誕生日パーティー。ママ(女王)に明日花嫁候補を揃えた舞踏会をしますよ、
と言われて浮かない様子。恋慕う家庭教師にまで結婚を勧められ、ますます気分はロウに・・・。
王子の目には綺麗なお嬢様たちや、楽しい宴の模様は映らない。物憂く宙を見ているだけ。
王子には複雑怪奇な家庭教師の気持ちはわからないのである。ゆえに思い悩む??

二幕目。王子、オデット姫と出会う。オデット姫はロットバルトの魔法によって白鳥に姿を
変えられている。王子はあっけなく姫に恋をし、永遠の愛まで誓うが、これも計略のうちに
しか見えない。家庭教師(=ロットバルト)が前もって周到に用意し、仕掛けた罠に王子が
まんまとひかかってしまったように感じた。

三幕目。女王主催のお見合い舞踏会が開かれる。ロットバルトが用意したオデットの替え玉・
黒鳥オディールが登場。お馬鹿さんな王子は、オデットと瓜二つのこの黒鳥に結婚を申し込む。
王子、見事にロットバルトの罠に嵌る。
可哀想なのはオデット姫。巻き込まれ損としか言えない。

四幕目。王子・ロットバルトの官能的な踊りが強く印象に残る。どう観てもオデットは脇役。
最後、ロットバルトは白鳥を湖に蹴り落とし、王子と永遠に会えないように連れ去る。
オープニングと同じ演出。勝ち誇ったようなロットバルトがたまらなく素敵だった。
王子はすべてを失ったように倒れ伏す。

・・・と、私にはこのように見え、感じられたのです。王子と姫の悲しい恋物語というよりは、
王子と家庭教師の背徳の恋物語としか思えない振付・演出なんですよね。
う~ん、面白い。
もちろん、基本的な流れは古典の「白鳥の湖」と一緒ですが、家庭教師(=ロットバルト)
が目立ちすぎる。この二役を一人のダンサーがやるというのも、とても意味深で、正直、影の
主役! 王子よりも美味しいのです。
白鳥オデットと王子のパ・ド・ドゥ、黒鳥オディールと王子とロットバルトのパ・ド・トロワ等、
踊りの見せ場は勿論姫がいちばんなんですが、物語上では霞みまくり脇役になっている。
このヌレエフ版を幾度となく再演するオペラ座バレエ団。モダンの方でも世界最高峰の座に
いるオペラ座バレエ団だからこその選択な気がしますね。

私が観たのは、22日昼の部。
オデット&オディール姫=デルフィーヌ・ムッサン。王子=エルヴェ・モロー。
ロットバルト=家庭教師=ステファン・ファヴォラン。という配役でした。
今回の来日公演、ニコラ・ル・リッシュやルグリなども来ているのですが、私は新星モローが
観たかった! 生で観たことがないっていうのもありますし、ジークフリート王子のイメージに
いちばん近いルックスをしているのはモローなので。嵌ってました!! 
今回、最後に手を付いちゃうというミスもありましたが、モローの王子だと、それすら演出に
思えちゃいましたよ。優柔不断で、軟弱な王子・・・本当にピッタリでした。
オデット/オディール姫のムッサン。年齢的なこともあり、32回転などの見せ場は無難にこな
していたというか、地味。でも、手堅い。
鳥の羽ばたきを連想させる腕のしなやかさ、首の動き、素晴らしいです! 本当に丁寧。
体の綺麗さにもウットリ。出産しても変わらぬ体型! スゴイですよね。
そして、なんといっても怪しい魅力でヌレエフ版の作品世界を我がモノのようにいていたロット
バルト=フォヴォラン! 顔小さい とにかく素敵 すっかり、やられました。
元々ロットバルト好きなので、ヌレエフ版だとより注目してしまいますね。

・・・長くなったので、続きはまた明日。

注意:バレエにそれ程くわしくない人間の感想です。思ったままを書いたので、
ヌレエフの解釈については専門家の評などを探して読んで下さいね♪

 
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荒井良作品展 ~「化けものつづら」出版記念~

銀座・兜屋画廊で開催されている荒井良さんの作品展を見に行って来ました。
荒井さんといえば、作家・京極夏彦の京極堂シリーズ、講談社文庫版表紙の妖怪張子作品
を作っている方としても有名です。
妖怪張子とは思えない繊細なディテールと、艶やかさ。一度、生で現物を拝見してみたいと
思っていたので念願叶いました。
0002ara.jpg
↑こちらがその文庫版表紙たち。素敵です

他には、水木しげるロードなどで購入可能な鬼太郎ファミリーのお面(張子作品)なども
作られています。こちらのお面も可愛くて大好きです。

●作品展の詳細●

場所:兜屋画廊 銀座8-8-1 出雲ビル8階(※資生堂ビルの背面にあるビルです)
4月18日(火)~30日(日)
AM11:00~PM6:30(最終日6:00)
TEL:03-3289-4820

さて、作品展の感想というか、お気に入りの作品を少しご紹介。

0012ara.jpg
↑姑獲鳥。ほんとうに美しい・・・。

0008ara.jpg
↑五徳猫。可愛い。妖怪でも猫は可愛いですよね~。

0004ara.jpg
風神・雷神より。これはたぶん雷神様。

このような素晴らしい作品が期間中展示されていますので、近郊の方は是非見に行ってみる
と良いですよ。びっくりしますから。張子でこんなの見たことない!!
あと、荒井さんの作品集が今月24日頃出版されます。一足早く作品展会場でも販売するそう
なので、気になる方は画廊にお問い合わせを!

●荒井良作品集「化けものつづら」の詳細●

*版型B5変・上製 *頁数/104頁 *オールカラー *定価2600円+税
*発行/木耳社(ISBN4-8393-5895-8 C0071)

作品集の発売も楽しみです

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(BlogPet)KANTAの言葉

きょうKANTAはフランス語を代表した。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「KANTA」が書きました。

★★★★★★☆☆☆☆☆☆飼い主のコメント★★★★★★☆☆☆☆☆☆

フランス語か~。ジュテーム、ボンジュールくらいしか知らないな~(笑)
KANTAがフランス語代表なら、今度から少しずつフランス語も日記に混ぜてみようかな?
は! 急にフランス語とか言い出したのは、海老様のパリ・オペラ座公演が見たいから?
こっちの方が正しい気がします。ちなみに管理人Aは、行けません。
そのかわり、明日上野でパリ・オペラ座バレエ公演を観ます
koji8.jpg
↑最近、お友達のキヤコさんが飼った猫のコージ君。
コクーンって呟いておりますよ!! いや、興味ないだろう(笑)


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六花亭の「マンスショコラ」

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友人が里帰りのお土産にと六花亭の「マンスショコラ」を買って来てくれました
+ジャガバター。と書けば、北海道土産だとすぐにわかる方も多いはず!!

北海道は食べ物(魚介・野菜・ラーメン等)が美味しいので有名ですが、実はスイーツ
(菓子類)もむちゃくちゃ美味しい。しかも、安い! 
そのスイーツブランドの代表格にもなりつつある六花亭。中でも有名なのは「マルセイバター
サンド」「ストロベリーチョコ」だと思いますが、今春に発売された「マンスショコラ」が
とっても美味しい!! 

商品紹介(HPより)→フランス語で薄いチョコレートを意味する『マンス・ショコラ』。手づくり
でしか出せない厚さわずか2mmの薄さにこだわりました。
ちょっぴり苦めのローストカカオニブを散らしたビタスィートチョコです。36枚入り。


1日3枚と決めて、ちまちま食べていたのですが、そろそろなくなってしまう・・・。
なので、思い切ってオンライン通販に挑戦! こちらの六花亭HPで購入できるようなので
申込みました。届く日が楽しみだ~。他にも好物のマルセイバターサンドなども申込みした
ので、少しずつ食べたいと思います。

六花亭。北海道内に何箇所かある喫茶室も素晴らしいですよね。コーヒー無料でした
ケーキ類もありえないほど安く、都内に出来たら毎日混雑間違いなしです。美味しいし♪
・・・とここまで書いて気付いたのですが、私、GWは休みがない分、5月の中旬に北海道
に行くんですよね(笑) 函館ですが。そこでも買えるんじゃないかという話も。
でもまあ、食べたかったので良しとします。
余談ですが、最近の私は食べても余り太らなくなったので、好きな物を好きな時間に好きな
だけ食べるようにしております。この方がストレス解消になるのか、太らない気がする。
昨日も夜中にショートケーキ食べましたし。不思議です。いつかどかっと太るのかしら??
やっぱり、注意した方がベターなのかな?? もう少し様子を見て食生活を改めます。

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夕どき「父帰る・屋上の狂人」

NHKの夕どきネットワーク(4/14放送)に、「父帰る/屋上の狂人」の特集がありました。
その前にNHK一都六県でも紹介されたようですが、こちらは録画失敗。ガーン
しかし、今回はワイドショー関係であまり舞台の様子などを流していないのに、NHKだけ
こうやって流してくれている。どうしてかしら?

