たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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キサラギ

久しぶりに満点!!つけたい映画に当たった。
最近観た「ボルベール<帰郷>」もかなり好きだったけど、上半期1位はコレ。
「キサラギ」やっと観に行けたけど、超面白い。素晴らしい。ありがとう。
私は監督も重要だけど、映画のキモは脚本だと思っている。昔の邦画が面白い
のは、撮影技術、CG、予算がないのを脚本がカヴァーしてきたからだ。
脚本さえよければ低予算で映画は作れる。去年の「キンキーブーツ」を観た時
と同じ感動が「キサラギ」にはあった。映画は金じゃない!宣伝力でもない!
それを見事に証明してくれた「キサラギ」に、私は大きな拍手を送りたい。

ネットを介して出会った5人のC級アイドルのファンたちが、そのアイドルの
1周忌に集まる。「アイドルの死=自殺は本当に自殺だったのか」その謎を
解き明かしていく密室劇。ワンシチュエーション映画。
ユースケ・サンタマリア、香川照之、小出恵介、ドランクドラゴン塚地、
そして、最近美味しい小栗旬。配役も絶妙だと思います。個人的に香川さんと
ユースケ好きなので、この二人が観られるだけでも幸せです。
そして、108分と長くないのも素晴らしい。私、映画は2時間以下の方が
好きなんですよ☆ 無駄がなければこのくらいの尺になる筈なのよ。どの映画
もね! 「キサラギ」は余分や無駄のない計算された作品です。いや~、本当
に脚本の妙、そして監督さんのセンスの良さでしょうな

脚本・古沢良太さんですが、「三丁目の夕日」「相棒」の人ですね。才能ある
んですね。私の中で将来が楽しみな脚本家がまた1人増えました。
監督は、「僕の生きる道」などを撮った佐藤祐一さん。どちらもTVドラマ出身
な感じですが、才能さえあれば問題ないんだな。「西遊記」の澤田&坂元氏は
早く引退して欲しいけど(言いすぎ?)、キサラギコンビを見るには、優秀
なら映画を撮ってもイケるんだな~。感心しちゃったよ。

ともあれ、「キサラギ」面白いです。よかった間に合って! 謎解きモノの要素
が強いので詳しくは書きませんが、見て損はありません。私は普段映画を見る
時は1000円の日にするケチですが、今月「ボルベール」と「キサラギ」は、
前売り券で見ました。→私の中では大奮発 悔いはないですね!
公開延長になったみたいだから、もう1回コレも観たいのですが夏は観たいの
がいっぱいあるので、DVDを待ちます。DVD買うのは心の中で決定してる
から 早くもう一度観たい~~。 

キサラギバナー

●映画のお薦め度→★★★★★(5段階評価)
多くは語りたくない。とにかく面白い。観た方がいいですよ! 

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西遊記  2回目(激辛批評)

【ネタバレ注意】

映画、2度目見ても長く感じました。
でも、個人的には「ここの慎吾の表情好き」とかあるので、楽しめます。
とりあえず、全てのシーンが無駄に長い気がします。
臥龍山まで向かう災難多発の御一行。石ゴロゴロ他、長すぎです。この前半が
無駄に長いから、あとで悟浄と八戒が悟空を迎えに来た時に、あれ、そんなに
すぐ登ってこれるの?等突っ込みたくなる。
一番いらないのは、初めての雪でキャッキャな場面。いっそ、悟空が「ユキ、
好きです」とドクの真似でもしてくれたら笑うのにな。僕カノの剛パパと凛の
雪遊びシーンは好きだったけど、この映画にアレはいらない。
何故なら悟空は「私は命を捨ててもかまわない」と熱く語った姫様の心意気に
十分惹かれてたし、石ゴロゴロで命を助けてもらった御恩もある。心はそれで
十分繋がった。雪遊びで仲良くなったなんて場面は不要。そうするなら、本編
温泉の国の八戒みたいに、素直に姫様にフォーリンラブな筋書きとかにした方
が説得力ある。(=悟空がお師匠様を破門にしてまで姫に付き合う意味の)

