たらら~んとしたブログ

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劇評出ました!(決闘! 高田馬場)

朝日新聞に「PARCO歌舞伎/決闘!高田馬場」の劇評が載りました。
書いた人は、私の好きな評論家・天野道映氏。
見出しは、「英雄求める世を映す主人公」となっております。
は~、しかし的確で良い劇評だった。そして、どちらかといえば高評で安心しました~。
染五郎・亀治郎・勘太郎、他演者の皆さんが大熱演だったので、酷評はあまり見たくないな~
と思っていたのです。良かった。良かった。

強いヒーローを求める世論。安兵衛は姿かたちを含めそのヒーローであり、また同一線上の
ヒーローに今尚人気が高い忠臣蔵の赤穂浪士たち(出てこないけど、安兵衛は赤穂浪士の
一員なので)。今も昔もみんなヒーロー(救世主)を待っている。そういうシンプルな主題で
描かれた三谷さんの初歌舞伎。こうして考えると、野田版といい現代作家が取り組む歌舞伎は
主題が明確で、古典歌舞伎よりもストレートに観客に伝わっているんですよね。
今回、義太夫のフレーズにウロ覚えですが、「今も昔も人の心は同じ」みたいなものがあり
ましたが、これは本当で丸本歌舞伎、南北・黙阿弥・・・といった王道?の歌舞伎を見ても
描かれている人間ドラマは、時代は違えど今とどこも変わらない。
しかし、従来の歌舞伎は人によっては敷居が高かったり、慣れないと義太夫が聞き取れず理解
しにくかったり、歌舞伎初心者では人間ドラマや心模様までは堪能できないこともあると思う
のです。でも、野田版、串田版、そして、今回の三谷版になると演出などが変わるお陰で、
初心者でも、テーマや話が初見で理解できる。天野氏の劇評から話がそれ過ぎてしまいました
が、現代の戯曲家、演出家が手掛ける歌舞伎の良さはそこにあるように思います。

あと、天野氏は、萬次郎さんのおウメ役に舌を巻いた様子です
長屋のヒョウキンおばば。中村屋公演だったら、扇雀さんあたりがやりそうなお役でしたが、
萬次郎さんが担当。たしかに、日ごろでは、なかなか見られない役どころ。こんな面白い役も
できるんだ~って感じです。いや、歌舞伎役者は実に器用で、長年の素養もあるから何だって
できたりするんですよね。切り替えスイッチも凄いし。
三谷歌舞伎がここまで面白く仕上がっているのも、歌舞伎役者の力が大きいと思います。
一人で何役もやって、日に二回の公演を休演日なしでやるのが当たり前の歌舞伎役者。
やっぱり、只者じゃない! 週に一度くらいの昼夜公演で、休演日もあるのに「しんど~い」
ってなっている役者も多いのに、本当に元気というかパワフルです。

三谷さんらしい、全ての役者に愛があり、見せ場があり、キラメキがある「決闘!高田馬場」。
ぜひ、初めて歌舞伎を観るという方は、歌舞伎役者の集中力、瞬発力、そして、底力に注目
してもらいたい

気付いたら、まったくもって劇評からズレた日記になってしまった。
歌舞伎役者が大好きなんですよ・・・。

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