関東ローカルの番組のような気もするので、ちょこっと書いておきます。
舞台映像+剛くんのインタビュー付で約15分くらいの紹介でした。

「父帰る」

剛「1回目はうまくいったのに、2回目はなんか普通だったなぁとか。その箇所箇所で……。
逆に言うと1回目はよくなかったのに、2回目はすごくよかったとか。だからそこは難しい
ですね。同じ気持ちで臨んでいるのに、同じようにできないところが舞台は難しい」

剛「僕は家長としてお父さんがいない時に、ず~っと20年近く家族を支えて頑張ってきて、
急に帰ってこられてもあなたの居場所はないよと言い張るわけなんですけど、家長を20年
している気持ちってどうなのかな~とか、そういうのがやぱり難しかったです。
演出家の方に「家長っぽくないんだよね」って言われて(笑)
もう少しちゃんと堂々としている佇まいなんだな~と。弟も妹も僕が一生懸命頑張って支え
てきた。「もう少ししっかりとした人をやってよ、剛くん」とか言われました(笑)」

剛「最後にお父さんを追うんですよね、僕が。普通この状況じゃ追わないんじゃないかなって
ところを追うんですよ。そこに浪漫があるんじゃないかと。最後、僕が追って行くんですけど、
そこに到達する気持ちがうまく繋がると、なんかすごくいい家族に見えてくると思うんですね。
それを意識して頑張ったんです」

「屋上の狂人」

剛「自分が幸せに感じられるっていう気持ちを持つことが幸せなんじゃないかなって思います。
それは人それぞれ違うと思うんだけど。まだ僕は本当に人生が浅くて、どういう風に皆さんに
説明していいのかって。その……、弟がお父さんに言う台詞の気持ちというか、そこの先に
ある弟が本当に言わんとしていることっていうか、なんかものすごく深い気がして、胸が
ジーンとしてしまう。弟がお兄さんを思う気持ちと、弟がお父さんに最後に言う台詞に、
菊池寛さんの言わんとすることが描かれていると思うんですね」

★★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★★☆☆☆☆☆☆

プロデューサーさん談の「自分の個性を出すというよりも、役に染まることができる役者。
そういう役者は稀有である。だからこの作品性が描けた。」みたいなお話も出ました♪
あと、親子観賞DAYの模様も流れましたよ。
DVD化されるかどうか微妙な舞台なので、少しでも舞台映像が残せてよかったです。
「蒲田行進曲」と併せて、草なぎ剛*演劇DVD-BOXとか作ってくれないのかなぁ。
3万円くらいしても買いますよ!!

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四月大歌舞伎/夜の部 仁左衛門の福岡貢!

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四月大歌舞伎は断然夜の部が面白かったです!! 17日夜の部を観劇して来ました。

【井伊大老】

昼の部に続いて、一幕目は北條秀司作の新歌舞伎。井伊大老(吉右衛門)と、その愛妾・
お静の方(魁春)の愛に溢れるお話。桜田門外の変で井伊大老が暗殺される前日という設定
なのがドラマティックだなぁと思いました。面白かった。
この演目は六世歌右衛門が最後に勤めたものだそうです。私は観ていませんが、どんなお静
の方だったのだろう?

【口上】

相変わらず、左團次さんが面白い。團十郎・左團次で歌右衛門宅にマージャンしに行った時
のエピソードを面白おかしく話してくれました。クーラーがなくて暑かったので裸になって
マージャンをしたそうですが、「汚いオヘソだ」と言われ、それ以来二度とお招き頂けなかった
とかそんなん。勘太郎の話も可愛かったです。「犬が大好きな方でした。なので、わんわん
パパと呼んでいた」とか・・・。
しかし、中村屋の卵色?の裃は目立ちますね。一人衣装と若さで目立っていた勘太郎でした。
あと、今回は六代目松江襲名+五代目中村玉太郎初舞台も兼ねた口上だったのですが、
玉太郎ちゃんの可愛らしいことといったら!! ムシキングが大好きだそうですよ♪ 

【時雨西行】

江口の君(藤十郎)と、西行法師(梅玉)の長唄舞踊。起きているのが辛かった。やっぱり、
踊りを観るにはまだまだ修業が必要な気がします。

【伊勢音頭恋寝刃】

仁左衛門の貢に惚れ惚れしました。そして、勘太郎のお岸!! 可愛かった~
あと、個人的に時蔵のお紺が好き。福助の万野も面白くて良かった。(※やり過ぎ感もあり
ましたが、新鮮な万野でした)
伊勢音頭~は、まったくもってありえない、歌舞伎らしいお話だと思います。青江下坂の刀
は貢と相性が悪く、因縁の妖刀だとはいえ、あれだけの殺人をしているのに最後は三人で、
めでたしめでたし。お鹿とか罪もないのに殺された人が可哀相だ!! でも面白い。大好き。
万野VS貢のやりとりや、伊勢音頭の音楽に合わせての殺戮絵巻など見ていて飽きない。

仁左衛門が貢をやると上方歌舞伎のように見えますね。新・松江のつっころばし・万次郎と
併せて・・・。上方型の伊勢音頭~は初めて観たのでよくわかりませんが、昨年見た納涼
歌舞伎の三津五郎の貢とは、まったく違うはんなりとした貢もいいなぁ……と思いました。
三津五郎の貢は武士らしさが強い印象だったのですが、仁左衛門の貢は柔和な雰囲気の
色男、実は武士っていう印象。歌舞伎は演じる型(やり方)や役者でぜんぜん違うのが
面白くて、いろいろな配役で見たくなります。大阪で上演中の「浪花花形歌舞伎」・愛之助
の貢も見たくなってしまいました。無理なんですが・・・(涙)

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四月大歌舞伎/昼の部

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四月大歌舞伎は、六世歌右衛門「五年祭」です。演目はすべて、六世歌右衛門所縁のもの。
今回は~新歌舞伎~が多くて、意外なラインナップでしたが、「父が手掛けた昭和の歌舞伎
の代表的な作品を見て頂きたかった」と長男・梅玉さん談。そういう意向だったんですね。

【狐と笛吹き】

北條秀司の戯曲。新歌舞伎。昼の部でいちばん楽しんだ一幕です。福助さんのともねが凄く
可愛い そもそもが、子狐と笛吹き(人間)の恋物語という筋から可愛いのですが・・・。
台詞もいろいろ可愛らしくて良かったです。「君は僕の宝物だよ」とか
意外やポロリと涙も零れた。

【高尾】

雀右衛門さんの踊り。体力的なこともあり、振りは極力おさえた感じでしたが、とても綺麗
でした。存在感だけで見せられるというのも凄いですよね。

【孤城落月】

芝翫さんの淀の方が憐れでイイ。勘太郎の豊臣秀頼も品がよく、大熱演で素敵でした
しかし、芝居自体は面白く感じられませんでした。こちらも新歌舞伎です。

【関八州繋馬】

昼の部最後は華やかな舞踊劇。お正月に見た「蜘蛛糸梓弦」に似ているな~という印象。
一部登場人物も一緒ですしね。三階席から観ていたので、体力切れになり途中ウトウトして
しまいました。もう、三階席での観劇はキツイかもしれません(涙) エコノミー症候群の
ような症状になりまして、足はむくむし、本当に辛かった。

四月大歌舞伎、昼の部は私的にイマイチでした。「狐と笛吹き」が普通に楽しめましたが、
演目で好きなモノが特になかったこともあり、ただただ疲れて帰って来たような・・・。
まあ、こういう月もありますよね(笑)

●16日に観劇しました。

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ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?

4月14日が、「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」の前売り先行発売でした。
まだあちこちで先行はありますが、今回はお友達と4人で観劇したかったので、イープラス
の先行に頼るしかなかった昨日。なんとか無事にチケットが取れました

このお芝居、エドワード・オルビーの作品をケラさんが演出。1962年にブロードウェイで
初演され、1966年にはエリザベス・テイラー主演で映画化もされているというのですが、
私は内容をまったく知りません。チラシには、結婚23年目を迎えた大学教授夫妻ジョージ
とマーサ。結婚生活の惰性と幻滅の毎日の中で、2人はある刺激を求めていた。
ある夜、マーサの父である学長主催のパーティから泥酔気味で帰宅した2人は、パーティで
知り合ったばかりの新任の助教授夫妻ニックとハネーを自宅に招き入れる。この初対面同然
の若いゲストの面前で、ジョージとマーサはお互いの不満を爆発させ、激しく罵りあい、
その露悪的な振る舞いはエスカレートしていく。
やがて、その矛先は若夫婦にも向けられ、否応なくこの狂気のゲームに巻き込まれていく。
眠りを忘れた長い夜に繰り広げられる壮絶な戦い。果たして、彼らに夜明けは訪れるのか?