姫のおじい様の家の仕掛けとかも不要。バックトゥザフューチャーだね~と、
今日一緒に見た友人と話したのですが、初めて見るお子様は、ああいうのが
楽しいかもですが、所詮劣化ぱくりで無駄だからいらん。
聞く話によるとハリウッドを意識した作りにしたそうですが、すべてが劣化の
パロディというか、リスペクトだったらやらない方がいいですよ。石ゴロゴロ
とか、面白くないし。挙句、呆気なく瞬間移動だかなんだかでやってきた銀角
に無玉を取られてちゃ意味ないしね。(銀角金角はなんのために姫を山に向か
わせたの? 銀角がのこのこ取りにくるなら、前半の多難な登山のシーン全部
ぶっちゃけ不要です。あれは姫が悟空と持ち帰って、そこで初めて無玉の意味
を知り、悟空が姫に誤った選択をさせたくないから、銀角から無玉を取り返そ
うとする→銀角とのバトルの方が辻褄が合う気がしませんか?)

銀角大王VS悟空の玉取り追いかけっこも長すぎる。DB意識でしょうが長い。
地上戦も同じく長い。そんなバトルを繰り広げるなら、ドラマ版第1話みたい
に妖怪として、妖術のいくつかを見せた方が子供はワクワクすると思う。
そういう点で、NIN×NINはよく出来ていた。子供が家で真似したくなる
ような忍術の披露がいっぱいあったから。

悟浄、八戒、三蔵法師の活躍がなさすぎるのも問題。
虎誠の民のエキストラ不足、文徳や無玉を守る長老様の存在価値も勿体ない。
無駄なシーンを省いて、長老が現役だった時代、虎誠の民がいかに勇ましかっ
たのかを語るシーンや、そういうエピに刺激されて文徳+民が立ち上がるよう
な流れがあってもいいと思う。谷原さん可哀相。あんな役なら劇団東俳とかの
無名役者で十分です。・・・こういうただの人間たちでも勇ましく団結して悪
に立ち向かえば、金角銀角だって倒せる。それこそ「なまか」の力みたいな方
が説得力あっていい。最後、スーパーサイヤ猿化して、呆気なく金角を倒すの
であれば、文徳らが決死の覚悟で金角に挑み、傷つき、それを助けるカタチで
悟空、悟浄らが参戦して討ち果たす方が絶対いい気がします。

やっぱり、最後の金角と龍?は弱すぎる。スーパーサイヤ猿という設定がある
ならいいけど、ないのに如意棒でえいっ→瀕死なんて、今までの苦労が水の泡。
最初から本気出せよ、猿としか思えません。

凛凛&老子もドラマ見てない人には意味不明すぎる扱い。勿体ない。

あと、小道具・伏線の無駄使い。最初、姫様と悟空が揉み合って割れた水筒!
あれこそ、最後のプレゼントにしたら良かった気がします。豪華なご馳走や宝
じゃなく、姫が笑顔と一緒に新しい水筒を別れ際に悟空にあげたら、引き締ま
るというか、ちょい感動? 二人の出会った思い出の品になるし、EDに向け
て、砂漠をいつものように歩き出す御一行の中で、悟空がちょっと照れ笑いで
もしながら、水筒の水飲んだりすれば、絆の証しになっていい。

EDガンダーラは素敵だ。しかし、ED曲と映画の内容が釣り合ってないのが
白ける。もう少し整理してテンポよくして、悟空ワンマンショーのような話で
はなく、御一行+虎誠の民も活躍して感動を呼び起こすような映画だったら、
EDの曲も生きたのにと思います。

と、またマイナス感想ですが、ところどころの悟空の表情や仕草は可愛いので
時間があったらもう1回行きます。愛ゆえに・・・。

最後に、やっぱり大事なテーマ・芯の部分は、台詞じゃなくエピソードで見せ
て欲しい。お師匠さんからもらった心、大事ななまか、約束、どんな強い敵で
も逃げてはいけないこと。台詞じゃなく、ストーリー、エピソードで見せて!!
あと、せっかくシネマスコープサイズの映画なのだから、アップばかりの画面
じゃない方がいいよ。TVの監督だから仕方がないけど・・・。

