たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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中村屋兄弟*錦秋歌舞伎*東京公演

15日夜の部を観劇。(IN 日本青年館)

中村屋のご兄弟がはじめて二人で幕を開けることになった今年の錦秋歌舞伎。
今まではお父さんや、中村獅童さんと一緒に全国を回っていたので、もう二人だけでやれる
日が来たんだと感慨もひとしおです。二人+お弟子さんでの舞台でしたが、立派につとめて
いましたよ。う~ん、成長したな。月日の経つのは早い。

【蝶の道行】

お家騒動の煽りで斬首された助国と小槇。二人の死出の旅(道行)をファンタジックに
描いた踊り。仲睦まじかった頃の思い出を踊るうちに、二人は離れ離れに地獄に落ち責め苦
にあう。最後は対の蝶となり・・・。
綺麗でした~。ブラックライトの光の中で妖しく舞う対の蝶。それが去ると牡丹の花を背景
に、黒地の着物の二人が登場! 途中、衣装がぶっかえって、朱鷺色(助国)、柿色?
(小槇)の華やかな着物に、そして最後は白地に薄墨で蝶が描かれた幽玄な着物・・・と、
目にも楽しく美しいので本当にウットリでした。ちなみに小槇が七之助。助国が勘太郎。
しかし、「蝶の道行」。恋仲の二人はお家騒動の犠牲者であるのにもかかわらず、地獄に行く
のは何故なのだろう? と、今日は疑問に思いながら見ていました。
地獄の業火に焼かれながら乱れ踊るのは素敵なんですが、筋として納得いかない(笑)
こんな可哀相な恋人たちは、あの世では天国で幸せに結ばれるべきだと思うのです。どうして?
ともあれ、まさに当座の花といえる若々しく、綺麗なご兄弟の「蝶の道行」。堪能しました。

【妹背山女庭訓~道行恋苧環~】

お弟子さんたちの踊り。いつもは歌舞伎座で、立ち回りや、腰元などの脇をつとめている
お弟子さんたちが大役を踊るという、またとない機会。気合いが漲って熱かったです!!
私、このお三輪を勘太郎で見たいとここ数年思っているのですが、なかなか実現しません。
橘姫を七之助、求女を染五郎か扇雀で見たい!
この演目は長いお話の人気のある一幕(踊りの部分)なのですが、話はとてもロマンティック。
橘姫と求女は、相手がどこの誰なのか知らず、敵同士なのに恋に落ちているわけです。
ロミジュリ? そこに求女に恋い焦がれる杉酒屋の娘・お三輪が割って入って、三角関係に。
お三輪は隣に越してきた求女に一目惚れしてしまったのだけれど、生憎、求女は橘姫に夢中。
一人の男をはさんで、二人は恋の火花を散らすのですが、埒が明かないので、求女は橘姫の
振袖に赤い糸をつけ、それをたよりに橘姫のあとを追うことに……。それでも諦められず、
求女の裾に白い糸をつけて、お三輪もあとを追いかけて行くのですが、お三輪の白い糸は
哀しいかな途中で切れてしまう。こんなお話です。白い糸では、運命の赤い糸には敵わない
のです(涙)。
しかし、憐れなお三輪。この次の段がまたさらに憐れ。う~ん、やっぱり、勘太郎のお三輪が
見たい!! と、そんなことをぼんやり考えながらお弟子さんたちを見ておりました。

【団子売】

勘太郎のお福。七之助の杵造は、数年前の納涼歌舞伎でも見ました。以後、何度か公演して
いるので、二人もすっかり慣れたもの。さらっと踊っておりました。
七之助は相変わらず華奢なので、杵を持って餅をついていると、大丈夫? 私が替わって
あげたいわ~なんて思ってしまいます。お福はどっちり(笑)して見えるのでいいのですが。
仲良し団子売夫婦。なんだか見ていて微笑ましい一幕でした。衣装がちょっと草臥れていた
のが淋しかったな~。

あと、本日は義太夫さんたち+三味線方がイマイチで残念でした。歌舞伎座のように豪華に
はいかないのですね(涙) チケット代が安いのでいいのですが……。
日本の伝統芸能、人材が本当に足りない。
今は伝芸ブームなので、国立から新橋から歌舞伎座から・・・とあちこちで歌舞伎などの
舞台をやっているので、人が足りるわけがない。大変そうです。

兄弟公演、本当に楽しかった! 癒された。大満足。


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