と、ありますが・・・面白そう。

ちなみに、CASTは、大学教授ジョージ=段田安則、その妻マーサ=大竹しのぶ、新任の
助教授ニック=稲垣吾郎、その妻ハネー=ともさかりえ!!
そう、SMAPの吾郎ちゃんが出演することもあって、チケット取りが大変なのですよ(涙)
吾郎ちゃんはPARCO劇場で上演された「謎の下宿人」以来の舞台ですね。いちばん好き
な彼の舞台は、つかこうへい事務所「広島に原爆が落ちた日」なんですが、今回はどうなの
だろう?? ワクワクドキドキ。ケラさんの演出にも期待です

あと、この公演、シアターコクーンでやるのですが、客席がどうもいつもと違うらしい。
座席表を観たところ、野田MAPの「贋作・罪と罰」の時のように、ステージを中央寄りに
配して、いつも舞台があるところに客席を作り、四方八方から舞台が観られるような作りに
なっているようです。舞台周囲の席が特設S席。会場の使い方も面白そうで、楽しみです。

とりあえず、一度ですが観に行けそうで良かった。
東京は演劇のチケットがここ数年どんどん取り辛くなってきて、面倒臭いですよね。
演劇や歌舞伎などの舞台鑑賞は敷居が高いという人が多いのも、この面倒臭さが原因の一つ
になっている気がします。その分、好きな人にとっては手間や労力をかけて確保したチケット
なので有難みが増すという効果もあるんですが・・・。面倒臭いのは本当に難点でございます。
映画のように楽にふらりと観に行けたらいいのにな~。我侭か(笑)

「ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?」
作:エドワード・オルビー 演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ 翻訳:徐 賀世子
出演: 大竹しのぶ 稲垣吾郎 ともさかりえ 段田安則
会場/日時:シアターコクーン(渋谷)→2006/6/5(月)~6/30(金)
舞台の詳細はこちら→イープラス情報※大竹しのぶさんのインタビュー付。

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シティボーイズLIVE「マンドラゴラの降る沼」

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今年はテントでシティボーイズ IN 池上本門寺
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●詳細は前回の記事を→こちら♪

楽しみにして行った、シティボーイズミックス2006。場所は都営浅草線の終点・西馬込が
最寄の池上本門寺境内。遠いよ、遠すぎるよ(涙) そして、駅からも遠いのであります。
徒歩15分。しかも坂道多し。第二京浜沿いに歩いているうちはいいのですが、本門寺入口の
角を曲がってからは延々坂道。しかも、住宅街で何もなく薄暗い。ぎゃああ、途中からは左右
が墓地じゃないか~~。
友人と「駅で待ち合わせて良かったね」としみじみ呟きながら会場まで歩きました。

距離にもめげず頑張って行ったのは、テント公演+周囲に露店を並べ、さらに参道にも仕掛け
を作るなどの企画を楽しみにしていたから。なのにですね、シティボーイズさんらしいという
か、なんというか……。

間違いなく、企画倒れ・笑。

私たちは公演よりも、+αの企画を楽しみにして行ったのに何もないよ。一応、チョリソーと
焼きソバ、お菓子、ジュースなどを売る露店だけはありましたが、近年使っていたアートス
フィアの売店(バー)のかわりだと言えばそれまで。あとは、いつもどおりDVD、パンフなど
の物販があるだけ。参道とかにも何もありませんでした(笑)
開場18:30、開演19:30ということで、絶対何かあると信じて開場時には現地に行った
のに~~。

私が勝手に予想していた露店→男の料理といえば大竹まことなので、大竹レシピの特別料理
の露店。運がいいと目の前で大竹さんが手料理を振舞ってくれる。
誰が欲しがるかは謎ですが、中村有志のお面とかそんな感じの要らないグッズの露店。
斉木さんがぼーっと商売する気がなさそうに売っている杏飴かラムネ売りの露店etc・・・。
けれど、何もなし。ガーーン。その上、テント公演なのにテントらしい演出や仕掛けのない
公演(笑) あるのはテントという雰囲気だけでございます。拍子抜け。
しかし、それもこれもシティボーイズらしいと思えば許せてしまうのがFANの馬鹿さです。

テント公演なんだから、ラストではステージの後ろがバーンと開いて、本門寺の景色を生かし
た演出をするとか、タイトルが「沼」なんだから本水を使った演出をするとか、いろいろ工夫
できる筈なのに何もなし。ある意味、潔い。私はいろいろ期待して桟敷席のチケットを取った
のに、前過ぎて観辛いだけしたよ(笑) ヤラレタ。
今まで観て来たテント芝居の面白さに期待し過ぎていたのかも??

まあ、公演自体がとても面白かったので、そんなことは帳消しですけれども

いっそのこと、EDで3人が責任のなすり付け合いをしているVTRとか流したら面白いのに。

●楽屋にて、来場者アンケートを見ながら●

大竹「まずいよ、お客さん怒ってるよ……」

きたろう「誰がテントでやろうとか、露店やろうとか言い出したんだっけ?」

大竹・斉木、きたろうの顔をジロリと睨む。

大竹「お前だろ。どうすんだよ、みんな駅からさんざん歩かされて、石段のぼって、くたびれ
損だって怒ってるぞ。アンケートで、ほら」

きたろう「なんだよ、俺のせいかよ。お前だって最後はテントを開いて、空に打ち上げ花火
を上げて客を驚かせるとか、言ってただろ」

大竹「それは細川さんが無理だって言うから・・・」

きたろう「じゃあ、特製茶漬けの屋台はどうしたんだよ。毎日早く入って仕込みするって言っ
てたのにさ。築地で食材仕入れてどうとか・・・」

大竹「言ってないよ、そんなこと。お前だろ、特製カレーの屋台をやりたいって言ってたのは。
とにかく、言いだしっぺはお前なんだから」

延々と言い合いを続ける二人の横でそ知らぬ顔の斉木。二人が斉木の顔を見ると・・・。

斉木「三列目に座ってた白いワンピースの子可愛かったよね」

大竹・きたろう「馬鹿!」


・・・みたいな感じで。うまくオチがつかない例になってしまいましたが
結局、シティボーイズさんたちは、本当のところ何がしたかったのだろう。わざと何もしなかった
のなら、凄すぎる!! どうなんですか? 誰か教えて下さい~~。
※注/実のところ、テントでやりたいと言い出したのは大竹さんらしいです。

というわけで、公演についてはネタバレになるので、続きを読むにアップします

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W記念**ありがとうございます** 



Thanks a lot for Reader!

人気Blogランキング演劇部門で、初めて3位以内にランキングされました。
ありがとうございます! こんなことは今日だけだと思うので記念に画像をUP!!
いつも2桁台だったのに、4月に入って急にUPした気がします。これも、皆様がポチッと
してくれたり、拙い文章を耐えながら読んでくれているお陰です
感謝! 感謝! 日々たらら~んと気の向くままにブログを書いておりますが、やっぱり
読んで頂けると嬉しいです。これからも記憶メモがわりにたらら~んと感動したことなどを
書いていこうと思います。私の趣味は観劇+映画鑑賞+読書などですが、どうしてそう
なのかと明かせば、「日々なにかに感動していたいから」だったりします。人生長くはあり
ませんから、できるだけいろんなモノを見て感動したい。日常でもしかり・・・。

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あと、うっかり、ぼんやりしていたら、30000HIT達成しておりました。
あれれ? いつの間に・・・。
昨日かしら?? こちらもありがとうございます。
なにか記念にしたいな~と小一時間考えましたが、アイデアが浮かばず。
次のなにかの記念までに考えてみます

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コクーン歌舞伎~東海道四谷怪談~北番



やっと、「北番」を観劇してまいりました。ネタバレですが、本日はメモ的な感想を!!

