たらら~んとしたブログ

歌舞伎・演劇・映画などの感想やら、非日常な日常やら、たらら~んと書いてるブログ。
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河童のクゥと夏休み

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●公式サイト→http://www.kappa-coo.com/
今日は近くの会場でやってる試写会に行ってきました。
「河童のクゥと夏休み」というアニメ映画でございます。妖怪好きなので観た
のですが、なんだこれ、面白い。予備知識0、何の期待も先入観もなく観たの
がよかったのか、たいへん感動しました

話はドラえもんの「のび太の恐竜」と近い感じ。よくある設定の話なんです。
夏休み、少年が河原で見つけた<河童の化石?>を拾って家に持ち帰る。
水で洗っているうちに河童がよみがえり、クゥ~と鳴くので「クゥ」と名付け
飼うことにする。やがて、河童の存在が世にバレてしまいマスコミなどが家に
押しかけてくる。興味本位で、可愛い~☆みたいなよくある反応……。しかし、
河童の持つ能力に恐怖を感じたのか手の平返し。少年は河童を在るべき住処へ
と返すことにする・・・流れはほんとうに「のび太の恐竜」なんですが、違う
のは、とても日常や社会がリアルに描かれており、たぶん子供より大人の方が
胸にズキズキくるような作りです。

まず、脚本がいいですよ。子供向けだからそういう(※お笑い、皆まで見せる
わかりやすさ)サービスもあるけれど、テーマの描き方がとてもシビアで鋭利な
感じです。最後はお約束のお別れでお涙頂戴もあるけれど、それ以外の部分で
私はとても心打たれましたよ。ホロリ。
犬のオッサンっていうキャラが秀逸。その他、キャラクターの造詣も深いです。
ちょっと生意気な妹・瞳とか、河童に浮かれるパパとか、とてもいいですよ。
そして、いじめ、親の勝手による離婚、家族・親子の在り方、自然の大切さ、
ペット問題、悪辣過ぎるマスコミ・・・こういう要素も何気なく織り込まれて
いるのです。ちゃんと問題提議してくれている。考えろ~っていう。けれども、
近年のジブリ作品ほど説教臭くないのがいい。
私は妖怪好きなので、マスコミや自分勝手な人間たちにエレファントマン的な
怒りをとても感じました。

作画は地味ですが、丁寧・綺麗なアニメーションは好感が持てます。河童のクゥ
ちゃんも、最初はあんまり可愛くなく感じるかもですが、見てるととても好き
になります。良い映画だったわ。じんわり。難点もあるけど、監督の作品への
愛情がひしひし伝わってくるので大目に見れます。
河童のクゥは妖怪ですが、本来の人間のあるべき姿を映しているようでした。
謙虚で、感謝の心を忘れない、可愛い河童ちゃんです。江戸弁なのもグー!!
何度か観ても、新しい発見がありそうな本当に良い作品です。

この夏休み、親子で観る映画NO.1だと思います。大人だけで観ても良い!
こういう良作もちゃんとあるのに、西遊記は何故あんなことになってしまった
のかしら? 伝えたいことがあって、それが観客の心に届く映画は、見ていて
とても気持ちがいい。こういうことだよ!とクゥを観ながら、西遊記に思いを
巡らせてしまいました。クゥのような映画こそ、人が入ればいいのにな~。
あ、クゥも長いです。2時間ちょっと。でも、全然耐えられる。試写会の子供
も笑ったり、泣いたりしながら見ておりました。

劇場でもう1回観よう。ついでに、大嫌いだけどクレヨンしんちゃんの映画も
今度観てみます。ずっと、友人に薦められてたのに、しんちゃんが嫌いで観て
なかったのよね。原恵一監督にファンが多い理由がなんとなく分かったので、
ちゃんと観るよ~~。

●映画のお薦め度→★★★★☆(5段階評価)
今年1番お薦めの親子で観る夏休み映画だと思います! 最後の河童ちゃんの台詞
は、使い捨て、飽食な現代社会にピュアな一石を投じてると思う! いろんなこと
を改めて考え直させてくれる、大人と子供が観た後に話し合える映画です。


【観た場所】日比谷東商ホールで、7/21に観ました。

河童のクゥと夏休み 河童のクゥと夏休み
木暮 正夫 (2007/05)
岩崎書店

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↑原作もあったらしい。読んで見たいな!!

