たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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ミリキタニの猫

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http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/

8/14新橋ヤクルトホールにて、『ミリキタニの猫』の舞台挨拶付試写会に
参加させて頂きました。ブロガー枠です。とても気になっていた作品なので、
こうして試写で見られて嬉しかった

【内 容】
2001年9月11日、世界貿易センターが瓦解する緊張状態のニューヨーク路上。
騒然とした周囲をよそに、いつもと同じように平然と絵筆を動かしている男
がいた。彼の名はジミー・ミリキタニ、80歳。カリフォルニアで生まれたが、
第二次世界大戦中、日系人強制収容所に送られ、アメリカに抵抗して自ら
市民権を捨てた。その時から彼の反骨の人生が始まった。戦後派、モダン
アートのカリスマ、ジャクソン・ポロックに寿司やてんぷらを料理したとか
がるが、彼の80年間には何があったのか・・・、そして彼の描く猫の絵に込め
られているものとは・・・ (チラシより転載)


私はこの映画、猫の絵を描く路上生活アーティスト:ジミー・ミリキタニ氏の
猫との心温まる交流を描いた映画だと思い込んでいた。どこでどうそんな風に
思い込んだのかは記憶していないが、あえて予備知識なしで映画を楽しみたい
と考えていたからだろう。最近は、氾濫する予告編や宣伝で中味の8割がわかっ
てしまい、劇場で観た時になんの意外性も感動も得られないことが多いから…。
そんな前置きはさておいて、この『ミリキタニの猫』という映画は私の期待や
予想を良い意味で裏切ってくれました。ほのぼの癒し猫映画ではありません。
いや、ミリキタニ氏が現在飼っているミコちゃんは超癒し系の美猫ですが
この映画は、日系路上画家ジミー・ミリキタニ(三力谷)氏の痛ましい半生と
その救済までを綴ったドキュメンタリーです。監督:リンダ・ハッテンドーフ
は、路上で生活しているミリキタニ氏に興味を持ち、ビデオカメラで映すこと
で交流を始め、やがて9.11テロ事件を切っ掛けに共同生活を始める。
そして、じょじょに見えてくるミリキタニ氏の過去・・・。

ミリキタニ氏は第二次世界大戦中に、アメリカ国籍を持ちながらも日系人という
ことで、ツールレイク強制収容所に入れられ、そんなアメリカへの反抗から、
自ら市民権を捨てた。そして、ストリートで猫の絵を描きながら、アメリカの
地で闘っていたのです。…ですが、このリンダ監督との奇跡のような出会いが
あって、闘いを終える。それはやっと訪れたミリキタニ氏にとっての平和であ
り、穏やかな日常なんだと思います。

人間って捨てたもんじゃないな。出会いって凄い力があって、奇跡を生むんだ
な・・・そんな温かい気持ちに何故かなれるドキュメンタリーです。痛ましい
話を描いてるのに、温かいのが「ミリキタニの猫」の素敵なところじゃないか
な? みなまで書いてはあれなので黙っていますが、この映画の最後、ミリキ
タニ氏が幸せになった感じで、とてもジンワリします。
この温かさと、何故かハッピーも貰えるのは、リンダ監督の人柄かも知れない。
ともあれ、とても良いドキュメント作品ですので、お近くで上映されましたら、
ぜひ見てみましょう! 

舞台挨拶では、監督のお話や、ミリキタニ氏の歌(男は泣かず)が聴けて楽し
かったです。来日レポートは公式サイトにありますので、是非。

●映画のお薦め度→★★★★★(5段階評価)
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ファンキーで、愉快なミリキタニ氏の~80余年の心の旅~をこの秋は劇場で
ぜひ見てみよう! お薦めです。猫好きも是非 9/8公開!!

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