今回のコクーン歌舞伎。「北番」「南番」とありまして、キャストも演出も違うというので、
歌舞伎FANなら両方観たいと思ってしまうから憎い。
さて、どう違うかと言いますと「南番」はよく歌舞伎座などでかかる「四谷怪談」を斬新
な舞台美術+演出で見せてくれる感じ。ざんざんと惜しみなく降る雪+本水+ストップ
モーションの立ち回り。ここがコクーンらしくて派手で面白い。
「北番」は大南北の戯曲を使った演劇チックな歌舞伎。下座音楽無し。(※お化けが出る
時のドロドロ+ツケは使う。音楽はオリジナル曲) そして、普段は中々やらない、「深川
三角屋敷の場」「小仏小平住居の場」「元の深川 三角屋敷の場」「夢の場」をやる分、
台詞のテンポをよくしたり、削るところは削ったりと工夫している。
あと、「北番」の方が串田和美さんの意図や解釈がよりわかりやすく伝わる反面、歌舞伎
らしさは減ってしまっているかも・・・。たっぷり感が減っていると言うか・・・。う~ん。
しかし、とても面白い。「北番」もすごく好きです。

感想がうまくまとまらないのですが、「北番」はとても実験的な歌舞伎だと思いました。
歌舞伎役者が演じているから「歌舞伎」らしく見えますが、演劇っぽいんですよね。
・・・と、グダグダまとまらない感想を呟かずに、「北番」の面白かったところをご紹介。

【浅草観音額堂の場】

オープニングから南番とは違います。「らくだの見世物」をワアワアと見物する人々。
浅草らしさが増してイイ感じ。雷門の仁王像は舞台下手側に配置されておりました。浅草・
見世物というと、昨年の「コクーン歌舞伎・桜姫」を思い出します。こちらは、桜姫=見世
物といった図式でしたが、串田さんは歌舞伎=見世物的なものと捉えているのかしら?
お袖(七之助)が伊藤喜兵衛一家に悪態をつくくだり(敵方には物は売りませんよ……な
場面)、伊藤家と四谷家の関係図(紹介)がいちだんと分かりやすい。
直助(勘三郎)がスケベで悪い男ですごくイイ。

【按摩宅悦内の場】

お袖が七之助くんなので、とても可愛らしい。

【浅草観音裏地蔵前の場~田圃の場】

替え玉を使った演出が良い。お岩(勘三郎)と直助(勘三郎)が同時に出てくる場面のため、
お岩を替え玉にして、直助が後ろを向いてなどの工夫をしてお岩の台詞を言う。
最初、お袖とお岩が連れ立って出てくるところは、二人とも替え玉(子供)なので、一谷嫩軍
記~陣門・組打~の子役を使った遠見の演出のようでした。不思議に面白いです。

【雑司ヶ谷四ツ谷町、伊右衛門浪宅の場】

音楽のせいかなんなのか、南番よりもお岩様が不憫に見えた。綺麗なお岩様なだけに、悲しい。

【伊藤喜兵衛宅の場】

お梅(坂東新悟)が可笑しなことに。台詞の前に変な息継ぎ(ブレス)を入れるのでキモイ。
もちろん、わざとそうしているのですが、普通にやった方がいいんじゃないかとも思ったり。
映画「忠臣蔵四谷怪談」のお梅(荻野目慶子)を思い出しました。こっちはイっちゃってる
お梅でしたが、伊右衛門から見て「これはキツイ」と思う点で似た印象。お梅をキモイ電波
ちゃんにすることで、伊右衛門が心変わりしたのではなく、お金と地位に目が眩んだという
ことが分かりやすい。

舞台転換を利用して、伊藤家の家中の男二人が何か余興をやっている。人形振りというか、
ロボット振りな演出。こういうのは必要ない気がしました。普通の方がいいです。

【元の伊右衛門浪宅の場】

DV! DV! 伊右衛門のDVさが南番より酷く見えた。
髪梳きの場に入る前に、一度、その頃の伊藤家といった感じに舞台が回る。人形遊びをして
いるお梅。キモイ電波ちゃんであることを強調したのかしら??

お岩の膝に足をのせて「敵討ちはもう嫌になったァ」と言う伊右衛門。その時、お岩様が
何気に伊右衛門の足先を触っているのが色っぽい。そして、伊右衛門への愛を感じました。

お岩さんの血を舐める猫が登場→大きな鼠がその猫を食い殺す。お岩=鼠使いというのが
分かりやすくなった気がしました。でも、ちょっと気持ち悪い。

【砂村隠亡堀の場】

川を人で作っている。(→青色の衣装に身を包んで、欽ちゃんの仮装大賞のように大勢の人
で川を演じている)これも面白い演出ですが、私的には微妙でした。
「首が飛んでも動いてみせらァ」は原作どおり、こちらで。(※南番は大詰の立ち回りで
言います。)
だんまりのところ、伊右衛門がとにかくカッコイイ。悪の華でございました。

【深川三角屋敷の場】

死体から剥いできたと運び込まれた着物に見覚えのあるお袖。直助が帰ってきて、母の形見
の櫛もお袖の手へ・・・。そこに按摩宅悦がやって来て、お岩様が殺されたこと知る。
姉まで殺されてしまった上は、どうしても敵が討ちたいと直助に体を許すお袖・・・。といった
三角屋敷の場。やはり、ここがある方が四谷怪談は面白い。

【小仏小平住居の場】

ここがあってこそ、小仏小平がどんな男で、何がしたかったのかが分かるので、やっぱり
あった方がいいと思いました。扇雀の小仏小平は嵌り役。死んでも忠義を尽くす男!!
忠臣蔵らしさも、怪談らしさもあって面白い。

【元の深川三角屋敷の場】

すごく見たかったので念願叶いました。直助とお袖が実は血を分けた兄弟だったとわかる場。
また、直助が与茂七(扇雀)だと思って殺したのが、実は自分の主人の息子だったということ
も判明。歌舞伎はこの「実は……」が多くてドラマティックですよね♪
お袖は与茂七に操を立てられなかったことへの面目なさに、自ら二人の夫(直助&与茂七)に
斬られ、直助は畜生道に落ちたことを悔い切腹をする。直助切腹はすごく良かった! 
なんで、いつもここをやってくれないのかと思うほど。お袖も憐れで、いじらしくて良かった。
七之助くん頑張ってます!! なんだか泣けてしまいました。

【大詰1・夢の場】

宙吊りの籠の中に、仲睦まじかった頃のお岩様と伊右衛門(子役)。
「瀬を早み 岩にせかかる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」
この百人一首にもなっている崇徳院の恋歌の使い方が、本当に上手い! 泣ける。
この歌のように激しくお互いを愛していた頃もあったのだと、伊右衛門の声で読まれる歌
に教えられて、一気に切なさが増す。南北は天才だなー。
極悪にしか生きられなかったことを伊右衛門は後悔しているのです。この夢の場を見ると、
きっと伊右衛門が憎めなくなる筈。あのようにしか生きられなかった男の悲しさ、憐れさ
が凝縮されている。見られて良かった! 有難う、コクーン歌舞伎!と思いました。
そして、南北最大のテーマ・恐ろしいのは人の業で、幽霊じゃないのだということも夢の場
+次の場でよく分かると思います。コクーン版はとくに!

【大詰2・蛇山庵室の場の場】

さらに伊右衛門に追い討ちをかけるようなラスト。悪夢のような人生から目覚めたのはいい
けれど、その分、自分の背負った罪業の深さに打ちひしがれる伊右衛門。
伊右衛門の背後に、落ちてくる(降ってくる?)死体(たぶん、今まで伊右衛門が殺して
きた人)や、伊右衛門のせいで不幸になった人々・・・。とても分かりやすい。
四谷怪談はこういうテーマなんだよ、と突きつけてくる感じです。
「桜姫」の姫様が狂っているという、歌舞伎の姫様ではなく人間(女)としての最後の演出
に引き続き、今年の北番も伊右衛門がとても人間らしく描かれた最後の演出でありました。
とても、感じ入りました。伊右衛門は只の悪ではないのであります。

それと、印象的だったのが梯子をのぼる伊右衛門の演出。天国への階段のように見える。
梯子なだけに天国までは伸びていないのが悲しく、とても切ない。

※最後、与茂七が敵討ちに駆けつけるところで終わり。立ち回りはありません。

「北番」は本当に分かりやすい。私はとても好きです。本日はまだ観て来たばかりで、整理
が出来ていないので、後日また「北番」「南番」についての感想をきちんと書こうと思います。

メモ、メモ。

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「父帰る/屋上の狂人」~朝日新聞夕刊*劇評~

4月11日の朝日新聞*夕刊に「父帰る/屋上の狂人」の劇評が載っていました。
「各30分ほどの小品だが、人物の輪郭がくっきり書かれた戯曲を河原雅彦が素直に演出し、
ニ様の家族の情景が心に残る佳作となった」と高評価!!

高評で当然だと思いますが、やっぱり、自分が見て良かったと思った作品が見識あるプロの
方に誉められていると嬉しいものです。
と、「父帰る/屋上の狂人」について触れたついでに、前回書ききれなかった部分の感想を
書き足しておこうと思います

「父帰る/屋上の狂人」は、スタッフも素晴らしかったなぁ…ということ。

美術はたくさんの受賞歴と経験がある松井るみさん。今回の舞台美術がすごく好きで、少し
調べてみたら、稲垣吾郎ちゃん主演の「謎の下宿人」、昨年の「リトルショップ・オブ・
ホラーズ」など、私が観た舞台の中でも印象に残る美術を担当された方でありました。
「謎の下宿人」では、懐かしい感じのする共同住宅(下宿)を作っていて、今回の「父帰る」
の美術と同じ人だと知ったら凄く納得! 