河童のクゥと夏休み

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●公式サイト→http://www.kappa-coo.com/
今日は近くの会場でやってる試写会に行ってきました。
「河童のクゥと夏休み」というアニメ映画でございます。妖怪好きなので観た
のですが、なんだこれ、面白い。予備知識0、何の期待も先入観もなく観たの
がよかったのか、たいへん感動しました

話はドラえもんの「のび太の恐竜」と近い感じ。よくある設定の話なんです。
夏休み、少年が河原で見つけた<河童の化石?>を拾って家に持ち帰る。
水で洗っているうちに河童がよみがえり、クゥ~と鳴くので「クゥ」と名付け
飼うことにする。やがて、河童の存在が世にバレてしまいマスコミなどが家に
押しかけてくる。興味本位で、可愛い~☆みたいなよくある反応……。しかし、
河童の持つ能力に恐怖を感じたのか手の平返し。少年は河童を在るべき住処へ
と返すことにする・・・流れはほんとうに「のび太の恐竜」なんですが、違う
のは、とても日常や社会がリアルに描かれており、たぶん子供より大人の方が
胸にズキズキくるような作りです。

まず、脚本がいいですよ。子供向けだからそういう(※お笑い、皆まで見せる
わかりやすさ)サービスもあるけれど、テーマの描き方がとてもシビアで鋭利な
感じです。最後はお約束のお別れでお涙頂戴もあるけれど、それ以外の部分で
私はとても心打たれましたよ。ホロリ。
犬のオッサンっていうキャラが秀逸。その他、キャラクターの造詣も深いです。
ちょっと生意気な妹・瞳とか、河童に浮かれるパパとか、とてもいいですよ。
そして、いじめ、親の勝手による離婚、家族・親子の在り方、自然の大切さ、
ペット問題、悪辣過ぎるマスコミ・・・こういう要素も何気なく織り込まれて
いるのです。ちゃんと問題提議してくれている。考えろ~っていう。けれども、
近年のジブリ作品ほど説教臭くないのがいい。
私は妖怪好きなので、マスコミや自分勝手な人間たちにエレファントマン的な
怒りをとても感じました。

作画は地味ですが、丁寧・綺麗なアニメーションは好感が持てます。河童のクゥ
ちゃんも、最初はあんまり可愛くなく感じるかもですが、見てるととても好き
になります。良い映画だったわ。じんわり。難点もあるけど、監督の作品への
愛情がひしひし伝わってくるので大目に見れます。
河童のクゥは妖怪ですが、本来の人間のあるべき姿を映しているようでした。
謙虚で、感謝の心を忘れない、可愛い河童ちゃんです。江戸弁なのもグー!!
何度か観ても、新しい発見がありそうな本当に良い作品です。

この夏休み、親子で観る映画NO.1だと思います。大人だけで観ても良い!
こういう良作もちゃんとあるのに、西遊記は何故あんなことになってしまった
のかしら? 伝えたいことがあって、それが観客の心に届く映画は、見ていて
とても気持ちがいい。こういうことだよ!とクゥを観ながら、西遊記に思いを
巡らせてしまいました。クゥのような映画こそ、人が入ればいいのにな~。
あ、クゥも長いです。2時間ちょっと。でも、全然耐えられる。試写会の子供
も笑ったり、泣いたりしながら見ておりました。

劇場でもう1回観よう。ついでに、大嫌いだけどクレヨンしんちゃんの映画も
今度観てみます。ずっと、友人に薦められてたのに、しんちゃんが嫌いで観て
なかったのよね。原恵一監督にファンが多い理由がなんとなく分かったので、
ちゃんと観るよ~~。

●映画のお薦め度→★★★★☆(5段階評価)
今年1番お薦めの親子で観る夏休み映画だと思います! 最後の河童ちゃんの台詞
は、使い捨て、飽食な現代社会にピュアな一石を投じてると思う! いろんなこと
を改めて考え直させてくれる、大人と子供が観た後に話し合える映画です。


【観た場所】日比谷東商ホールで、7/21に観ました。

河童のクゥと夏休み 河童のクゥと夏休み
木暮 正夫 (2007/05)
岩崎書店

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↑原作もあったらしい。読んで見たいな!!

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