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「染模様恩愛御書」記憶感想

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10月3日に、はるばる大阪までBL歌舞伎「染模様恩愛御書」を観に行きました。
これは、どう感想を書いていいのやらです・・・。

歌舞伎役者が出ていれば、歌舞伎。

今年春に上演されたPARCO歌舞伎での、染五郎の名言を思い出しました。
いや、歌舞伎らしくないワケじゃありません。クライマックスの演出とかがあまりに派手
で、スーパー歌舞伎などを思い出してしまったのです。はい。そっち系の歌舞伎です。
コクーン歌舞伎とか、PARCO歌舞伎とか・・・。
百年前の戯曲を復活上演と聞いていたので、BL歌舞伎とか言ってふざけた宣伝はして
いても、内容は意外と正統派で超古典なんじゃないか? とも想像していたのです。

そんなこと、あるわけなかった・・・。

また前置きが長くなっています。感想ですが、一言で言えば、面白かったです!!
萌え! でした。いろんなところで笑いました。

ちょっと、ネタバレになるので感想は「続きを読む」に・・・

↓この本は、歌舞伎と小学館パレット文庫のコラボレーション。
今回の「染模様恩愛御書」のBL小説です。私はまだ買ってないのですが、歌舞伎より
もラブロマンス濃度がこゆいそうです。表紙綺麗・・・♪

紅蓮のくちづけ―染模様恩愛御書 紅蓮のくちづけ―染模様恩愛御書
深山 くのえ (2006/09)
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【感想】

まず、面白いと思ったのは、舞台に講談師(旭堂南左衛門さん)がいるところ。
講談×歌舞伎のコラボってのは新しいし、合ってたと思うし、ナイスアイデアです!!
串田和美演出の「桜姫東文章」で、口上役のあさひ7オユキさんが要所要所の解説ガイド
を舞台上でやったように、今回の「染模様恩愛御書」では講談師が解説をやる。
イヤホンガイドいらずです! カッコイイし、上手かった!!
(いや、イヤホンガイドは【染五郎さんと愛之助さんの幕間インタビュー】があるので、
借りた方がいいです。染五郎がとくに愉快です。)

序幕はだるい感じです。たいがいの歌舞伎がそうであるように、序幕はこれから始まる
物語の前フリ+登場人物説明なので、ややモッタリしがち。だからこそ、後半(第二部)
のスピーディーな展開が楽しいし、盛り上がるのですけれど。

さて、BL歌舞伎です。染五郎演じる大川友右衛門と、愛之助演じる印南数馬が恋に
落ちてからが見せ場です。萌えというものです。
二人の馴れ初めは、浅草観音参詣の折にお互い一目惚れです。友右衛門はカキツバタの
ように美しい若衆の数馬に、どうにもならないくらい惚れてしまい、武士の位まで捨てて
しまうのです。恋のために身分を棄てるのです! すげぇ! 流石、歌舞伎です。

で、武士をやめて、数馬が仕える細川家に中間奉公を勤めにやってくる友右衛門。
細川家のお殿様(越中守)が、段治郎。この細川候と腰元あざみ(春猿)が面白かった。
ある晩、友右衛門は数馬のOKを貰い寝室へと忍び込む。そこで二人は衆道の契り・・・
簡単に言えばヤっちまうワケですが、それを覗き見ていたあざみに密告されて、あわや
の大ピンチ。細川候に、二人揃って手打ちにされても仕方がない状況に!!

が、何故か細川候は二人の【愛】に心打たれて、不義を許した上に、友右衛門に士分を
与え、さらに数馬悲願の敵討ちが達成できるよう、数馬に剣術等を教えてやれと言い出す
のです。そりゃ、家来もあざみもビックリだよ! 私も驚いた。
これまたBLらしい展開です。心強い理解者というか、きっと細川候は見目麗しい二人
の恋を見守るのが好きなのでしょう。萌えているのでしょう。ホモスキーに違いない!
そんな細川候の奥さん(上村吉弥)が可哀相です(笑)

そうそう、あざみがイチイチ「男に寝取られた。キーッ」ってな感じになるところも見所
春猿、超イイです! このあいだは、夜叉ヶ池で素敵な百合/白雪姫を見せてくれたのに
このギャップ。歌舞伎って、そういうところも面白いですよね。何でもやるんですよ!!

