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歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。

平成中村座*千秋楽「法界坊」

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本日は、二ヶ月間に渡った「平成中村座」の千秋楽。演目は『法界坊』でした。

わたしは結構な感激屋さんですが、「この人と同じ時代に生まれてこれて、本当
によかった」と思える人は中村勘三郎さんくらいしかいないかも・・・と久しぶりに
思った。どんだけローな気分でも、勘三郎が揚げ幕からシャランっと出てくると、
一気に陽の気分になる。法界坊は前半がひじょうに馬鹿馬鹿しいので、出てきた
瞬間から愉快だ。そして、中間の殺しの場のゾクゾク感、ラストの桜吹雪の中の
法界坊と野分姫が合体した霊・・・。面白い演目だ。

流石、串田和美。前回の法界坊よりラストが圧巻でございました。
惜しみなく降る桜吹雪、テントなので後ろの搬入口を開けての奥行きのある演出。
隅田川が遠くまであるようなパノラマ的な手法は本当にカッコイイぜ!!
10名で畳二畳くらいの台を担いでその上に、法界坊。高さもあってイイですよ。

本日は千秋楽なので客席にも大量の桜吹雪を舞台から発射。先月の忠臣蔵に引き
続いての、十一月公演も無事に終了! 浅草に建った中村座は数年後までお預け
でございます。2012年かな? 半年くらい浅草に中村座を置いて遊ぶみたい
ですよ。相変わらず、勘三郎パパはバイタリティあるなぁ。

しかし、面白かった。いっぱいエネルギーを頂けました。もうお腹いっぱーいと
思っても、観に行くと面白いのよね。常に進化しているからだ。

本日は席に行ったら、旗が置いてあった。カーテンコールで、再会を願って振る
というモノでした。中村座のすごいところは面白いのもあるけど、スタッフさん
たちの気配りETCも素晴らしいところ。テント小屋みたいなものだから、快適
ではないけれど、気配りと気持ちのいい応対にちっとも不満はなくなる。
ただの劇場の案内係であっても、中村座に携わっていることに喜びや誇りがある
んだろうなぁ。カーテンコールの頃、スタッフなのにボロボロ泣いてる方とかも
いて、座頭・勘三郎他、役者陣の人柄や姿勢が伺えました。
きっと、働いていても幸せな空間だったのね。お客さんもみんな幸せそうでした。
あーいう空間を作れるのってなかなかないから、本当にすごいわ。

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