衣装プランナーは、最近だと「天保12年のシェイクスピア」を手掛けられた前田文子さん。
今回はシンプルですが、明治の日本人の生活感が伝わる素敵な衣装を制作。
日本では衣装美術、とくに舞台衣装のプランナーさんというのは、まだまだ軽視されている
というか、あんまり儲からないのだそうですが、戯曲・キャスト・演出家の意図などを深く
理解した上で、想像力を働かせ、デザインから考えるという作業はとても大変だと思います。
「父帰る」は、秋という季節と、話の内容から暗めの色で衣装を作られていました。裕福な
家庭ではないので、その辺りも意識されていたと思います。主演の剛くんは、紺色の着物で、
役柄の硬質な感じにとても合っていました。凛々しく見えて素敵だったなぁ・・・。
「屋上の狂人」は真夏、そして裕福な家庭の話と「父帰る」とは真逆なので、衣装も真逆に
なっていたと思います。剛くんは白地に紺の小さな柄が入った夏着物。青空の背景に映えて、
涼やかで良かったです。また~気の狂った長男~ではありますが、家族に愛されているのが
衣装からもわかる。上質な季節に合った着物を、ちゃんと仕立ててあげているのだな~と思う
と、日頃の家庭内での扱いも優しさに溢れているに違いないと安心しました。

照明は野田秀樹さんの舞台の多くを手掛ける小川幾雄さんですし、本当にスタッフ陣も今回
は揃っています。良い舞台が出来るまでには、役者+演出家だけではなく、こういった舞台
を陰で支え、かためるスタッフ陣の力がとても重要なんですよね。

しかし、草なぎ剛は恵まれている。幸せな役者さんです。
蒲田行進曲以来の舞台を、一流のスタッフ陣+役者さんたちと組んでできる。
今回の舞台で、またいろいろ吸収して、さらに大きな役者さんになるんだろうなぁ……。
千秋楽まであと二週間くらいありますが、日々よくなっている筈と思うと、早く二度目が観たい
です。待ち遠しい。今日はどうだったのだろう? 

●観劇の感想は→こちら

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映画「寝ずの番」感想です!

●映画については前回書いたのでこちらを→「寝ずの番」

【感想】

映画館に入ると、ジャズの名曲「Don't worry be happy」が流れている。この曲は聴いて
いるだけで不思議と気持ちが前向きになる曲で、私は大好きなんですけれども、この映画の
挿入歌に使用されているんですね。GJ! らもさんの作品にも、映画にもピッタリだと
思います。笑って、ちょっと泣けて、観た後に気分が良くなる大人のための癒し映画「寝ず
の番」。心がポカポカになりましたよ!

話は上方落語界の稀代の天才・笑満亭橋鶴(長門裕之)の臨終間際から始まります。
病院のベッドで死を待つ橋鶴師匠に、「思い残すことはないか……」と尋ねる一番弟子の橋次
(笹野高史)。師匠は「そ…そ○が見たい」と言うのですが、そ○とは、京都で言うところ
の女性器。弟子達は今際の際の願いを叶えようと、橋太(中井貴一)のお嫁さん(木村佳乃)
のそれを見せようと決める。なんとか説得し、師匠の願いを叶えるのですが、師匠が最期に
見たかったのは、そ○じゃなくて、外だったという・・・。
そして、愉快な「寝ずの番」が始まるわけです。笑っちゃうような思い出話をしたり、師匠
最期の高座「らくだ」だとか言って死体を使って踊ったり、不謹慎なのですが、みんな師匠
が好きだったんだな~というのが、とても伝わるのでジンワリしてしまう。
その後、師匠に続くように二人の死人が出るので、寝ずの番は映画中に3回あるわけです。
くわしいストーリーは、ネタバレが過ぎるので控えますね。

mnezui.jpg

富司純子さんがイイですね~。可愛らしくて、良いおかみさんでした。師匠にそ○を見せる
と決めた弟子が、「若くて綺麗な女のじゃなきゃ駄目だ」とおかみさんのは不可とした時に、
ぷんっと膨れちゃったりして(笑) 現実では菊五郎さんの奥様なんですが、菊五郎さんが
羨ましい・・・。
他の俳優陣も面白かった。そうそう、吉弥さんも発見できました。橋鶴師匠の高座のあとに、
お疲れ様です…みたいに舞台の裾で待つ橋次(笹野)の後ろにいます。本当に2秒くらい。
回想シーンですので、是非探してみてください。

上方落語もいくつか使われています。「愛宕山」「地獄八景亡者戯」など。このあたりも落語
好きの方は要注目。ドラマ/タイガー&ドラゴンでも、噺家じゃない俳優のやる落語という
のが見どころになっていた気がしますが、「寝ずの番」もそういった楽しみがあります。

パンフレットには、吉弥さんのコメントが載っていました。吉朝師匠の「寝ずの番」の思い出
話にからめて、映画にコメントを寄せています。「師匠、ええのんできましたよ」とまとめて
いましたが、完成した映画を吉朝師匠とらもさんは、あの世の映画館で一緒に観たのかな~?
なんて思いました。らもさんは素直に誉めない気がしますが・・・。

大人の洒落がわかる人向けの映画ですが、面白かったので、是非お近くで公開されていたら
観てみて下さい。しかし、映画館の年齢層の高さにはビックリしました。平均年齢50歳位?
30代でも若い感じです。私はシネスイッチ銀座で観ましたが、いつもと客層が違いすぎる
映画館に、浅草演芸ホールに来ちゃったかしら?と戸惑ったくらい。
でもまあ、10代~20代の人には面白さが伝わりにくい映画だとは思うので、正しい客層
が観に来ているということですね。

もう一度、レディースデーに観に行きたいです。行けたらいいな~。

●映画のお薦め度→★★★☆☆(5段階評価) 落語FANにはたまらない映画です!!

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松竹大歌舞伎 巡業コース(中村屋)

十八代目中村勘三郎襲名披露
松竹大歌舞伎 ◆地方巡業コース◆


やっと、演目・配役の正式発表が出ました。
会場によっては、今月発売の箇所もあるようですね……。要CHECK!

●昼の部●

1◆「本朝廿四孝」十種香

息女八重垣姫/中村扇雀
武田勝頼/中村七之助
腰元濡衣/中村勘太郎

2◆「口上」~中村勘九郎改め十八代目中村勘三郎~

幹部俳優出演

3◆「身替座禅」

山蔭右京/中村勘三郎
奥方玉の井/坂東弥十郎

★★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★★☆☆☆☆☆☆

●夜の部●

◆「口上」~中村勘九郎改め十八代目 中村勘三郎~
   
幹部俳優出演

◆義経千本桜 ~「木の実」「小金吾討死」「すし屋」~

いがみの権太/中村勘三郎
主馬小金吾武里/中村勘太郎
娘お里/中村七之助
弥左衛門/坂東弥十郎
弥助 実は三位中将維盛/中村扇雀

★★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★★☆☆☆☆☆☆★★★★★★☆☆☆☆☆☆

とりあえず・・・。勘太郎の小金吾!!
以前、演目だけ知った時に、「小金吾でありますように」と祈っていたのですが、本当に
小金吾です。やった~。やった~。わーい!
さて、あとはどこの会場に行くかですね。行きたい場所はいっぱいありますが、予算的に
近県だけで終わりそうです。2~3箇所は行くと思いますが、とりあえず都内・首都圏エリア
を狙います。楽しみすぎる。博多座も楽しみですが、巡業コースも楽しみだ!!

ありがとう神様!!


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本日より♪ 映画「寝ずの番」

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4月8日から、全国ロードショーが始まった映画「寝ずの番」。
原作は、中島らも。監督は、3代目マキノ雅彦(津川雅彦)!!

【内 容】

マキノ雅彦が初監督作に選んだ作品は中島らも原作の「寝ずの番」。
上方落語の一門で師匠、一番弟子、おかみさんが次々と亡くなり、それぞれのお通夜の席で
“寝ずの番”をする弟子や故人ゆかりの温かい仲間たちが、悲喜こもごもの思い出話に花を
咲かせる人情物語だ。ちょっとエッチで危ない爆笑エピソードの連続のなかに垣間見える
仲間たちの強い愛情、絆が、爽やかな涙、何とも言えない小粋で心温まる感動を生み出して
いる。(角川へラルド映画株式会社公式より)


【お薦め】

歌舞伎FANにも嬉しいCASTにまず注目。
中村勘三郎・笹野高史・富司純子(菊之助ママ)が出ております。
そして、上方落語FANにもたまらない内容の筈! +中島らもFANにも嬉しい映画化
ですよね。・・・と、歌舞伎が好きで、中島らも先生好きで、上方落語好きの私には、
待ってました! の映画公開です。前売り券は購入済み。今回、前売りを購入すると『艶歌
手拭い』が付いてきました しかも、お値段は1000円ポッキリ。
これは買うしかありません!!

