たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
MENU

久世光彦さんを偲ぶ

大好きだった久世光彦さんが亡くなってしまった。
 
「寺内貫太郎一家」、「時間ですよ」などの人気ドラマを手がけた演出家、久世光彦さんが、
3月2日午前7時32分、東京都世田谷区の自宅で虚血性心不全のため亡くなった。
70歳だった。


凹むので、あえてTVのニュースなどは見なかったのですが、じわじわと悲しさはつのる。
悲しいというよりは、惜しい、残念という思いが強いのですが・・・。

私は久世さんの演出家としての仕事はもちろん、作家・久世光彦が大好きでした。
とくに、同じく敬愛する向田邦子さんとの思い出を綴った「触れもせで~向田邦子との20年~」
が大好きで、繰り返し読んでいます。こういう男女の関係が理想だなぁと、憧れたり、感心
したり。今頃、向こう側に行ってしまった久世さんは、向田さんとお茶などしているのかなぁ…。

好きな著作を挙げたら全てになってしまいますが、今回の久世さんの死で、まっさきに頭に
浮かんだのは「マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか」というエッセイ集。
人生の最後、この世から去って行く時に聴きたい曲(歌)はなんだろうか、というテーマで、
久世さんの好きな曲を、まつわる思い出などとともに書き綴った1冊です。
久世さんは、最後の時に好きな曲を聴けたのだろうか。急死だったので、きっと聴けなかっ
た筈ですが、どうしてか、この本のことが浮かんで、しばらく考えてしまいました。

私の久世さんとの思い出は、あくまで一方的ですが、ていぱーく(通信総合博物館)で開催
された「郵便少年 横尾忠則」展での企画イベント。99年の4月の終わり。
そのイベントに抽選で当たって、念願の生・久世さんのお話を拝聴することが出来ました。
演出家としては厳しい・怖いで有名な久世さんですが、とても面白く、洒落た方で、服装も
素敵だったし、益々好きになったんですよね。

本当に、素晴らしい作品を書かれる方でした。エッセイだけでなく、「一九三四年冬―乱歩」、
「陛下」「謎の母」・・・小説が大好きでした。
なんといっても書かれる日本語の美しさは、私の永遠の憧れだった。

心から冥福をお祈り致します。

天国で向田さんと会えただろうか?

***

banner_02.gif   にほんブログ村 演劇ブログへ

↑ブログランキング 検索にもどうぞ!

スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://airen.blog5.fc2.com/tb.php/192-b1e23d13
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。