たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
MENU

桂吉弥独演会 ~深川~

気がついたら、もう一ヶ月が経とうとしている。
日々が過ぎ去るのって早いですね・・・。年取った証拠だ(笑)
夏コンやら旅行やらで、感想をUPできなかった吉弥さんの独演会。遅くなりましたが
よかったらお読み下さい

桂吉弥独演会 

■桂紅雀「子ほめ」

まずは、紅雀さんの「子ほめ」。ヨイショ!して、ただ酒にありつこうとする男の話。
ホンワカと聞かせてもらいました。紅雀さんの持ち味は、ホンワカポカポカな温かさ。
笑顔が可愛らしいといいますか、高座を見ているとこっちもニッコリしてしまうような。
・・・「子ほめ」。今も昔も、人は年齢よりも若く見られると気分が良くなるのですね。

■桂吉弥「書割盗人」

吉弥さんの「書割盗人」を聞くのは二度目。
やもめ男の家には家財道具がなく、絵の上手な甚兵衛さんに頼んで、あるつもりに
なれるようそれらを壁紙に描いてもらう。床の間、お金が溢れた金庫、豪華な調度・・・。
そこへ盗人が現れて…ってな話ですが、この噺はとてもユニーク。泥棒さんの気が
利いています。盗みに入ってすぐに、やもめ男の家には何も盗る物がないと気付く
のですが、「あるつもり」で盗んだつもりに…と、家主に合わせるのがイイ。
最後(サゲ)に近付くにつれ、やもめ男と盗人の乱闘(のつもり)は激しくなり・・・。
なんなの? 初対面なのに息が合いすぎだよ。しかも、家主と泥棒だよ! 意気投合
してどうすんねんっていう(笑)
二本目の噺もホンワカ。

■三増紋之助「江戸曲独楽」

お次はゲスト*紋之助さんのコマ回しです。ここへ来て、ホンワカムードは頂点に♪
昨年の深川での独演会のゲストは東京ボーイズ師匠で、今年は紋之助さん。
吉弥さんは癒し系ホンワカな芸風の人が好きなのかもしれない。前座をやった紅雀
さんもしかり。
紋之助さんの芸は見ていて本当に楽しく、癒され、心が優しくなれる。
客席へ降りてきての曲独楽披露は大いに沸いたし、最後の「トトロの綱渡り」は究極の
ホンワカで可愛かった。となりのトットロ、トトロ~♪の曲に合わせて、コマに乗った
トトロ(ヌイグルミ)がくるくる回りながら綱の上を滑っていくという・・・。
客席じゅうが和んだ江戸独楽でした。

■桂吉弥「不動坊」

金貸しの利吉が美人の後家さんを貰うことに・・・。それが羨ましくてならない男やもめ
三人衆は、幽霊に扮して驚かしてやろうだの、なんだのといらぬ計画を企てる。
この話に出てくる結婚できない、そんでもってモテない男やもめ三人衆。その職業を
知ると、モテない理由がよくわかる気がします。漉き直し屋、活け洗い屋、東西屋。
漉き直し屋というのは、いらなくなった古紙を漉き直して再生紙を作る仕事。今でいう
と、ちり紙交換屋とか、廃品回収のようなお仕事に当たる感じ。活け洗い屋は、髪結い
に使うかもじや鹿の子の洗濯屋さん。東西屋はちんどん屋の元祖で、時事ニュース
などを広める仕事。・・・今でも昔でも、たしかにモテなそうな職種ですよね(笑)
落語って、時々妙にリアルだわ。
書割盗人も、この噺もドタバタ喜劇。面白かったです。

<仲入り>

■桂吉弥「肝つぶし」

ホンワカタイムは終了。仲入りを挟んでの最後のネタは、「肝つぶし」。
こういうじっくり聞かせる噺を、ぜひもっとやってもらいたい! 笑いあり、人情味あり、
サスペンスありのよく出来た面白い噺。
私はこの噺の終盤が好きです。芝居上手な吉弥さんなので、「恋煩いで死にそうな
吉松を助けるためには女の生き肝が必要。苦悩した末、寝ている妹に出刃包丁を向ける」
というくだりが、見ていてドキドキ。ちょっとゾクゾクしてしまうくらいイイ!!
恩人の息子を救うため、妹を殺すことに決めたあたりからのワシ(男)の心の揺れや、
葛藤が吉弥さんの高座からビシビシ伝わってくるのです。凶器となる出刃包丁を研ぐ
場面とか、そっと妹の寝所に近付く場面とか、本当に怖い感じで、巧いなぁ~と。
サゲ・・・「肝が潰れた。あーぁ、薬にならんがな」。最後のオチでサスペンスから一転、
笑いになるのもいいですよね。まさに、~笑いとは緊張と緩和~って感じです。

落語とは、完全なる1人芝居である。ナレーションや解説など一切なしの1人芝居。
なので、「肝つぶし」のような芝居がかった噺の場合、演技力も必要なんですよね。
吉弥さんは、新選組!の山崎役だけでなく、いろんな演劇に参加しているので、自然と
演技力が身についているのだと思います。コレって落語家をやるのに、とてもプラスな
ことですよね~。と、しみじみ思いました。

そういえば、東京行きの新幹線の中で、紅雀さんと、吉之丞くんに挟まれて、ぜんぜん
寝れなかったとぼやいていた吉弥さん。帰路は休めたのかしら? ブログを見る限り、
休めてないようですが・・・。(帰りは車内で打ち上げだった模様)

そうそう、最後に紹介するのが遅くなりましたが、夏に発売された「恋寄席通い」という
本に、吉弥さんのインタビューが載っています。
人気落語家9人に大接近! 落語を観たことがない女の子に向けた寄席通いのススメ
って感じの内容なのですが、その9人の中に吉弥さんが入っていて驚きました。(失礼?
上方落語界からは唯一の登板です! FANの方は要CHECKですよ


恋寄席通い―人気落語家9人に大接近! 恋寄席通い―人気落語家9人に大接近!
橋上 寿子 (2006/07/14)
現代書林

この商品の詳細を見る


次回の落語会情報

『桂吉弥のお仕事です 冬』
場所:浅草見番 / 日時:11月12日(日曜日) 14:00開演
チケット:自由席2000円

詳しくはコチラ→http://www.kichiya.net/


banner_02.gif   にほんブログ村 演劇ブログへ

↑ポチっと、ブログランキング 検索にもどうぞ!
スポンサーサイト

該当の記事は見つかりませんでした。

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://airen.blog5.fc2.com/tb.php/370-c5a6f2b0
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。