昨日、桂吉弥さんの高座でも話題になった「寝ずの番」。上方落語の指導は、故・桂吉朝師匠
と、桂吉弥さんがあたったそうです。
そもそも、らもさんがとある飲み屋で原作を書いていた時も、上方落語の生き字引というか、
辞書がわりに吉朝師匠らが使われたそうです(笑) 「吉朝さん、飲みに行こうよ~」と誘われ
たと思ったら、便利な辞書に使われていたという裏話。
なので、映画に一瞬ですが桂吉弥さんも出演しているそうです。(2秒くらいとの話。)
さて、発見できるでしょうか? こちらも楽しみです!

映画事体、2年前から始動していたそうで。やっと公開ですね。
私は来週観に行く予定なので、また映画を観ての感想もUPしたいと思います。
しかし、艶歌オンパレード、下ネタ満載のこの映画。洒落がわかる友人以外は誘えないのが
難点でございます。

ともあれ、是非、中村屋、吉朝一門、らもFANの方は劇場で映画を観ましょう

■公式映画ブログ→こちら♪

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桂吉弥のお仕事です~春~ (4/7浅草見番)



今回の会場は、浅草見番(芸妓さんの事務所のような場所。稽古場アリ)。
桂吉弥のお仕事です~春~は、まだ桜が残る浅草で開催されました。※4月7日。

****
↑8日は花まつり。のぼりがいっぱい立っていました。(浅草寺)

●今回のネタ●

1/厄払い 桂吉弥
2/桜の宮 桂まん我
3/蛸芝居 桂吉弥
<中入り>
4/住吉駕籠 桂吉弥

たくさん喋りたいということで、急遽3本のネタをやってくれた吉弥さん。お陰でお腹一杯
落語が楽しめました。

【厄払い】
遊び人(今でいうぷー太郎)に、小遣い稼ぎになる「厄払い」を教えてあげる甚兵衛さん。
しかし、厄払いに挑戦してみるものの、頭の足りない遊び人はうまくやることができず・・・。
さげは、「布団を振り回して何をしてんのじゃ?」「へい。夜具、払いましょ~」。
厄払い(遊び人)よりも、厄払いを呼んだ商家の皆さんの方が気が利いているというラスト
でございます。
「昔の年越しの時期は節分辺りだった」なんていう枕から入りまして始まった厄払い。
頭にやるには丁度いい長さの噺。軽いジャブって感じでしょうか?

「桜の宮」
ゲストのまん我さんの落語。桜の季節にぴったりのお花見の噺です。これは面白い!!
桜の宮に花見に行くことを決めた定はんたち。趣向で一幕の仇討ちを題材にした芝居をやる
ことに・・・。稽古もして、衣装や鬘も借りて、いざ当日の本番。しかし、西国の侍たちや
定はんのオジさんなど予期せぬ邪魔が入り、その計画はとんでもない方向へといった内容。
個人的に、シニカルに描かれた西国の侍たちが面白くて好き。田舎侍の勘違い(笑)
仇討ちなんて今時ないだろうよ、と当時の人でも思う筈なのに時代錯誤しております。
まん我さん、枕で吉弥兄さんはしゃべるのが大好きみたいな話を暴露しておりました。
大阪ローカルの番組に、二人で出演されているのですが、生中継で●時●分には、吉弥さん
からまん我さんにバトンタッチとなる筈が、いつも時間通りにこないと苦情?を・・・。
落語家さんはお喋り好きなんですかね~

【蛸芝居】
先月観た「七段目」と同じく、芝居好きな一家のお馬鹿噺「蛸芝居」。最後には蛸まで芝居
をしてしまうというのが面白いです。
砂糖の紙袋を烏帽子に見立ててかぶり、「三番叟」で家の連中を起こすことにする旦那さん
から始まって、とにかく家中の人が芝居馬鹿でなんでもかんでも芝居ごっこにしてしまう。
出入りする魚屋さんまで、魚を三枚に下ろしながらハラワタを見て「勘平の腹切り良かった
なぁ。勘平が腹に突き立てる、後ろから二人侍が、勘平、血判……。血判……血判、確かにぃ~」
とやったりする。最後は魚屋さんが持ってきた蛸まで墨を吐いてだんまりを始め、旦那さん
と立ち回り。六方踏んで逃げて行く……。愉快な噺です。面白かった~~。
枕は、大向こうの話題から始まって、落語でも声がかかることがあるけれど住んでいる町の
名前でかける。でも、住んでいる場所によってはどないなもんか……「尼崎市民プール前」
とかじゃねぇ……みたいなお話を。歌舞伎も住んでいる町でかけますよね。芝翫さんだと
「神谷町!」とか。あとは、今年の浅草歌舞伎、PARCO歌舞伎の話題もありました。
そうそう、ネタの最中「勘平の腹切り良かったなぁ」のところで、「勘太郎の勘平の腹切り
良かったな~」と入れて下さっていました。勘太郎贔屓の私は、とても嬉しかったです。
吉弥さんは、よく勘太郎(中村屋)の歌舞伎を観ているようです。浅草まで観てるのが凄い
ですよね~。
映画の話題もありました。勘三郎さんも出演している「寝ずの番」の落語指導は吉朝師匠+
吉弥さんでやったそうです。(この話題については、明日UPします。)

吉弥さんって一人で何役も演じ分けるのが上手ですよね~。落語家だから当然なのかも
ですが、ちゃんとみんな別の人というか個性が見えます。あと、細かいところが好き。
魚屋が魚を下ろす時に、鱗が頬に飛んでそれを取る動作を入れたり。これは、吉朝師匠
もなさっていたのかな~?? あと、「蛸芝居」では蛸が最高に良かったです。
笑いました。蛸まで演じる……落語家は大変なものです(笑)

【住吉駕籠】
最後の出し物は、雲助とも呼ばれていた駕籠屋のお話。吉弥さんのこのお噺を聞くのは
二度目だと思いますが、一度目はいつだったか・・・? 
ベテランの駕籠屋と新米駕籠屋のコンビが、間違ってすぐ近くの茶屋の主人を駕籠に勧誘
して怒られたり、参詣帰りの酔客にからまれて延々と同じ話を聞かされたり、駕籠に二人で
乗り込まれちゃったりという受難噺ですが、やっぱり楽しい。
私は気付いたら江戸落語よりも上方落語を聞く機会が多く、とは言っても落語は超ビギナー
なので、まだあまり語ることもできないのですが、上方落語は今まで聞いた限り、大らかな
明るい噺が多くていいな~と思います。とにかく楽しい。
湿っぽかったり、悲しかったりっていう噺は聞いたことがない。上方落語も噺は何百もある
ので、きっと人情噺とか、怖い怪談とかもあるのかもしれませんが、聞いたことがない・・・。
なにかと世知辛いご時世なので、落語では明るく、楽しいものが聞きたいと思っている私
には、上方落語が合っているような気がします。どうなんだろう?
いろいろ勉強してみます。

ともあれ、楽しい落語会でした。
歌舞伎好きなので、今回の4つのお噺の中では「蛸芝居」がいちばんのお気に入りです。
是非、次は仮名手本忠臣蔵をする狐さんたちの噺「狐芝居」もやってもらいたいです

■桂吉弥ホームページ→ http://www.kichiya.net/

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(BlogPet)KANTAの言葉

いつも、管理人Aは
4月1日の昼の痴話喧嘩では、お歯黒を塗る場面で会場から笑いが起こり、ちょっと悲しくなりました。
とか思ってるよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「KANTA」が書きました。

★★★★★★☆☆☆☆☆☆飼い主のコメント☆☆☆☆☆☆★★★★★★

今回の日本語は合ってます。賢くなってきたみたい。

そう言えば、昨日発見したのですが、同じ種類のペット(例えば、パンダ同士)が遊んでいる
時は、片方のパンダの色がじゃっかん変わるみたいです。

****
↑画像参照。うちのKANTAは、グレーっぽく変色♪

ちなみに、またびんちょ♪様の飼っているおだんじ君の家へ行ったようです。歌舞伎話??

