たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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江戸宵闇妖鉤爪~乱歩歌舞伎~

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江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)

国立劇場でやってる乱歩歌舞伎を観て来ました。乱歩の「人間豹」を新作歌舞伎
にするという稀な舞台。染高麗と幸四郎パパ、最近ジャニ勉に出てたという春猿
おネエさまがメインでした。(ジャニ勉、面白かったそーですね

江戸の闇と、乱歩が好んだ帝都・東京の闇。乱歩は昭和が舞台のが多いですけど、
江戸~幕末~に置き換えても、すごく合う。見事に融合してました。
もともと、乱歩先生は歌舞伎が好きで、先代の17代目勘三郎のファンだったの
ですよね。乱歩の作品には歌舞伎の影響もあるもの。南北と乱歩、共通項は多い。
合うに決まっている。これに気付かなかったなんて、何年、乱歩先生のFANを
やってたんだろうと打ちのめされてきました(笑)

音楽等は、和太鼓、三味線と和物なのにモダンな歌舞伎だった。
最後の染高麗の宙乗りも面白かった。大凧に乗って、途中からは傘でふ~わふわ。
20面相でもいいよ! あの宙乗り! 染高麗はじゃっかん「いのうえ歌舞伎」で、
イキイキと喜々として人間豹の恩田を演じてました。
でも、幸四郎パパが明智で、舞台を重くしてくれるから、贅沢な感じでしたよ。
本当に愉快で、面白く、興味深い歌舞伎だったわ

「人間豹」に、ちょっぴり「孤島の鬼」をMIX。見世物小屋的な不具者たちの
悲哀やら、河原乞食を使って醜悪の中にある美やら真実を出すとか、なかなかに
上手かった。一幕目がやや退屈なのは国立劇場の新作歌舞伎の場合、いつもの
こと。(新作ゆえ世界観の説明や、登場人物の紹介になるので仕方がないわ)

乱歩先生が生きていて、これを観たらすごく喜んだと思う。

個人的に、原作では〈奥さんの文代〉にあまり愛を感じられない明智が、とても
愛妻家で、HOTで、正義にあついのも面白くてなりませんでした。
原作の明智は血の色が青そうですが、この明智は血の色が赤くて「熱い血潮」な
感じなんですよね。歌舞伎は勧善懲悪が好ましい。原作の明智のように、心は
犯罪者。ちっとも正義はなく、むしろ犯罪を手玉にとって遊んでるような人では
困るものね

帰りに脚本も買いました。
乱歩といえば、もうすぐ映画『K-20 怪人二十面相・伝 』も公開ですね
k-20_1.jpg
http://www.k-20.jp/

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