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しゃべれどもしゃべれども

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国分太一の主演映画を観て来ました。
原作も大好きだったので、映画も楽しみにしていたのですが面白かったです。
とにかく、太一がスゴイのだ。ほんとうに二つ目の落語家に見えるの。巧さ
まで二つ目なの。すごくリアル。太一やるな。

子役の男の子が枝雀落語「まんじゅうこわい」をやるんだけど、これもスゴイ。
枝雀落語を好きになった子供が、真似してやってるってわかる枝雀落語なの。
脳内に枝雀さんの「まんじゅうこわい」が浮かぶ出来栄え。
なんだか、ジンワリしてちょっと泣けたわ。

香里奈ちゃんも、今回は原作イメージに近くぴったりでした。「僕の歩く道」
の時は、この大根女優め!と思ってプンプンしてましたが、五月役はピッタリ。
あの芝居があってる感じ。適所適材。
細かいところに落語家さんもチラチラと出ているし、ロケ地が落語FANなら
すぐわかる感じで楽しい。浅草のほうずき市もよかったわ。私が大好きな世界。
良い映画だったな~。しみじみ。

●映画のお薦め度→★★★★☆(5段階評価)
私が枝雀FANなのと、落語の監修というか指導を柳家三三さんがしているので
贔屓目も入れて★4つ。温かい気持ちになれますよ。

西遊記ワールドプレミア

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↑当たった葉書。2通当てたので友達4名で参加することに

行って来たよ~
15時半~座席指定券に交換なので、14時過ぎ頃に行きました。
貰った席は、真正面のセンターブロックだったけど、後ろが撮影カメラという
最後尾!!! 私は本当に最後尾を当てるのが上手いよ(泣) スマや慎吾だと
いつも運がない。でもまあ、ドームとかに比べれば、どこでも見やすい国際
フォーラムAなので、入れただけで良しとする。贅沢は言っちゃイカン。

舞台挨拶。まずは主題歌を歌った新人歌手が1曲歌います。ステージはお金を
かけて、セット組んでた。ワールドプレミアだから、派手にってことでしょう。
そして、歌のあと御一行様+今回のヒロイン・多部未華子、監督が登場~~♪
司会進行は、CXの笠井アナです。
慎吾は、ゴクウの扮装かと思ったら、カーキ色のスーツに、キンコジ+如意棒を
持って登場。顔小さくて、超かばいい!! かばいい~~!!!
ちなみに、キンコジは純金+ダイヤ、如意棒も純金仕様で5900万円だそう
です。豪華だぜ。でも、痛そうだったよ。キンコジ。
キラキラした安っぽいキンコジが可愛い~と思ってたら、本物だった!!
コメントは「とにかくスゴイです。面白いです」ばかりだったな~~
気になる方は、ワイドショーやスポーツ新聞を見てねん。
慎吾は最高に可愛いですので!!! 超可愛いですので!!!

しかし、映画。

微妙かも…。多くは語るまい。ニセ御一行様(剛、南原、倖田、猫ひろし)の
カメオ出演の他に、三谷さんも出ております。三谷さん、超ウケた。

今回の映画は多分、「ブレイブストーリー」「ゲド戦記」的な失敗をしてます。
テーマは悟空の台詞じゃなく、エピソードで描き出すべきである。
そして、ターゲット層をどこに絞ったのかが曖昧で、見ていて気持ちが悪い。
子供が対象なら、ヒロインはもっと幼い子役の方がいい。子供が悟空と一緒に
悪い妖怪と戦って、なにかしら成長する物語に描くべきだった。
NIN×NINは、いじめられっ子(ハブんちょ)の子供が、ハットリ君と
出会い、事件に巻き込まれ、その末に自分から1人でも友達の輪に入れるよう
になる・・・その勇気をもらった映画だから感動した。ジュブナイルも子供達
がテトラと一緒に夏休みに冒険することで成長し、爽やかな感動が生まれた。
先日見た鬼太郎も、父子家庭の子供が、パパのために鬼太郎と頑張るから
感動できた。そういう大事な部分が、劇場版「西遊記」にはないのです。

御一行の友情(なまかの絆)、猿とお師匠様の師弟愛なども、まったくといって
描いてないのも、いかがなものか?
アクションやギャグ要素はあるけれど、ドラマが弱い。
私はほんとうに落ち込んでしまいました。

慎吾が可哀相だーー!!

要らないシーンが多いせいで、2時間もあるのも子供向けには長過ぎる。
このストーリーなら、1時間半に編集し直せるからしろ!!
もし、これが大人向けであるならば、恋愛要素を足して、悟空の生い立ちや、
孤独な部分をクローズアップしたような切ないエピソードを描け~~!!

あ、長く語っちゃった。

追伸:管理人、慎吾ファンにつき、慎吾さんに甘い発言ですが、正直言うと、
慎吾さんの芝居もイマイチです
あと、上から目線ですみません。まあ、感想は自由だから。これだけは言える。
こんな酷い脚本でいいなら、私でも書けます。仕事下さい!!