後半(第二部)は、スペクタクル絵巻。
第二部の冒頭は、染五郎の「いざやカブかん!」を踊ったりします。CM入りますよ~。
NHKからだであそぼ 歌舞伎たいそう いざやカブかん! NHKからだであそぼ 歌舞伎たいそう いざやカブかん!
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なので、私もCM入れてみた(笑)
そして、後半戦はタイトル通り、敵討ち+忠義の御朱印が見所の派手な展開となります。
嫉妬に狂ったあざみが屋敷に火を放つ。・・・そんな状況下でも敵討ちは無事済むのです
が、お家の宝である将軍から授かった「御朱印」が燃えてしまっては大変。
友右衛門は、恋を見守ってくれた恩ある細川候に報いるため、御朱印を取りに火の海へ。
そして、ものすごい忠義を見せ、死んでしまうのです。
この辺りの演出は派手でした。天井からもスモークが出てた! 火の粉がキラキラ・・・。
後ろの外人さんたちが大喜びしてたよ!! 

残された数馬の慟哭も見もの。
友右衛門の亡骸を抱き締めて泣き崩れるワケですが、萌え!

萌え! 萌え! ボーイズラブ*松嶋屋!

心の中で妙な大向こうかけたくなるくらいの、萌えっぷりでした。
二人のラブシーン(契り合う場面)よりも、こっちのシーンの方が断然グッときました。
ラブシーンは服を脱がせあったりしてエロっちくはありますが、なくても良かったような
気がします。(※脱がせ合うといっても、シルエット(影)のみです。肌は残念ながら見れ
ません。二人がもろ肌脱いでのラブシーンだったら、チケットは速攻完売御礼です・笑)

は~。しかし、脱力したな。
面白かったし、すごく楽しかったのですが、コレを見るために大阪まで遠征してしまった
自分ってどうよ? って感じにはなりました。
賛否両論になること間違いなしの歌舞伎です。「くだんねぇ!」と思う人も多いでしょう。
でも、これも歌舞伎なんです。・・・むしろ、これが歌舞伎なんですっていう、役者たちの
パッションは伝わってきました。
もともと、歌舞伎はなんでもアリ。下世話だったり、萌えだったりでよいのです。
江戸時代の娘っこたちの萌え=歌舞伎だったのだから。この萌えが平成の娘っこたち
にも伝わって、歌舞伎を好きになってくれたらいいのにな~と思います。

最後に、染五郎&愛之助のご両人、とても美しかったです。
素晴らしい萌えをありがとう。美しいって最高だなーと、三階席からウットリ見させて
頂きました。よっ、萌高麗!!

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-6 Comments

スキップ says...""
管理人Aさま
大阪にいらしたのですね。
詳細なご感想、いちいちうんうんとうなづきながら読ませていただきました。
確かに歌舞伎としては賛否両論ありそうですが、染五郎、愛之助はじめ若手役者の心意気に拍手です。
2006.10.15 22:26 | URL | #- [edit]
BlogPetのKANTA says...""
きのうはバレでラブロマンスに上演しなかった?
2006.10.16 15:57 | URL | #- [edit]
たらら~んとしたブログ管理人A says..."熱気溢れる芝居"
スキップさん、こんばんは。
本当、愛之助さん、染五郎さん他若手花形役者のパワーには、
圧倒されましたよね?
見終わったあと、もう一度見たいと、一緒に行った友人たちと盛り上がりました!!
そのくらい、楽しかった。・・・ちょっと、恥ずかしかったですけれども。

スキップさんのレポも拝見しました。
赤と青のエクスタシー・・・納得です!!
2006.10.17 01:37 | URL | #EB29KFfw [edit]
さよ子 says...""
はじめまして。さよ子です。
そうなんですよね。色々な趣向こそが歌舞伎なんですよね。
ブログを読ませて頂いて、再認識しました。
2006.10.22 08:52 | URL | #- [edit]
管理人A says..."今の歌舞伎も・・・"
さよ子さん、はじめまして!
こちらから、さよ子さんの記事へTBさせて頂きました。

今、古典と言われている南北や黙阿弥の歌舞伎も、当時は新作で、そのたび新しい試みや
挑戦などがあったと思うのです。
なので、眠っていた戯曲を復活させて、いろんな工夫を凝らしての今回の芝居も、百年後には
古典として、染五郎の型で上演されるかもしれない。

そんなことを考えても楽しい歌舞伎です。

2006.10.24 00:31 | URL | #EB29KFfw [edit]
says..."承認待ちコメント"
このコメントは管理者の承認待ちです
2013.10.11 23:42 | | # [edit]

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