たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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三月大歌舞伎初日/夜の部

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昨日に引き続き、今日は夜の部の感想をちょこっと!

三月大歌舞伎・夜の部

近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)盛綱陣屋

寺子屋ではないですが、幼い子供の親を思う気持ちと、やはり首実検の場面が見所
である「盛綱陣屋」。歴史モノというか、丸本歌舞伎もきっちりできる新・勘三郎丈
を堪能できます。勘九郎時代に野田版歌舞伎やNY公演など面白い、型破りな物を多く
やってきたせいか、勘九郎のイメージはそっちの方に固まってしまった感じがする
のですが、丸本物の勘九郎丈もとても素晴らしかったのですよ!!
それを改めて実感した新・勘三郎丈の盛綱。泣きましたよ。
また、高綱一子小四郎役の児太郎ちゃん(福助さんの子供)がすごく良くて感動。
このお話、敵味方に分かれてしまった兄弟の悲劇物なのですが、言えば上司が対立
しているだけのことで、兄弟の間にはなんら憎しみも戦う理由もないんです。
そこが切ない。ほんとうに切ないのです~~。
顔合わせも襲名ならではの豪華さで、脇まで重い役者さんで固めているので、
これが歌舞伎なのよね、としみじみ満足できました。
個人的には勘三郎さんも素晴らしかったですが、和田兵衛秀盛の富十郎さんが良かった。
どうしても、もう一度観たいのでオークション頑張ります(笑)

保名(やすな)

仁左衛門さんの踊る保名。美しい~~。美しすぎました。嵌りすぎですよ!!!

恋よ恋 わが中空になすな恋
恋風が来ては袂に掻い縺れ 思う仲をば吹き分くる
花の嵐に狂いてし 心そぞろにいずくとも 道ゆく人に問えど
岩せく水と我が胸と 砕けて落つる涙には片敷く袖の片思い
姿もいつか乱れ髪 
誰が取りあげていうことも 菜種の畑に狂う蝶 翼かわして羨まし 野辺の陽炎 
春草を素襖袴に踏みしだき 狂い狂いて来りける・・・

清元の名曲ですよね。恋人を失って気を違えた保名。美しい仁左様が踊ると本当に
夢のようでした・・・。黄色い菜の花畑に桜、春爛漫の舞台美術も綺麗でした。

鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)

ぶっちゃけ、ラブコメディーです。可愛らしい世話物です。面白かった~。
身分の高そうな女性(玉三郎)に一目ぼれした鰯売りの猿源氏(勘三郎)。
聞いてみたらその女性は蛍火という名の傾城だという。しかも大名クラスの偉い人しか
相手にしないというので、猿源氏は父(左團次)と計略し大名の振りをして廓へ。
しかし、寝言で鰯売りの口上?を言ってしまい・・・ってな話なのですが、
本当に可愛らしい。仇ゆめのたぬきとか、狐狸狐狸噺の伊之助とか、お茶目で愛しい
人物を演じたら日本一な気がします。大好き勘三郎丈!!!って気分で幕引きとなる
夜の部最後の出し物。これは正解だと思う。

個人的に、今月はどちらかといったら夜の部がお薦めです。口上はないですが、
演目的には夜の部の方がいいかな~。


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-2 Comments

mujiko says..."盛綱陣屋、素晴らしいですよね!!"
はじめまして、mujikoと申します。
私も襲名披露興行で「盛綱陣屋」に感激して、数日後に再度一幕見で行ってしまいました。
私は歌舞伎「超」初心者ですが、ほんとうに、あの重厚なお芝居はゾクゾクものでした。「鰯売」の猿源氏とは好対照で、同一人物が演じているとは思えないほどですね。
昼の部を観にいった友人はやはり「勘太郎の踊りがよかった!」と言っていました。私も行きたいですが、、、もう難しいかな。

P.S.TBさせていただきました。
2005.03.20 13:54 | URL | #rKQ.814U [edit]
あいれん says..."ありがとうございます<TB"
まだブログ初心者でTBの仕方とかよくわからないんですけども。
ありがとうございます~~。

三月大歌舞伎は、『盛綱陣屋』がいちばん好きです。うまく言えないのですが
圧倒されました。
猿源氏はいつもの愛嬌たっぷりな勘三郎さんで、終わりにあれを観て帰るというのは
楽しい気分で良かったです。
また今週末に観に行く予定です。楽しみ♪

2005.03.21 19:10 | URL | #- [edit]

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