2006年に映画館で見た「映画」を振り返る。

1月14日 THE有頂天ホテル           
1月25日 SAYURI
2月1日 博士の愛した数式
2月8日 天空の草原のナンサ
2月23日 シネマ歌舞伎 野田版鼠小僧
3月28日 ブロークバックマウンテン
3月30日 ドラえもん のび太の恐竜
4月6日 ホテル・ルワンダ
4月11日 寝ずの番
5月11日 ヨコハマメリー
5月11日 かもめ食堂
5月17日 RENT
5月24日 プロデューサーズ
5月31日 ブロークン・フラワーズ
6月7日 ダヴィンチコード
6月14日 明日の記憶
7月5日 カサノバ
7月12日 嫌われ松子の一生
7月12日 ブレイブストーリー
7月20日 日本沈没
8月6日 はちみつとクローバー
9月6日 ユナイテッド93
9月8日 トランスアメリカ
9月11日 ゆれる
9月13日 キンキーブーツ
9月20日 出口のない海
9月27日 フラガール
11月4日 上海の伯爵夫人
12月7日 武士の一分
12月13日 人生は奇跡の詩
12月13日 敬愛なるベートーヴェン
12月16日 犬神家の一族
12月26日 王の男

33本観たようです。忘れてるのあるかもですが・・・。
この33作品の中でBEST5を決めてみようと思う。

1位 キンキーブーツ

低予算、有名な役者は出ていない。でも面白い。こういう脚本がいい映画が好きです。
2位 トランスアメリカ
とにかくハートフル。心温まりました。もう一度劇場で観たい。
3位 ヨコハマメリー
ドキュメントですが心打たれた作品。
4位 カサノバ
映画らしい映画。観ている間ずっとドキドキしました。
5位 フラガール/ゆれる
邦画はこの2作品。フラガールは素直に感動した。ゆれるはヤラレタ!! ともに監督が
優秀だ。次回作もぜひ観てみたいと思う。

そして、ワースト1ですが、「ブレイブストーリー」が詰まらなかった。
あと、最近だと「王の男」が期待ハズレでした。

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武士の一分 

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【内 容】
山田洋次監督の藤沢周平時代劇映画化三部作の最後を飾るヒューマンドラマ。
主演に『2046』で世界にも活躍の場を広げた木村拓哉を迎え、幕末に生きる武士の名誉
と夫婦のきずなを描く。妻役の檀れいやかたき役の坂東三津五郎ほか、緒形拳や桃井
かおりなど、日本を代表とする実力派俳優が勢ぞろいする。「武士の一分」とは、侍が命を
かけて守らなければならない名誉や面目の意味。そのタイトルが指し示す人間ドラマは、
観るものの心を揺さぶる感動巨編。(シネマトゥデイ)

【感 想】
実は公開されてすぐに観ました。良くもないけど悪くもないというのが私の素直な感想。
カメラ、音楽、美術等のスタッフ達の、木村さん言うところの『ものづくり』は素晴らしい
と思いました。優秀な人材を集結させていますよ。流石です。
ただ、肝心の主演が・・・。やっぱりどうしても木村拓哉は、木村拓哉なのである。
三村新之丞じゃないのだ。とくに前半の盲目になる前までは、いつものTVドラマと変わら
ない感じで、あちゃ~なんて思ってしまいました。
でも、目が見えなくなってからは、何故かあまり気にならなくなり、話にすんなり入って
いけました。剣道少年だったこともあり、殺陣(チャンバラ)もお見事です

「武士の一分」は武士道を描いたというよりも、夫婦の情愛を静かに描いた作品でした。
日本の片隅で、質素に倹しく暮らしていた下級武士の夫婦の生活・その愛が、夫の失明
によって壊れていってしまうのか・・・?
夫の為に身を受け渡した妻、それを知ってその相手に一太刀だけでも報いようとする夫。
そのあたりが主軸なので、誰が見ても共感できると思います。とくに夫婦やカップルで
観ると良い作品。

役者陣では、笹野高史と坂東三津五郎がイイ!! 正直、夫婦の話はどうでもいいから、
こっちの二人の話が見たいと思ってしまった(笑)
時代劇映画は初めての木村、映画出演が初めての壇れい。ともに大健闘だったとは思い
ますが、『武士の一分』は脇の役者陣の名演にかなり救われている。脇のお陰でなんとか
なったと言ったら怒られそうですが、キリッと引き締まった感は否めません。
笹野さんがこういう役が得意なのは承知ですが、あの三津五郎ちゃまのエロ悪ぶりは
超イイですね。色悪と書くより、エロ悪です

結局、良くもなければ悪くもないってのがいちばんこの映画を的確に表現している気が
します。個人的に、あまり感動できなかったのは三村新之丞=木村拓哉がイイ男すぎる
所為かもしれない。あんなイイ男だったら、盲目になろうが、身寄りがあろうがなかろうが、
傍にいたいと思っちゃうもの(笑) こういう役は、できれば香川照之とか、中井貴一とか
で観たいですよ。絶対号泣しちゃう・・・。

●映画のお薦め度→★★★☆☆(5段階評価)
木村拓哉がカッコイイ! 夫婦やカップルで観ると愛が深まるかも!!


【観た場所】丸の内ピカデリーで、12/7に観ました。

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