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歌舞伎~夢の担い手たち~ 染五郎&愛之助②

第二部のレポも!

第二部は二人が着物に着替えてのトークと、恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい)
の封印切の一場面をお役をとっかえっこしてやってくれました!! 面白かった。

トークのテーマは上方と江戸歌舞伎の違いって感じだったのですが、深い話はなく、二人
の好きな役の話をしてくれました。染は江戸歌舞伎から3つ。1つは、勧進帳の富樫。
2つ目は、お染七役の鬼門の喜兵衛(悪の華でカッコイイ)。3つ目に、寿曽我対面の
曽我五郎を挙げておりました。
ちなみに新年の興行、江戸歌舞伎は必ず曽我兄弟モノ、上方歌舞伎は傾城モノをやる
というのが決まりとなっております。そんな話も少々出ました。

愛兄は上方歌舞伎から3つ。1つは、寺子屋の松王丸。(→荒事というとお江戸のモノ
のようですが、菅原伝授手習鑑は文楽からきたものなので上方発祥です) 
2つ目は、封印切の八右衛門。3つ目に、同じく封印切の忠兵衛を挙げておりました。

トークは短めでしたが、その間、ずっと坂上さんが染はナルシスト、自分が大好きみたい
なことを言ってからかってましたよ。染も「総体的には、自分が好き」と認めていました(笑)

そして、お楽しみの「封印切」。舞台には畳が二畳分敷かれているものの、セットはなし。
衣装もなしというお芝居だったのですが、面白かったな~。1回目は、染が忠兵衛、愛兄が
八右衛門。2回目は、染が八右衛門、愛兄が忠兵衛をやってくれました。
やった場面は有名な八右衛門の口汚い煽りに、忠兵衛が金百両の封印を切ってしまうところ
のみ。「恋飛脚大和往来」という題のとおり、主役である忠兵衛の仕事は飛脚です。
その飛脚が客から預かっている金の封を切ってしまうということは、死罪を意味するもの。
そして、死を覚悟した忠兵衛は自棄になり、恋人の遊女・梅川を客の金で身請けするの
ですが、幸せなのは一瞬。事情を知った梅川とともに心中を……ってな上方らしい結末に。
その原因になる大事な見せ場を今夜はやったわけですが、役とっかえっこのお陰で、上方と
江戸の違いというか、松嶋屋型と雁治郎型?の違いというかがわかりやすくて良かったです。
しかし、お二人とも近年すごく成長した気がします。衣装も、美術もないのに、あれだけ
魅せてくれるなんて、今夜はお買い得というか、大満足しました。

私、八右衛門が好きなんですよね。上方の色男役は決まって、「色男、金と力はなかり
けり」って感じで、優柔不断だし、たいがい貧乏だし、いいのは顔だけで苛々するから
嫌いなんです。それに、染たちも言ってましたが、八右衛門をはじめとする悪役の言う
ことは正しいんですよ。貸した金を返せとか、道理にかなったことを言ってるのに悪役(笑)
で、貧乏のくせに女の尻ばかり追いかけてるような顔だけがイイ男が、主役で人気がある。
なんかおかしいです。まぁ、それが歌舞伎なんですけれども。
ともあれ、意地の悪い八右衛門という役は見てて憎たらしくて好きです。
「金のないのは首のないのとおんなじや」とか言っちゃうところが素敵!! 
個人的に、私は愛兄が忠兵衛、染が八右衛門の方が気に入りました。染は悪の華っぽい役
が似合うので、八右衛門は華じゃないけど意地悪なのが似合ってると思うの。
愛兄は中身はオッサンですが見た目はノーブルなお坊ちゃん風なので、忠兵衛のがいい!

ともあれ、かなり楽しんだ第二部でした。(拙いレポはこれにておしまい。)

余談ですが、今日は二人でアートスフィアの下にある喫茶店でおち合って、ネタ合わせを
していたそうですよ。早く行った方は目撃できたのでは? 

【お詫び】
愛之助さん、染五郎さんのお名前を愛称で呼んだり、略したりしてごめんなさい。
長くならないようにという配慮と、愛ゆえにですのでお許し下さいませ。


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