あと、もう一つ。これはご報告。風知草のおとみ様のペット、獅子丸君にKANTAは告白?
したらしいです(笑)。おとみ様から情報を頂きました。「KANTAに『だいすき』といわれた。」
そうです。とのこと!! あちこち遊び歩いているな~。
中々最近は長くPCの前にいられないので、KANTAの行動チェックが出来ないのが残念。
丸々予定・仕事のない日があったら、見張り続けてみたいです


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父帰る/屋上の狂人 観劇感想



草なぎ剛が主演する舞台「父帰る・屋上の狂人」6日20時の回を観劇してきました。
20時開演(※遅いですよね?)の舞台なんて初めてでしたが、今回は短い芝居の二本立て・
上演時間は休憩10分を入れても1時間位と短いので問題なし。帰りには友人と飲めましたよ!

さて、舞台ですが菊池寛の一幕モノの戯曲「父帰る」「屋根の上の狂人」の二本立てと
なります。好対照な芝居でしたが、テーマはともに「家族愛」「家族の在り方」といった
感じでしたので良い組み合わせだなぁと思いました。
大正時代に書かれた戯曲なので、今の家族とは少し違いますが、根っこ(人の心)は今も
昔も変わらないので、古臭くはありません。感情移入しやすかったし、我が身に置き変えて
考えたりもした。
内容については、二本とも菊池寛WEBに戯曲が載っていますので、そちらをご覧になると
良いと思います。●The Kikuchi Web→こちら♪

感想ですが、まず一言で言うと「すごく良かった」に尽きる感じです。まず戯曲がどこにも
無駄のない素晴らしいモノなので、あとはどう演出し、役者がどう演じるかっていうだけ。
今回の河原雅彦さんの演出は、とてもスタンダード。変に狙ったり、遊んだりしない演出に
して、作品世界を壊さず良質の舞台を作ったように思いました。
役者さんも草なぎ君を含め上手い実力派を揃えていたので、文句なし。舞台セット(美術)
や衣装もすごく良かったです。ちゃんと調べて、当時の雰囲気を出しているんだなぁと感心
いたしました。本当にあらゆることに感心・感動で、ここ近年で私が観た舞台の中でもかなり
上位というか、良い舞台だった。ボキャブラリーが貧困なので、良かったばかりになって
しまいますが、本当に良かったんです(涙)

ここからの感想はネタバレを含むので、続きを読むにUPします。

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ホテル・ルワンダ

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●公式HP→http://www.hotelrwanda.jp/

もうすぐ公開が終わってしまいそうだったので、出勤前映画第3弾!「ホテル・ルワンダ」
を観て来ました。かなり衝撃というか、胸にくる映画で終わった後はしばらく客席から動け
ませんでした。これは多くの人に観てもらいたい作品。

アフリカ版「シンドラーのリスト」と謳われているこの作品は、1994年に実際に起こった
ルワンダの内戦から発した大量虐殺を題材に撮ったものです。
ほんの12年前。アフリカではこんなにも恐ろしく、愚かなことが本当に起きていたなんて、
知ってはいましたが、改めてショックを受けました。
ツチ族・フツ族。民族アイデンティティーが異なるというだけで、憎しみ合い、殺し合う。
しかし、民間人(一般庶民)は民族アイデンティティーなんてものはどうでもよく、良き
隣人・友人として暮らしてきていた。なのに、100万人以上の人々が無残に殺戮された
という事実。どんな争いも、いちばん辛く悲しい思いをするのは民間人なんです。
ただ普通に生きることさえ奪う。死んでいった人たちは何も望んでいなかった。家族と普通
に生活して、与えられた生をまっとうしたかっただけ。本当に悲しいです。

映画の主人公であるホテルの支配人/ポール・ルセサバギナ。彼はこの大量虐殺から、
1200人の命を守ったヒーローとして映画では描かれています。
けれども、そこに偽善っぽい要素はなく、「自分の家族だけは守りたい」と思っていた彼
が、行き掛かりで多くの人をかくまう羽目になり、やがて家族以外の人たちも見捨てられなく
なってしまうといった流れ。

「シンドラーのリスト」には思うところがあったのですが、「ホテル・ルワンダ」は、よりリアル
なせいか素直に観れた気がします。
主演にハリウッドの大スターではなく、ドン・チードルを選んだのも良かったと思いました。

映画の中には、強いメッセージ性のある台詞がいっぱいありました。
平和維持軍の大佐がポールに語る「君が信じている西側の超大国は、君らはゴミで救う価値
がないと思っている。君は頭が良く、スタッフの信望も厚いが、このホテルのオーナーには
なれない。黒人だからだ。君らがニガー以下のアフリカ人だからだ」という真実。
日本を含む大国は、大量虐殺が起きている事実を知っていて、手を差し伸べなかった。
その理由は、大佐のこの台詞に要約されていますよね。

あと、身につまされた台詞はルワンダに取材に来た記者の「ルワンダの今起きている虐殺の
映像を他国の人達が見ても 怖いね、と言うだけでそのままディナーを続けるだろう・・・」
という言葉。これは観客にいちばん衝撃を与える台詞じゃないかと思います。
だって、確かにその通り。私だって世界のニュースを見て胸を痛めることはあっても、
なにか行動に移したり、運動に参加したりはしない。他人事だからだ。家族や友人でもなく、
ましてや自分の生まれた国のことでもないから、短い間は考えることがあっても、結局なに
もしないで終わってしまう。そして、映画を観た後も普通に仕事に行き、温かいご飯を食べ、
明日の予定などを考えたりしている。

ただ思うことは、知っておくだけでも違うんじゃないかということ。
今も地球上のあちこちの国で、内紛やテロが起きている。人種差別もなくなってはいない。

映画を観ている間も、今も、本当にいろいろ考えさせられます。
平和がいちばん。命はみんな等しく大切。そんな当たり前のことが、当たり前でない世界や、
悲惨な事件は今もまだある。そして、きっとなくならない。
全世界が平和になる日はくるのだろうか? 考えてしまいます。本当に・・・。

●映画のお薦め度→★★★★★(5段階評価) 映画としても完成度が高く、面白い。
2時間があっという間です。主演のドン・チドールも素晴らしい!!

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お岩様はだめんず・うぉ~か~

昨日、歌舞伎好きの友人といろいろ電話で話していて、お岩様は「だめんずうぉ~か~」
のゴールド会員だねぇ……なんてことに気付き楽しくなりました。

「だめんず・うぉ~か~」というのは、2001年に発売された倉田真由美さんのエッセイ
漫画なんですが、駄目男を渡り歩く女たちを題材にして描かれております。
一時期かなり流行って、売れた本なのでご存知の方も多いはず。


お岩様は伊右衛門一筋なので、駄目男を渡り歩いてはおりませんが、駄目な男に惚れたと
いう点と、伊右衛門のだめんずぶりに~ゴールド級会員~といってもアリかと思うのです。

●伊右衛門のだめんずぶり●

1.浪人になってから傘はりの仕事にはつくが、たいして働かず。お岩様の所持品を質に
入れてなんとか暮らしている感じ。
2.DVで暴れる。
3.お金に眼が眩み、他所の女(しかも敵方)と祝言。初夜にムフフとかしている。

「でもね、カッコイイし、優しい時もあったのよ」と、お岩様は言いそうです。伊右衛門を
侮辱したら怒るとも思います。

しかし、歌舞伎にはだめんずがいっぱいいて、そのだめんずに惚れて不幸になる女も山ほど
いますよね~。桜姫の権助、妹背山の求女、十六夜清心の清心、近松(上方)歌舞伎の男
たち(忠兵衛などを代表に大概だめんず)、野崎村の久松・・・。本当にゴロゴロいます。
やっぱり、だめんずは悪い男だけれど、魅力があるんですね。

私もだめんずなんかとんでもない!と思いますが、伊右衛門や清心が近くにいたら惚れて
しまう気がします。近松の書くだめんずは苛々するので嫌いなんですけれどね(笑)

本日はどうでもいい呟きを書いておきました。

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コクーン歌舞伎~東海道四谷怪談~南番①

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前回の感想があまりに、感想ではないので舞台感想&メモを書いておくことにした。
●観劇日→4月1日昼の部 
●詳細→こちら♪ 

【浅草観音額堂の場】

舞台セットが素敵である。どーんとドデカイ浅草雷門の仁王像が舞台中央奥に・・・。
個人的にこの場では、お梅(七之助)が伊右衛門を見かけて、ポワワンとなるところが
好きです。「あなたじゃ、あなたじゃ、あなたじゃわいなァ」。お梅ちゃんって電波系ですよね?
藤色の振袖姿の七之助くんは綺麗でした が、相変わらず細いな~。
そして、待ってました! 与茂七(勘三郎)登場。敵討ちのために奔走してるはずの与茂七
ですが、地獄宿(売春宿)で女を買う約束をとりつける。大詰ではカッコイイ与茂七ですが、
こうして考えてみると敵討ちヒーローのわりに、スケベですね(笑) こんな風に登場人物
にリアリティというか、人間臭さがある南北戯曲。大好きです!

【按摩宅悦内の場】

ここの見どころは、小山三さんのおいろ。イイです。地獄宿の遣り手婆って感じです!
あと、与茂七が行灯の灯りでお袖(女郎/扇雀)の顔を見て、「ありゃ、わが女房!」と
気付いて痴話喧嘩になる場面が好きです。散々、怒ったあと、考えてみたら女郎を買おうと
してた俺も悪いか…となる。可愛いですよね~。「己の女房に勤め(金)を出すとは」
とか、次の場が凄惨な場なだけに滑稽味溢れる場でもあり、和みます。

【浅草観音裏地蔵前の場~田圃の場】

伊右衛門が四谷左門を殺し、直助(弥十郎)が奥田庄三郎を殺す場。ワル二人でございます。
弥十郎さんの直助は初めて見ましたが、なかなかワルで素敵でした。が! 個人的に、
三津五郎さんの直助が好きだったりします。
しかし、人を殺しておいて「よよよい、よよよい」とやっちゃう二人。本当に悪いですね~。

【雑司ヶ谷四ツ谷町、伊右衛門浪宅の場】

伊右衛門の悪の華が全開になってまいります。お岩様に辛くあたる。
良かったのは、伊藤家からもらった「血の道の妙薬」を感謝しながら飲むお岩様のところ。
勘三郎さんの目には涙が浮かんでおりました。筋を知っている私は、その妙薬=毒薬なのに、
心底感謝しながら薬を飲むお岩様に泣けてしまいました。切ないもの!!
あと、ポイントとしては母の形見の鼈甲の櫛。※後の場にも出てきます。南北のこういう
小物回しも上手いな~と思います。

【伊藤喜兵衛宅の場】

笹野さん(喜兵衛)が面白い。どんな手を使っても可愛い孫娘・お梅の恋を成就させてやり
たいという。酷いジジイではありますが、孫可愛さにと思うと憎めなくも・・・。
伊藤家の人々は、お梅が可愛くて、可愛くて仕方がないんですよね。

【元の伊右衛門浪宅の場】

お岩様のいちばんの見せ場。しかし、4月1日の昼の部では、お歯黒を塗る場面で会場から
笑いが起こり、ちょっと悲しくなりました。前に歌舞伎座で観た時も、笑いが起きていたので
予想はしていたのですが、あそこは笑うところじゃないよ(涙)
顔が半分醜く爛れてしまったお岩様は、片目が不自由になっている筈。そして、体も辛い
状態なんです。だから、あのような塗り方(雑というか、適当というか)になってしまう。
あああ、でもほんとうに不憫すぎる。
この場で、伊藤親子の陰謀を知らされたお岩様は「息あるうちに、伊藤親子にこの礼を・・・」
と言います。この台詞から、やっぱりお岩様は伊右衛門のことは恨んでいないという解釈を
私はしているのです。「恨めしい~」とも言いますが、これはただの嫉妬なんじゃないかと。
大概の女性は亭主が浮気すると、亭主じゃなく、その相手を恨むようですし。お岩様も同じ
ような気がします。(4月1日の感想に補足)
笑うところじゃないと書きましたが、先代の勘三郎さんの時は大爆笑だったりしたそうなの
で、笑ってもアリなのかも。どうなんでしょうね~。笑うと可哀相に思えちゃう。


【休憩15分】

後半戦は続きを読むに・・・。

ここまでは、通常よくかかる「四谷怪談」とあまり差異がない感じに進みます。

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コクーン歌舞伎「四谷怪談」南番

橋之助=伊右衛門の、凄みある色悪ぶりに舌を巻いた。
勘三郎=お岩様の、憐れさと哀しさに包まれて泣けた。
やっぱり、東海道四谷怪談は素晴らしい!! コクーン歌舞伎・南番。大・大満足の内容で
ございました。面白かった。感動した。

本日は伊右衛門に焦点をあてた感想?を書こうと思います。

四谷怪談が上演される時は、大概、「深川三角屋敷の場」「小仏小平住居の場」「元の深川
三角屋敷の場」「夢の場」をカットすることが多いです。今回の南番も、これらをカット
したバージョンです。
私は「夢の場」がないと、伊右衛門の想いが伝わりづらいんじゃないかと、以前から思っていた
のですが、今回観ても同じように思いました。

伊右衛門とはどういう男なのか? 酷くて、惨くて、悪いDV男と言っても言い過ぎじゃ
ない男ではありますが、私の伊右衛門像は、「愚かで、憐れで、駄目な男」といった印象。
あと、声を大にして言いたいポイントは、「伊右衛門は最初から最後までお岩様を愛して
いた」ということ。これが四谷怪談の伊右衛門を語るには重要だと思うんです。
そもそも、伊右衛門が浅草観音裏地蔵前の場で、お岩様の父・伊藤左門を殺害した理由は、
「恋仲で、岩のお腹の中には自分たちの子供の命も宿っているのに、復縁を許してくれない
から」であります。それ以外に理由はありません。愛しい岩と復縁したいという一念で犯行
に及ぶわけです。そんな伊右衛門がお岩様を愛していないワケがない!!

なのに、どうしてあんなに酷い仕打ちをするのか?
これはお岩様+子供が厭わしくなったからではないと、私は解釈しております。
愚かな伊右衛門は、武士であるというプライドが高いゆえに、塩冶判官の騒動で浪人となり
落ちぶれた自分の現状に苛立っていて、お岩様+子供に八つ当たっているに過ぎない。
ご存知の通り「四谷怪談」は「仮名手本忠臣蔵」のパロディ作品です。仮名手本~の塩冶浪士
たちは、例の事件で浪人となり、辛い境遇になっても「いつか、敵討ちをするその日まで!」
とありえないぐらい耐えて、頑張る。だから、彼らはヒーローであり、人気者なワケですが、
塩冶家に仕えていた武士の一人である伊右衛門は、ヒーローではあれど悪の華としてのヒー
ロー。まるで駄目。だめんず。(笑)

しかし、私は伊右衛門を極悪非道とは思えない。とても、人間らしい気がして憎めない。
塩冶家没落の際にご用金をくすねるっていうのも、急に明日から無職となる身の上では、
そんな真似をしてしまう気持ちはわからなくもない。悪いヤツだが、明日からのことが
心配でつい出来心で……と言われたら、同情してしまうかも。
伊藤喜兵衛たちにそそのかされて、お梅と結婚するのも、大金+敵方ではあるけれど武士
として返り咲けるという餌を前によろめいてしまっただけで、お岩様よりもお梅が好きに
なったからじゃない。絶対ない!!

要するに、根から悪い男ではないんです!!

その証拠に、お岩様が事故死ともいえる死に方をしてからの伊右衛門は、良心の呵責に
耐え切れず、気を違えてしまう。四谷怪談は、怪談とつく通り、お岩様の幽霊(タタリ)に
苦しめられる伊右衛門の物語ですが、伊右衛門が見ているお岩の幽霊は、タタリではなく、
気が狂って幻覚を見ているだけだと、私は思っている。
愛しい岩を大切にできず、惨たらしく死なせてしまった後悔が大き過ぎて、幻覚まで見て
しまうようになった。

「夢の場」で伊右衛門が見る悪夢は、仲睦まじかった頃の自分たち(二人)・・・。
ここに伊右衛門の愚かだけれど憎めないところが集約されていると、私は思っているので、
ここを上演してくれる北番が楽しみでなりません!!(→中旬に観ます)
気付いたら、伊右衛門を大弁護しているような感想になってしまいましたが、私が伊右衛門
はお岩様を愛していたと主張したいのにも理由があって、そう考えないとお岩様が不憫で
ならないからなのです。あと、お岩様は決して祟るような女ではない!!
一緒に暮らすようになってからの伊右衛門が、突然豹変し、自分に辛く当たっている理由
くらいわかっていたと思うから。祟るとしたら伊藤家であって、伊右衛門ではないと思う
のですよ・・・。

こんな風に四谷怪談を解釈している私の好きな四谷怪談の関連書籍は、作家/高橋克彦が
少年少女向けに書いた「四谷怪談」だったりします。のちに「高橋克彦版四谷怪談」として、
文庫化にもなりました。高橋克彦版の最後は、お岩様が伊右衛門を迎えにくるかのような
描かれ方をしているんです。お岩様はすべてわかって、飲み込んでいた。酷い、惨い男でも
伊右衛門が好きだった・・・。
私の理想の四谷怪談です。伊右衛門=悪の華の憐れさ、哀しみを書いてくれた1冊なので、
興味のある方は是非♪

なんだか熱くなって、長くなってしまいました。
コクーン歌舞伎の感想じゃないですねぇ・・・。それは、また明日!!

****

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